株式会社梅林堂のプレスリリース
株式会社梅林堂は2022年12月1日(木)~2023年1月31日(火)の期間「第3回年賀状展」を開催中。熊谷市書人連盟会員による作品48点を展示。【芸術を身近に】をテーマに身近な存在の「文字」の表現の豊かさを楽しみ、書に親しんで頂く作品展です。入場は無料です。
♦2023年 卯年。48点の年賀状作品を展示。
熊谷市書人連盟会員48名による年賀状作品を展示。2023年の干支「卯」をテーマに、版画・切り絵・立体的に仕上げられたものなど個性豊かに表現しております。作品を通してより身近なものに、親しみをもっていただけるような作品をつくり上げていき地元熊谷の書道文化、地域の発展につながる活動を今後さらに支援して行きたいと思います。新しい生活様式になり 人との関わり方も変わってきている今、あらためて想いを形にしておくる大切さを感じられると思います。是非会場でご覧頂き、何かを思うきっかけになれたらと思います。 (熊谷市書人連盟副会長 入江孝至氏)
♦展示作品紹介(一部)
①作者名 栗崎 浩一路氏
脱兎之勢 無理です のんびりゆっくり歩みます
今年も宜しくお願い申し上げます
※脱兎之勢(だっとのいきおい)とは
逃げていく兎のように動作がきわめてはやいことの例え。
②作者名 依田 祥道氏
一陽来復
甲骨文字にて執筆。
※甲骨文字とは…漢字の歴史の中で最も古い文字。
今から3500年くらい前の殷(いん)の時代に用いられた亀の甲羅や獣骨に刻まれた象形文字。
※一陽来復(いちようらいふく)とはよくない事が長く続いた後で、ようやくよい方向へ向かうこと。
③作者名 柴崎 泉聲氏
初春のおよろこびを申し上げます 元旦
兎
♦年賀状の歴史
現存する日本最古の年賀状とされているものは、平安時代の学者 藤原明衡がまとめた手紙の文例集の中に「春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候」とあります。現在行われているような年賀状のやり取りが、この頃から貴族の中で始まっていたのではないかと考えられています。
江戸時代には寺子屋などで庶民が読み書きを習い、武士階級だけでなく、庶民も手紙をやりとりする事が普通になり、年賀の書状が庶民にも身近な存在になっていったようです。当時江戸四里四方の飛脚代は24文(現在の300円弱)と気軽に書状のやりとりをしていたのかもしれません。
郵便の始まりは明治6年ですが江戸時代の日本にはかなり発達した物流網がありその
お蔭で年始回りの代わりに新年を祝う書状を飛脚に届けてもらい挨拶を簡略化するという、現在の年賀状のルーツともいえるスタイルが早くに生まれたのでしょう。(参考:中江克己.お江戸の意外な「モノ」の値段 物価から見える江戸っ子の生活模様.2003年,PHP文庫,P264)
♦熊谷市書人連盟とは
昭和24年(1949年)に創設。現在まで72年間長きに渡り活動。熊谷市や近隣市町村の人々に書を「親しみやすい芸術」として普及させ、書道文化の発展に多大な貢献をしている。熊谷市内29の公共施設で開催されている作品展「まちかど書店」は、2012年に第1回を開催。以降身近な芸術として書道文化を支えている。梅林堂では2021年より箱田本店にて年賀状展を開催。近年では若い会員の方も増え、今後の活動にさらに期待が高まっている。
〈展示概要〉
「熊谷市書人連盟様 第3回年賀状展」 期間:2022年12月1日(木)〜2023年1月31日(火)
場所:埼玉県熊谷市箱田6-6-15 株式会社梅林堂 箱田本店内
時間:箱田本店 営業時間内(10:00〜18:00)
入場料 :無料 駐車場 有 お問合せ 048-521-4651(梅林堂 箱田本店)
♦株式会社梅林堂とは
元治元年(1864年)創業。お菓子のおいしさを追求しつ創意工夫を加えながら、埼玉・群馬・東京 多摩地区 全37店舗展開。先あじ、中あじ、後あじ。風味、余韻。そのどれもが梅林堂ならではの色彩。お菓子作りの技術や技能を磨き続け邁進している。
2012年より【梅林堂ギャラリー】を開始。箱田本店・北本東間店・菖蒲店・東浦和店にてシャドーボックスや絵画、書道などを店舗に飾り、様々な分野の芸術家の方を応援し続けております。