キリンホールディングス株式会社のプレスリリース
キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、2023年2月20日(月)に、第4回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の環境サステナブル企業部門で「特別賞」を受賞しました。当社は、2019年の第1回と、2020年の第2回の当アワードにおいて、環境サステナブル企業部門で「金賞」を受賞しており、今回で3度目の受賞です。同時に、情報開示の充実度が一定の基準を満たしている企業として「環境サステナブル企業」にも選定されました。
環境サステナブル企業部門「特別賞」受賞理由
生物多様性の課題の解決に貢献する正のインパクトをもたらす特筆すべき取り組みは評価に値する。特定したマテリアルな環境課題が相互連関している点を十分理解した中で、中長期的な目標を掲げ、各グループにおける課題への進捗管理を明確化して取り組み、成果を出しており、グループ全体での総合的な取り組みを高く評価する。「TNFD LEAPアプローチ」と Science Based Targets Networkの枠組みに対応した開示を行う等、常に業界をリードしている点を評価したい。
(「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」審査事務局よりいただいた受賞理由より抜粋)
キリングループはCSV※1を経営の根幹に据えることを宣言し、「酒類メーカーとしての責任」を前提に、「健康」「コミュニティ」「環境」の3つの社会課題の解決に、事業活動を通じて重点的に取り組んでいます。
自然の恵みを原材料に、自然の力と知恵を活用して事業活動を行っているキリングループは、2021年2月には、Science Based Targets Networkが主催するコーポレートエンゲージメントプログラムに国内医薬品・食品業界として初めて参画し、2022年7月に当社が公開した「環境報告書」では、世界に先駆けて「TNFD LEAPアプローチ」を踏まえた自然資本の試行的開示を行いました。当社は、気候変動への対応に加え、これらの議論に積極的に貢献することで生物多様性を含む自然資本※2に関する取り組みを加速させ、複合的に発生し相互に関連する「キリングループ環境ビジョン2050」で掲げる4つの課題(生物資源・水資源・容器包装・気候変動)に、統合的に取り組んでいきます。
※1 Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造。
※2 自然資本とは、再生可能及び非再生可能資源や生態系サービスのフローを社会に供給する自然資産のストック
今後もキリングループは、豊かな地球の恵みを将来にわたって享受し引き継ぎたいという思いを、バリューチェーンに関わるすべての人々とともにつなぐべく、さまざまな社会課題に対する取り組みを積極的に進めていきます。
<参考>
・キリングループ環境ビジョン2050 https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/mission/
・キリングループ「環境報告書」2022 https://www.kirinholdings.com/jp/investors/library/env_report/