横浜市のプレスリリース
横浜市は、市内に残された貴重な水田の保全に取り組んでいます。横浜市戸塚区東俣野町の生産者とともに始めた酒米づくりも今年で3回目となり、冷涼な湧水と米作りのプロ達に育まれた自慢の酒米で日本酒が完成しました。ぜひこの機会にご賞味ください!また、今年は栽培の効率化を支援する企業 ベジタリア株式会社の協力により、東俣野版酒米栽培ごよみも作成しました。
☆日本酒について
商品名:天青 横濱魂(てんせい よこはまだましい)
種 別:純米酒(精米歩合60%) 米の品種:五百万石
特 徴:東俣野町で湧水を使って生産された良質な酒米を100%使用した純米酒。
新酒らしく爽やかで米の味わいを感じられる食中酒に仕上がりました。
(日本酒度:+3、酸度:1.9、アルコール度数:15度)
製造者:熊澤酒造株式会社(茅ヶ崎市香川7-10-7)
価 格:720ml 1,903円(税込)
取扱店:横浜市内7店舗
三河屋かみや(西区・シャル横浜ほか)、元町愛知屋(中区・元町ショッピングストリート)、
2416MARKET CAVE(西区・ニュウマン横浜)、横浜君嶋屋(南区)、吉祥(港北区ほか)、リカー
ショップ松本屋(戸塚区・トツカーナモール)、つるや(戸塚区)
※限定品のため、販売数に限りがあります。販売開始日は店舗によって異なる場合があります。
☆戸塚区東俣野町の酒米づくり
横浜市は、良好な農景観の形成や生物多様性の保全など多様な機能を有する水田の保全に取り組んでいますが、担い手の確保等の課題に対応するため、平成28年度以降、水田保全策の1つとして酒米づくりの検討を進めていました。
そんな折、酒米栽培に取り組みたいという農家と、同時期に全量地元産酒米での酒造りのプロジェクトを開始した熊澤酒造株式会社の橋渡しを横浜市が担いました。
令和2年度から東俣野町の水田で試行的に酒米の栽培がスタートし、令和3年度には、横浜で初となる市内産酒米を100%使用した日本酒が完成しました。令和4年度も取組が続き、一仕込全量分(四合瓶約4,000本)をまかなえる量の酒米が収穫できました。
☆栽培ごよみの作成
慣れない酒米づくりを支援するため、横浜市とベジタリア株式会社が連携するスマート水田共同研究プロジェクトの一環で、センサー等のスマート水田の技術を活用した生育調査を実施して東俣野地区の生育環境に沿った酒米栽培ごよみを作成しました。今後は、栽培ごよみを東俣野地区で活用し、品質や収穫量の安定化につなげるとともに、取組の拡大について検討していきます。
問合せ:環境創造局南部農政事務所
TEL:045-866-8491