⻑野県小布施町の美術館 北斎館に、アートギャラリーとカフェの新店舗「ガラリ」が4月1日オープン

北斎館のプレスリリース

葛飾北斎が晩年に過ごした長野県小布施町にある美術館 北斎館(代表:市村次夫、所在地:長野県上高井郡小布施町)が、アートギャラリーとカフェを融合した新店舗「ガラリ」を4月1日に北斎館敷地内にオープンします。

● ガラリについて

ガラリは、北斎館敷地内のアートギャラリーとカフェを融合した新設の2階建て店舗で、2023年4月1日にグランドオープンします。1階にはテイクアウトを中心とした「ガラリ Café」、2階には地元作家の作品を展示・販売するアートギャラリー「ガラリ Showcase」がそれぞれサービスを開始します。

● ガラリ Café(1階)

ガラリの1階には「ガラリ Café」がオープンします。⼩布施町の岩松院敷地内にある「KUTEN。fruit&cake」が店舗プロデュースを担い、観光に訪れた⽅が、⽚⼿で気軽に⾷べられて、贈り物や⼿⼟産にもちょうどいい商品を⽬指しています。 地元の野菜や果物などの農産物を使⽤したタルトレットやキッシュ、ドリンクをご提供するほか、タルトを⼿のひらサイズにした「タルトレット」、⼩布施町内にあるジャージー⽜牧場の⼩布施牧場のミルクをつかったソフトクリームなども販売いたします。

● ガラリ Showcase(2階)

ガラリ2階には、現代のアートを展示・販売するギャラリー「ガラリ Showcase」をオープンします。 北斎館では、葛飾北斎という過去の芸術家に焦点を当てて展示を行ってきましたが、これからの小布施のカルチャーを作っていく「ガラリ Showcase」では現代に焦点を当て、小布施にゆかりのあるアーティストの作品を展示・販売する「小布施×現代の匠」、北斎の作品を現代にアレンジした作品を展示・販売する「北斎×現代の匠」の2つのテーマで発信を行っていきます。 「こんな作品を作れる人がこの町にいるんだ!」「北斎の作品がこんな形にアレンジされるのか!」といった驚きを提供し、年間100万人とも言われる小布施を訪れるお客様に対して、新たなアートとの接点を生み出していきます。

 

 

● ガラリのコンセプト

江戸時代。小布施にいた葛飾北斎が職人たちと「ちょっと一杯やりたい」と、パトロンだった小布施の豪農商高井鴻山にお願いした祭屋台の皇孫勝像完成の打ち上げ会がありました。祭屋台という神事にまつわる建築物の仕事をした北斎と職人にとって、この打ち上げ会は、厳かで、愉快で、特別な時間であったはずです。きっと鴻山は、そんな北斎と職人たちを、信州のあるを尽くして、この会場で労ったのではないでしょうか。この打ち上げでの話(情報)の中から、着想、芸術、文化の種が生まれたかもしれません。

その打ち上げ会の会場が、この建物だったらどうだろうと考えました。そんなところから、1階に訪れる人のために飲食を提供するスペース、2階に小布施・北斎をテーマとしたアート作品を展示・販売するスペースを設けることになりました。
 

 

● 名前の由来とロゴ

建物/事業名の「ガラリ」は、北斎館の新事業として「扉を開ける音で、新しい風が扉を開けて入ってくる」と「これまでの状況が良い方向に一変する」という願いを込めて名付けました。ロゴは北斎のデザインした着物の柄、「北斎小紋」を活用しています。風景や人の絵だけでなく実用的な製品のデザインまで手掛けた北斎の幅広さを表す良い事例です。単なるロゴではなく、カップやトートバック、店内装飾など、様々な商品展開にも活用していきます。

● ガラリのオープンまでの背景

ガラリのオープンのきっかけは、コロナ禍で北斎館としての美術館のあり方を問われたことに始まります。3割以下の入館者数となり、団体観光から個人観光の流れが顕著となった2021年。理事長市村次夫の呼びかけで、北斎館は新事業を探るプロジェクトの検討会議が始まりました。
検討の結果、老朽化が進んでいた北斎館の屋外トイレを解体して、新設店舗を建造することになりました。資金面では、経産省の事業再構築補助金が採択されたことも計画をすすめる上で大きな助けになりました。2022年3月より既存建物の解体工事が始まり、2022年12月に建物が完成。2023年4月1日にグランドオープンの運びになりました。

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事業/店舗名 :ガラリ(1階 ガラリCafé、2階 ガラリ Showcase)

URL:https://garari.hokusai-kan.com/

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同日付けで、一般財団法人北斎館、合同会社U.I.International、ショクバイ株式会社の3社より、同様のメディアリリースが出ております。個別のご取材・メディア様向け内覧会へのお申し込みは、1社のみへのお問い合わせで構いません。

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