パルシステム連合会のプレスリリース
パルシステム茨城 栃木(本部:水戸市梅香、理事長:青木恭代)はこのたび、農事組合法人葉菜野果産直(茨城県茨城町、井川博之代表)で、生産者と利用者による農産物生産の二者間認証を目的とする「公開確認会」を開催しました。オンラインによる生産現場の動画視察などで、箕輪竜さんが生産する長いもの栽培履歴や生産方法を確認し、相互の理解を深めました。
当日は、全国にあるパルシステムの産直産地の生産者と利用者が組織する、「生産者・消費者協議会」のメンバーを中心に86人が参加しました。
今回の「公開確認会」の対象産地となった葉菜野果産直代表の井川博之さんは、産地の理念やあゆみ、栽培の品目やこだわりなどを報告しました。毎年実施している「とまとまつり」や「さつまいも栽培体験」など、利用者との交流企画の様子も紹介されました。
長いも生産者の箕輪さんは、土壌分析による土づくりをはじめ、種芋植付けや肥料散布、支柱張り、除草、収穫、洗浄、パック詰めと、出荷までおよそ一年かかる生産の流れを説明しました。
圃場・帳票類監査のまとめを発表
「公開確認会」の開催前には、8人の利用者が監査人として圃場や帳票類の監査を実施しました。生産者による当日の報告内容や質疑応答も踏まえ、各自の監査結果を報告しました。組織定款や総会資料、栽培記録や生産工程の管理書などの確認とヒアリングにより、適正な栽培と生産、出荷の管理がされていることを確認しました。
生産者・消費者協議会の生産者幹事を務める水俣・不知火ネットワーク(熊本県宇城市)代表の澤村輝彦さんは、「国内№1の長いもをめざして欲しい。期待しています」と監査報告をまとめました。
長いもレシピコンテスト表彰式も
監査報告の後は、事前に利用者から募集した、長いもレシピコンテストの入賞作品を表彰しました。「箕輪竜賞」には「長いものゴロゴログラタン」が選ばれ、厳粛な監査報告から楽しい雰囲気へと一変し、参加者一同の笑顔が見られました。
井川さんは最後に、「40年近くの取り引きが続き、世代交代が必要な時期にきています。若い世代の新しい考えで産地をさらに盛り上げ、皆さんとともに今まで以上に意見交換の場を作り、生産と消費をつなげいきたいと思います」とあいさつしました。
▼事前監査の様子
【組織概要】
生活協同組合パルシステム茨城 栃木
所在地:茨城県水戸市梅香2-1-39、理事長:青木恭代
出資金:63.2億円、組合員数:13.8万人、総事業高:183.6億円(2022年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-ibaraki.coop
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,569.1億円/組合員総数168.3万人(2022年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp