キユーピー株式会社のプレスリリース
キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:髙宮 満、以下キユーピー)は、12月10日(土)にキユーピーの見学施設「マヨテラス」(東京都調布市)で、グループ従業員の希望者を対象にした「パパのための離乳食教室」を開催しました。
キユーピーでは、従業員が育児休業を取得しやすいよう制度を整え、過去5年の男性従業員の育休取得率※1は80%前後で定着しています(グラフ1)。
さらに今年10月1日からの出生時育児休業(産後パパ育休)※2の新設に加え、当社独自の育児支援として、出生から2歳までに男女ともに出生時育児休業・育児休業の最初の10日間を有給とするなど、より柔軟で計画的な取得が可能になりました。
今回、男性従業員の積極的な育児参加の後押しを目的に、従業員を対象にした「パパのための離乳食教室」を実施しました。2023年には一般のお客さまを対象にした同企画の実現を目指します。
「パパのための離乳食教室」概要
日 時:2022年12月10日(土)15:30-16:30 |
※1 育休取得率:子どもが生まれた年に育児休業を取得した比率。
※2 出生時育児休業(産後パパ育休):育児・介護休業法の改正で 2022年10月1日から施行された新しい制度。従来の育児休業に加え、子どもの出生後8 週間以内に最長28日間、2回まで分割して取得できる。
- 最もやらない育児は「離乳食作り」!? 離乳食を基礎から学ぼう!
子どもがいる男性従業員を対象にした事前アンケートでは、「ミルク作り」や「おむつ替え」などと比べ、「離乳食作り」をやっていない・やったことがない人が多いことが分かりました。「離乳食作り」は「難しい」「知識がないからできない」と感じ、他の“育児”と比べて一歩踏み出すのにためらってしまうものと考えられます(グラフ2)。
そこで本企画は、離乳食の基礎知識を知る講義からスタート。赤ちゃんの体の発達に合わせた具材のサイズや、離乳食を作るとき・食べさせるときのポイントに始まり、さらに実践に備え、衛生面の注意点や、離乳食作りで使える便利グッズなど、お役立ち情報も紹介しました。
- いざ、離乳食作りに挑戦!「ハードルが下がった」「大変さを実感」
基礎知識を学んだところで早速実践へ。続いてベビーフードを使った離乳食作りです。初期コースは「しらすとかぼちゃのおかゆ(5カ月頃から)」、中後期コースは「レバーと野菜のパンケーキ(9カ月頃から)」を作りました。
試食をしながら、「ベビーフードに少し手を加えるだけなのでハードルが下がった」「手軽だし栄養面でも実践的」「離乳食作りの大変さを実感。一緒にやりたいと思った」と、思い思いの感想が溢れました。
- パパ同士の交流で情報交換や、悩みを共有。“きっかけ”が育児参加の後押しに
パパ同士の交流会では、参加した理由について、「一緒にやりたくてもどうすればよいか分からなかった」「第一子のときにできなかったので、次こそは!」と、家庭での実践を意識した参加者のほか、「3人の子どもがいるが離乳食作りはしてこなかった。どんなものか知りたいと思い、それを3人の子どもや、これから子育てする人にも伝えたかった」と、子どもが大きくなり改めて関心を持った参加者もいました。
「手づかみ食べはどうやって練習すれば?」などの質問には、他の参加者から経験談も交えた意見が挙がるなど、貴重な交流の場となりました。
さらに「家に持ち帰って活用できる情報が多かった」「父親の育児参加を促す後押しになる」など、本企画のような“きっかけ”さえあれば、積極的な育児参加につながる可能性が感じられる意見も聞かれました。
キユーピーでは、離乳期からの食にまつわる不安や負担の解消を目指して、ベビーフードの製造工場である鳥栖工場から「オンライン離乳食教室(初期編/中後期編)」を定期開催し※3、好評を得ています。今回の従業員パパ向け離乳食教室を受け、2023年には一般のお客さまを対象にした同企画の実施を目指し準備を進めています。「オンライン離乳食教室」に加えて「パパ向け離乳食教室」を実現することで、子育てを楽しみながら親子のコミュニケーションを創出し、家族の笑顔あふれる食卓に貢献していきます。
※3 キユーピーアヲハタニュース 2021 No.33 https://www.kewpie.com/newsrelease/2021/2086/