ウニノミクス株式会社のプレスリリース
※入荷店舗及び店舗毎の入荷数には変動がありうることをご承知おきください。
長門産畜養「殻付きウニ」
ウニノミクスは海の環境変化に強い危機感を持っていた山田 晋太氏が代表を務める、明治以前から山口県長門市の青海島において水産加工を営むマルヤマ水産と同市内において、共同でのウニ畜養実証試験を経て、年間生産能力34トンの世界最大規模ウニ陸上畜養施設KAYOI UNI BASEを2022年11月に稼働開始しました。(KAYOI(通)は畜養現場がある長門市青海島東端の地区名)
磯焼けなどの環境問題で良質な天然ウニ供給量が減少する中、世界的なウニ需要の高まりで需要過多・供給不足のウニ市場に対して、環境改善につながる国産畜養ウニの供給を行っております。
グルメ系回転寿司であるがってん寿司での提供を通して、より多くのお客様に召し上がっていただくことで環境改善につながる国産の畜養ウニを楽しんでいただき、商品の背景にある磯焼け問題に関心を持っていいただくきっかけとなることを願っています。
KAYOI UNI BASE 外観
屋内畜養現場
■ウニノミクス株式会社 概要
代表者 :代表取締役社長 武田 ブライアン 剛
所在地 :東京都江東区木場2丁目13番6号
事業内容:ウニ畜養技術提供
各所におけるウニ畜養事業推進、運営
設立日 :2017年1月30日
ウニノミクスは、ノルウェー食品・漁業・水産養殖研究所(Nofima)の技術を基に日本国内、ノルウェー、カナダ、米国における複数拠点での実証実験を行い、磯焼け状態の海で採捕した市場価値のない痩せウニを2カ月程度で食用に適した身入りと品質のウニに畜養する技術を確立しております。また同技術を用いることにより天然ウニの旬に限らず年間を通して安定的に高品質のウニを生産出荷可能にしています。さらに、餌には持続可能な方法で収穫された食用昆布の端材を主原料に用いることでウニ本来の味を引き立て、ホルモン剤、抗生物質、保存料などを一切使用しない人と環境に配慮した安全な専用飼料を使用しています。
2021年より大分県国東市にて同市漁業水産関係者と共同で世界初(※)となる磯焼け対策を目的とした陸上ウニ畜養事業(株式会社大分うにファーム)を、2022年より第二拠点となるKAYOI UNI BASEを各地事業パートナーと運営しております。
商業生産拠点の拡大にあたっては、地域ごとに合弁事業を設立した生産に向け、国内外の磯焼け地域において水産関係者などの事業者と事業化検討を進めます。
当事業は「国連海洋科学の10年」の模範的イノベーションとして国連の公式推薦を受けています。
※当社調べ
「国連海洋科学の10年」ロゴ
ウニノミクス 事業モデル