【北海道 東川町】中学3年生を対象に、生産者や料理人が話し、コース料理も体験する”食育”の授業を実施

北海道 東川町のプレスリリース

町内飲食店事業者が有志で始動開始。プロジェクト名は「LOCAL’s TABLE」

北海道東川町は、町内飲食店事業者と共に、東川中学校の3年生に向けて「生産者・料理人の話」や「テーブルマナー」、さらにはコース料理を体験することを通じて”食育”を伝える、「LOCAL’s TABLE」をスタートさせます。3月1日(水)に事前学習(「生産者・料理人のお話」と「テーブルマナー講座」)を、翌週3月7日(火)にはフレンチのフルコースを食べる授業を実施いたします。

LOCAL’s TABLE Higashikawa活動の目的

いま「食育」が、子供から大人まであらゆる世代で重要とされ、勧められています。
北海道の各地でも学校給食の取り組みや、課外活動などで食育が行われています。私たちは、今後、東川から巣立っていく中学生を対象に、町の生産者や料理人などをゲストに招き、「食」とは何かを考える場を提供したいと考えています。

“ひがしかわ” ならではの「食育」授業をし、食事を共にすることの楽しさ、マナーや食の大切さを学び、大人になっても忘れられないような体験をしてもらいたいと考えています。

さらに、「食」を通してその地域の環境、文化、人を知るきっかけをつくり、ふだん当たり前に食べている地元の食材や水などについて考える機会にしていきます。東川の自然環境の素晴らしさ、魅力を再確認し、生産者、食べる事への感謝の心を愛い、マナーなどの社会性を身に付ける事が、このLOCAL’s TABLEの活動の目的です。

LOCAL’s TABLE 発起人、村上智章シェフの想い

2020年から、足寄町で食育の活動に参加しています。足寄には農業も酪農もあって、野菜を育て、牛を育て、チーズもつくり、町の中で食が循環するほど豊かなまち。けれど、住人はその食の豊かさを知らないという状況にありました。そこで、北海道の選りすぐりのシェフを町に呼び、町産の食材を使って調理してもらい、足寄の中学生が「足寄の食」について体験できる環境をつくりはじめたのです。

私が東川町でフレンチのお店「vraie(ヴレ)」をはじめて6年が経ち、足寄での取り組みを東川町でも実施したい。そんな想いで「LOCAL’s TABLE」はスタートしました。将来的には、中学1年生が「生産者」、2年生が「料理人」の話を聞き、3年生は「テーブルマナー」について学びながら、フルコースを食べる。先生も一緒に食事をし、食後に「食」について感じたことを話し合う場をつくるような場になるといいなと思っています。中学生活を通して、食を体験できる機会にしたい。

子供の頃から「本物」に触れることは、子どもたちが東川に対して抱く誇りにも繋がります。そういう活動を5年、10年と続ければ、東川の豊かな「食」が、きっとまちの文化になっていくと私たちは信じています。

東川町での実施内容(取材可)

3月1日(水):事前学習

対象:東川中学校 3年生
場所:中学校体育館
時間:2時間目|9:50-10:40(50分)

■内容:生産者と料理人の話
生産者:阿部雄太氏|自然放牧豚「炭豚 Tanton」
料理人:浜辺 佑氏|ON THE TABLE
テーブルマナー:村上 智章氏|vraie(ヴレ)

3月7日(火):コース料理の食事

対象:東川中学校 3年生
場所:せんとぴゅあⅠ コミュニティホール
時間:4時間目~5時間目(給食時間を含む)|11:50-14:20

■内容:フレンチフルコースの食事、ディスカッション
食事提供:vraie(ヴレ)/東川町内 フレンチレストラン
<スケジュール>
4時間目|11:50-12:40 食事
給食時間|12:40-13:10 食事
昼休み |13:10-13:25 片付け等
5時間目|13:30-14:20 食事をしてみてのディスカッション

参考:足寄での活動の様子

取材に関するお問い合わせ

活動の様子を取材いただける場合は、以下までご連絡ください。
・東川町 学校教育課 小林 tel:0166-82-2111(代)
・Vraie 村上 tel:0166-85-7530

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