一般社団法人 福島市観光コンベンション協会のプレスリリース
福島市の繁華街で居酒屋を経営する「炉端酒家たすいち」(本店:福島市置賜町)と「母家たすいち」(2号店:同左)は、3号店となる「たすパン」を2022年5月に福島市新浜町に開業しました。テイクアウト専門でパンやドリンクなどを販売してきましたが、9月下旬には新たにカフェスペースをオープンし、炭焼きハンバーガーやコーヒー、軽食メニューの提供を開始します。
■たすパンのこだわり
私たちのこだわりは、パンの生地に北海道産の小麦100%と天然酵母を使っているところ。店内キッチンで1日に何度も焼き立てを提供します。「美味しくて体にも優しい、赤ちゃんや子どもにも安心して食べさせられるパンを作りたい」という想いで毎日パンを焼いています。
■カフェメニューの目玉は、炭焼き×自家製パン
居酒屋「たすいち」の1号店と2号店は炭焼きを売りにしているお店ですので、3号店「たすパン」も炭焼きと自家製パンを組み合わせ、強みを活かしたメニューを展開する予定です。お客様の目の前のオープンキッチンで炭焼き調理するので、ライブ感も楽しんでもらえます。
■「たすパン」開業の背景
居酒屋「たすいち」の1号店・2号店は、コロナ禍でお店を開けられない時期があり、スタッフの雇用も不安定でした。客足がガクンと減ったことで「やりがいがなくなってしまった」と辞めていったスタッフもいました。
「スタッフのやりがいや雇用を守るためには、全く業態の違う店をつくろう。昼にパン屋さんをやってみよう」と思い立ったのが開業のきっかけです。
スタッフはそれぞれの店舗で別々に雇用していますが、居酒屋での調理経験を調理パンに活かしたり、パンの開発や仕込みを手伝ってもらうことで各スタッフの得意分野を活かしています。
■良い相乗効果が生まれる
居酒屋とベーカリーでは全く業態が異なるので、客層も違います。
居酒屋のメイン客層はサラリーマンや大人の男性。一方、たすパンの客層は、女性や子ども連れ、主婦層の方、年配の方など幅広いです。
各店舗でお客様に周知することで、居酒屋のお客様がたすパンに来店されたり、たすパン常連のお客様が居酒屋を訪れてくれたりと、良い相乗効果も生まれています。売れ残ったパンを居酒屋でお手頃価格で販売したところ、お客様にも好評でした。
■新たな客層を呼び込むための取り組み
7月末から9月末までは福島市の桃をフックにしたキャンペーン「ふくしまピーチホリデイ2022」に参加し、「まるごと!!ももスムージー(税込580円)」と「ピーチパイ(税込300円)」を販売しています。
※スムージーは桃が収穫できる期間のみ提供するため、予告なく終了する場合があります。
また、DMO(一社)福島市観光コンベンション協会が開発した、福島の旅の思い出を残せる「トラベルノート作成キット」もカフェスペースに設置予定。こうした取り組みを通して、地元の方はもちろん、県内外の方にも喜んでいただけるような店舗づくりを進めています。
関連リンク:ふくしまの旅の思い出をカラフルな絵日記に!福島市観光案内所「トラベルノート作成キット」が大反響
https://www.f-kankou.jp/news/15812
■今後の展望
お客様に美味しくて体に優しいパンを食べてもらい、健康になっていただきたい。そんな想いで私たちは「お客様の健康に寄り添えるお店」を目指します。
今後は、店舗2階にあるフリースペースで、健康に関する勉強会やイベントなども開きながら、地域の人たちに愛されるお店に成長していきたいと考えています。