東日本電信電話株式会社のプレスリリース
NTT タウンページ株式会社(代表取締役社長:村田 和也、本社:東京都港区虎ノ門 3-8-8)は、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用してさまざまなマーケティング情報を提供しており、自社が運営するタウンページデータベース商品紹介サイト( https://www.ntttp-db.com/ )では、独自の都道府県ランキングを発表しています。
全国の事業所・店舗の電話番号や業種が登録されているタウンページデータベースを活用し、様々な都道府県別業界のランキングを発信することで、マーケティングやビジネスのヒントとなるような世の中の動きをお届けしていきます。
【日本の国民食の代表格!カレー店都道府県別登録件数ランキング】
日本の国民食のひとつ、カレー。トロッとしたカレールーに玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・肉を入れたものが定番メニューとして知られていますが、明治期にカレーを持ち込んだイギリスや本場インドでもそのようなカレーは見られません。
今回は、国民食にまで成長したカレー店の、10年間の登録件数推移と都道府県別の登録件数ランキングをご紹介しています。
https://www.ntttp-db.com/post/ranking015
2.タウンページデータベースの概要
タウンページデータベース(TPDB)は、約600万件(2022年3月時点)の事業所・店舗情報が、約1,900の業種ごとに分類された著作物で、主に国産カーナビや 110 番の通信指令台で導入されている他、各事業者さまでは顧客データベースの構築などに広く活用していただいております。新設された会社の情報や住所移転、廃業店舗情報は、毎月更新により鮮度を維持しています。過去 30 年間のデータベースをアーカイブとして保管しており、最新のデータベースと組み合わせて比較検討できる統計情報を保有しております。
https://www.ntttp-db.com/
※タウンページデータベースは NTT 東日本・NTT 西日本から委託を受けた NTT タウンページ株式会社が提供しています。
【参考資料】
最新!日本全国ランキング
日本の国民食の代表格!カレー店都道府県別登録件数ランキング
日本の国民食のひとつ、カレー。トロッとしたカレールーに玉ねぎ・にんじん・じゃがいも・肉を入れたものが定番メニューとして知られていますが、明治期にカレーを持ち込んだイギリスや本場インドでもそのようなカレーは見られません。日本人独自にアレンジを重ねていることから、海外の人からは日本料理とさえ思われています。
国民食にまで成長したカレーですが、アレンジのしやすさから数十種類のスパイスを混ぜた独自のスパイスカレーが誕生し、数々のカレー専門店を渡り歩く熱烈なファンも登場しました。カレー好きの多い日本では各地でカレーイベントも開催されています。中でも神奈川県横須賀の「よこすかカレーフェスティバル」、大阪府吹田の「カレーEXPO」、東京都神田の「神田カレーグランプリ」はカレーイベントの中でも日本最大級を誇ります。
今回は、全国のカレー店の登録件数の推移から業界の今を考察し、全国でどの都道府県にカレー店が多く展開されているのかを調査しました。
カレー店登録件数の推移
はじめに、2013年から2022年までの全国のカレー店の登録件数の推移データをご紹介します。
出典:「タウンページデータベース」(NTT東日本・NTT西日本)NTTタウンページ株式会社調べ
2013年から2017年まではそれほど大きな変動はありませんでした。専門店や海外からの出店も増え、日本のカレー業界はある種飽和状態を迎えていたのかもしれません。2018年からは登録店舗数の減少に拍車がかかり、2022年には2,598店舗にまで減少、2014年に3,015店舗あったピーク時に比べ、約400店舗減少となりました。
業界内での熾烈な競争やコロナウイルス流行の影響で店舗運営が立ち行かなくなったことも影響しているのでしょう。カレーはコロナ前からデリバリーが展開されておりコロナ禍に適した業態ではありましたが、店舗運営が中心であったため、他の飲食店に比べれば打撃は小さいものの業績を大きく落としてしまったことが原因のひとつと考えられます。
地域別に見る「カレー店」登録件数
続いて、2020年から2022年にかけての都道府県別のカレー店の登録件数の推移と10万人あたりのカレー店の調査結果をご紹介します。
出典:「タウンページデータベース」(NTT東日本・NTT西日本)NTTタウンページ株式会社調べ
2020年の人口10万人あたりのカレー店登録件数トップは石川県・北海道・富山県で、2021年もその顔ぶれは変わりませんでした。
2021年の10万人あたりの登録件数は石川県が5.47店舗、2位の北海道で4.31店舗、3位の富山県は3.00店舗でした。2022年は3位に大阪府が入り富山県が4位となりましたが、10万人あたりの登録件数の差はたった0.01と、かなりの激戦でした。
また5位から10位については、2020年・2021年と順位に変動はあるもののほぼ顔ぶれは変わらない結果となりました。
【1位】石川県
日本海の新鮮な海産物の宝庫で伝統的な和食のイメージが強い石川県ですが、実はカレー好きな県民性でもよく知られています。中でも「金沢カレー」と称されるカレーは知っている方も多いのではないでしょうか。特徴としては、濃いめのルー、ルーの上に乗っているカツ、そしてそのカツにソースがかかっていること、などが挙げられますが、店によって多少違いがあるようです。
【2位】北海道
北海道は北のカレー王国と言われるほどのカレーの名地です。特に札幌発祥のスープカレーは大人気で、ジンギスカンやラーメンと並ぶ名物フードとして全国から求める人がいるほど。新鮮な野菜をふんだんに使用したスープカレーのおいしさは格別です。
スープカレーの他、クリームソースをベースにして作るホワイトカレーも北海道のご当地グルメです。
【3位】大阪府
カレー激戦区の都市大阪。創業100年を超える名物カレー店など老舗カレー店も存在感を放っていますが、近年静かな盛り上がりを見せているのがスパイスカレー。独自に調合したスパイシーなカレーで、ご飯と合わせる、出汁を使うといった点が特徴で、スパイシーなのにあっさりとした味が新感覚。日本最大のカレーイベント「カレーEXPO」は大阪府吹田市の万博公園で開催されています。
まとめ
コロナショックはカレー店にも依然大きな影響を及ぼしているようです。異業種からの参入が相次いでいるものの、まだまだ登録店舗数の増加には至っていない現状です。コロナ渦の影響が小さくなりつつある今、どのようなスピードで業界が回復していくのか今後の動向に注目です。
タウンページデータベースでは様々な統計データを用いたマーケティングソリューションのご提供が可能です。データ利用でお困りの際は、ぜひご相談ください。
2022年9月執筆
【調査概要】
都道府県別 人口約10万人に対する「カレー店」の登録件数分布及び年別の推移を掲載しています。
■対象期間と抽出方法:2020年・2021年・2022年の各4月時点で、タウンページデータベースの業種分類「カレーハウス」に登録されている件数を集計し算出。
※1人当たりの登録件数は、小数点以下数桁になるため10万人換算をしています。
タウンページデータベースについての詳細はこちら
https://www.ntttp-db.com/
【本件に関するお問い合せ先】
企画部 マーケティング戦略推進室 企画担当
TEL:(03)5776-4446 / mail:msen-kikaku@ntt-tp.co.jp