明治19年創業の冨士屋製菓の看板商品「あめ伝説 からいも飴」個包装を撤廃し原点回帰。ペットボトルを再利用したパッケージにリニューアル!1袋あたり40%のプラ削減&品質保持も改善へ

一般社団法人大崎町SDGs推進協議会のプレスリリース

冨士屋製菓 有限会社(本社:鹿児島県大崎町、代表取締役:小野卓也)は、一般社団法人大崎町SDGs推進協議会(所在地:鹿児島県大崎町 代表理事 千歳史郎 以下、大崎町SDGs推進協議会)と連携し、「あめ伝説 からいも飴」のパッケージをリニューアルいたしました。本パッケージには凸版印刷株式会社が独自に開発した素材「メカニカルリサイクルPET・GL」が使用されています。個包装を撤廃し、チャック式の開閉口にすることで、従来品と比べ1袋あたり約40パーセント、さらに最大で年間約250キロのプラスチックの削減が見込まれます。

<本取り組みの背景>
 海外への商品展開を検討し始めたところ、個包装はオーバーパッケージと捉えられ、取引が難しい実情が明らかになりました。また、イベントへの出店などを通じ、子どもたちがSDGsを学び、理解していることを知り、リサイクルを推進する大崎町の企業としても環境配慮型の商品設計や事業について、勉強しなければならないと痛感しました。

 その学びの中で、大崎町SDGs推進協議会の企画の一つ「GREEN KAGOSHIMA」(*1)に参加し、地域の中小企業だからこそ、SDGs達成に貢献できることがあると改めて実感し、自社でできることを探し始めました。協議会とは、以前からSDGsに関する情報交換を行なっており、この度、凸版印刷さんをご紹介いただき、今回採用するに至ったパッケージについて情報提供をいただきました。
 

 今回のパッケージには、リサイクルされたペットボトルが使われています。また、開閉口はチャック式で従来のパッケージに比べて飴が溶けにくく、品質の保持が改善されました。個包装を撤廃したことで製造コストが従来品の約20パーセント削減できるとともに、食品ロスの減少にもつながるのではないかと期待しています。

 もともと弊社は飴の裸売りをしていました。個包装を撤廃することは、初心に帰ることでもあります。今後は、他の商品のパッケージも、順次切り替えたいと考えています。今回のリニューアルが、環境問題やSDGsに関心のある方々にも、弊社の歴史ある「からいも飴」を知っていただける機会になると幸いです。

(*1)GREEN KAGOSHIMA:持続可能な経営を目指す鹿児島県内の企業が集まり、他地域の事例を学びながら、環境に配慮した企業活動や事業を考える月一の勉強会。2022年6月に協議会と鹿児島相互信用金庫が共催で実施。|https://www.osakini.org/greenkagoshima-2022/

▲左が新パッケージ、右は従来品。同じ環境で一年間保存され、従来品は飴が溶けてしまっているが、新しいパッケージは一つひとつの飴が販売開始当時のまま

<商品紹介>

  • 商品名:あめ伝説 からいも飴
  • 内容量:150g
  • 価格:324円(税込)
  • 砂糖不使用のいも飴です。ほんのり素材の甘さを味わえます。原材料の95%は工場から半径35キロ圏内でとれたものを使っています。添加物不使用なことに合わせまして、高温や湿気に弱い為、開封・未開封に関わらずご購入後はお早めにお召し上がりください。

<冨士屋製菓 有限会社>

明治19年創業“いも飴一筋”100余年今も変わらない伝統の味の『からいも飴』を作っています。疲労回復の無添加食品として、子どもから大人まで親しまれています。

  • 住   所:鹿児島県曽於郡大崎町假宿1194
  • 運営責任者:小野 卓也
  • 創   業:1886年
  • U  R  L:http://www.fujiyaame.co.jp/

<団体概要>

  • 所 在 地 :鹿児島県曽於郡大崎町菱田1441 ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅 管理棟2F
  • 代 表 者:千歳史郎(代表理事)
  • 事業内容 : 12年連続を含む合計14回リサイクル率日本一を獲得した大崎町を舞台に、多様なパートナーと協働して研究開発・人材育成・情報発信などに取り組み、サーキュラーエコノミーを推進する。
  • 設  立:2021年4月
  • U R L:https://osakini.org/

今、あなたにオススメ