開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム「児童労働の撤廃に向けたセクター別アクション」に賛同表明

江崎グリコ株式会社のプレスリリース

江崎グリコ株式会社は、国際協力機構(JICA)が事務局を務める「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」への会員登録と、「児童労働の撤廃に向けたセクター別アクション」への賛同を表明しました。会員同士の協働によるアクションの実践を通じて、カカオ産業における児童労働撤廃に向けた取り組みを加速します。

■「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」
 開発途上国の社会的・経済的・環境的に持続可能なカカオ産業(サステイナブル・カカオ)の実現を目指し、日本国内においてカカオやチョコレートに関わる業界団体はもちろん、企業、NGO、政府機関など多様な関係者が参加しています。会員同士の情報や経験の共有、協働の促進、国内外への発信、外部の関係者との連携強化などを進めています。
・       設立年月:2020年1月
・       会員数:団体52、個人102(2022年12月末時点)
・       事務局:独立行政法人国際協力機構(JICA)

■「児童労働の撤廃に向けたセクター別アクション」
 「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」では、会員間のより活発な情報交換や協働の促進を目的としてテーマごとに分科会が設置されています。同プラットフォームの分科会の一つである「児童労働分科会」では、特に児童労働の問題の解決を目指す企業やNGOが中心となり、児童労働撤廃に向けてそれぞれの立場から期待される具体的なアクションを策定しています。
 Glicoグループは、アクションへの賛同の表明により、会員同士の協働によるアクションの実践を通じて、カカオ産業における児童労働撤廃に向けた取り組みの加速、拡大を推進していきます。

■Glicoグループの「持続可能な調達に関するコミットメント」(2022年4月制定)
 「Glicoグループ調達方針」に基づき、Glicoグループはカカオが抱えている社会課題(児童労働、農家の貧困、森林伐採など)に配慮し、持続可能な方法で生産されたカカオの調達を推進しています。2022年4月に制定したコミットメントは以下の通りです。
・       Glicoグループは、2021-2022年クロップ(収穫年度)以降、購入ルートを通じて生産者に支援を行っているカカオ豆の購入率を100%とします。
・       ガーナにおいて4つの現地支援プログラムを実行します。

1.     2026年末までに、Assin Fosu(アシン・フォス)地区でGlicoがカカオ豆を購入している村において、Child Labor Free Zone(CLFZ)認定要件に準じた児童労働予防・改善の仕組みを構築します。
2.     2025年末までに、Assin Fosu(アシン・フォス)地区でGlicoがカカオ豆を購入している村において、現在学校に通えていない子供たちの全員が学校に通える環境を整備します。
3.     2025年末までの間において、Assin Fosu(アシン・フォス)地区でGlicoがカカオ豆を購入している村に対し、基礎インフラを整備するための支援を継続的に行い、人々のより良い生活の実現を目指します。
4.     2026年末までの間において、Assin Fosu(アシン・フォス)地区でGlicoがカカオ豆を購入している村に対し、肥料提供・営農指導を継続的に行い、農家の生産性と収入の向上を目指します。
 

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