公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団のプレスリリース
横浜開港資料館(所在:横浜市中区、館長:西川武臣、管理運営:公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)では、鉄道開業150年を記念して株式会社ありあけ(本社:横浜市中区、代表取締役社⻑:堀越隆宏)が数量限定販売する『鉄道開業 150年記念 スフレどら焼き3個入』と『鉄道開業 150年 記念仕様 黒船ハーバーショコラクルミ 5+1個』のパッケージ制作に当館所蔵の錦絵の画像を提供いたしました。
本年は、1872年10月14日に日本で最初の鉄道が新橋-横浜間で開業してから150年を迎える節目の年であり、これらの商品パッケージには、横浜開港資料館が所蔵している立斎広重(3代)の錦絵「東京横浜蒸気車鉄道之図」が使用されています。鉄道開業当時の横浜を走る列車の風景が描かれ、往時を彷彿とさせるデザインとなっています。
文化庁に認定された「横浜開港資料館における文化観光拠点計画」に基づき、横浜開港資料館では、令和3年度より共同申請者である山下公園通り会、横浜中華街発展会協同組合、協同組合元町エスエス会に加入する事業者に向けて、所蔵資料のデジタル画像の無償提供プログラムを実施しており、本商品はその一環としてご利用いただきました。
どちらの商品も横浜開港資料館ミュージアムショップほか、ありあけ直営店舗、百貨店、量販店、駅売店、ありあけオンラインショップ、amazon 店等のありあけ取扱店で販売いたします。ぜひお買い求めください。
【商品に関するお問合せ】
株式会社ありあけ https://harbour-world.jp/
住所 横浜市中区山下町26-1
広報 藤原 090-8084-0885
- パッケージに使用された錦絵
「東京横浜蒸気車鉄道之図」立斎広重(3代) 明治8年 横浜開港資料館蔵
鉄道開業から3年後、明治8年(1875)の作品です。横浜駅(「横濱ステーシヨン」)を出発する列車と横浜港内に停泊する異国船が描かれています。
- 横浜開港資料館 施設概要
【名称】 横浜開港資料館
【所在】 横浜市中区日本大通3
【概要】 横浜開港資料館は、横浜開港百年を記念して実施された「横浜市史編集事業の資料を基礎に、昭和56年(1981)6月2日の開港記念日に開館しました。この地は安政元年(1854)の日米和親条約締結の地であり、また、旧館は旧イギリス総領事館(横浜市指定文化財)です。19世紀半ばの開港期から関東大震災に至る時期を中心とした資料を収集・保管、整理し、調査研究を行い、その成果を常設展や企画展で紹介するとともに、閲覧室で公開しています。横浜開港資料館は資料を通じて横浜の歩みを次の世代に伝える「近代都市横浜の記憶装置」としての役割を果たしている施設です。
【管理運営】 公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団
【所蔵資料】 幕末から昭和初期までの、横浜に関する歴史資料約27万点を収蔵し、近代横浜の政治・経済・文化など幅広い分野の資料、古文書・海外資料・新聞・雑誌・図書・写真など様々取り揃えています。
【公式HP】 http://www.kaikou.city.yokohama.jp/
- 文化庁認定「横浜開港資料館における文化観光拠点計画」について
この計画は、文化の振興を、観光の振興と地域の活性化につなげ、これによる経済効果が文化の振興に再投資される好循環を創出することを目的として、令和2年に施行されたいわゆる「文化観光推進法」(※1)に基づき、文化観光拠点施設を中心に、文化についての理解を深める機会の拡大と国内外からの観光客の来訪を促進させ、文化・観光の振興、地域の活性化の好循環を全国各地で創出するため、文化庁が認定している計画です。
横浜開港資料館は「横浜開港」の歴史を中心に文化振興を観光と地域活性化に結び付ける拠点となることを、共同申請者である山下公園・元町・横浜中華街の各団体とともに目指しています。
本計画は、所蔵資料のデジタルアーカイブによる公開をはじめ、所蔵資料を活かした商品化に関する取組や旧英国総領事館の修繕、展示新設など、全部で16の事業で構成され、令和3年度より事業を進めています。
※1「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律」
※2文化観光推進法に基づき認定した拠点計画及び地域計画
文化庁ウェブサイト:https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/bunkakanko/92441401.html