株式会社トリプルバリューのプレスリリース
株式会社トリプルバリュー(本社:大阪市淀川区、代表取締役:山本龍太)は、2023 年 3 月 23日(木)に Sustainable
Place 「Re.BooooN!(リブーーン)」を新大阪エリアに開店いたします。
- 隠れフードロスの現状と原因
日本のフードロスは 520 万トン※1発生しており深刻な社会問題となっております。さらに、統計上フードロスに は含まれない出荷前の食材廃棄が、年間 200 万トン以上※2発生しており「隠れフードロス」と呼ばれています。 その発生には、見栄えの良い食材を優先して買ってしまう消費の習慣や、量販店などが品切れを発生させないた めに過剰に仕入れする商習慣などがロスの要因になっております。そこで当社は、この問題の解決に向けた新たな価値観を育てるために、「Re.BooooN!」をオープンいたしました。
※1:令和 2 年 環境省発表データ https://www.env.go.jp/press/111157.html
※2:令和2年産野菜生産出荷統計
- Re.BooooN!(リブーーン)について
『「捨てられている魅力」で「つかう責任」のライフスタイルを一緒に育てる』をコンセプトに、廃棄される食材を使用した試作体験などを通じてフードロスの実態や解決策を学びながら、フードロスに 対するアクションを創造する店舗です。当社は、「隠れフードロス」を活用して魅力的な食品を企画し、EC サイ トにて販売していますが、「Re.BooooN!」の店舗では商品の販売はせず、フードロスの現状を知り、解決するための行動を考えることができる時間を提供いたします。
- 【店舗の詳細情報】
店名:sustainable place Re.BooooN!
住所:〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島6-3-28 ミフネセントラルベア新大阪1階
営業時間:11:00 – 17:00
休業日:不定休
予約サイト:https://www.reboooon.net/
Instagram:https://www.instagram.com/re.boooon/
- 商品紹介
「Re.BooooN!」で紹介している商品の一部はECサイトでの購入が可能です。商品の購入によりフードロス削減 の貢献をより実感いただくこと、また生産者を支援いただくことでサステナブルな社会の実現を目指しています。
・三重県多気町産 国産無添加いちごバター
有名な高校生レストランにも出荷している、農林水産大臣賞受賞の国産い ちごを使用した、無添加のいちごバター。いちごジャムとは違う、しっかりといちごのフレッシュさを味わって頂ける逸品です。お子様からも大人気の商品です。
https://reboooon.shop/pages/strawberry-butter
・鹿児島県大崎町産 国産手摘みピーナッツバター
無調整(塩や砂糖や油が入ってない)ピーナッツバター。農園で手摘みされた 国産、農薬不使用の落花生を100%使用しており、落花生のおいしさを味わっていただくためのピーナッツバターです。パンに塗るだけでなく、お菓子作りや味噌汁に入れたり、焼きおにぎりにしたり、坦々麺の隠し味にしたりと調味料としても好評です。
https://reboooon.shop/pages/peanuts-butter
- おおさかあぐりイノベーションコンテスト受賞
農業分野における新たなビジネスモデル構築の支援を目的に、1 月 28 日(土)に開催された「第2回おおさかア グリイノベーショングランプリ」(大阪府「農の成長産業化推進会議」主催)において、Re.BooooN!のアイデア 「Food Loss を Well Food へ!」がアサヒビール賞を獲得いたしました。
- アイデア提案に至った背景
株式会社トリプルバリューのメイン事業は、コンサルティング事業です。様々な会社を支援する中で感じるのは、 サステナブル社会に向けた大手企業の取組みの多くが事業収益に繋がらない CSR 活動であることです。当社が 支援の対象とする中小企業では、社会貢献活動を検討しても収益性が合わず実行されていないのが現状です。そ こで当社は事業利益に繋がる社会貢献活動をビジネスとして成功する先行事例を創出することで、CSRではなくCSV として多くの中小企業を支援できる知見を獲得できるという思いから事業の立ち上げを判断しました。そこで飲食店の食品残渣やフードロス問題の解決に取り組んでいた出口健一氏を役員として迎え、大阪の企業だからこそできる生産者との協業による課題解決型ビジネスモデルを立ち上げました。
- 今後の事業展開の計画
【商品開発】 現在、商品として 6 品の開発が進んでいますが、生産者からの商材の依頼は 10 点以上頂いているので、今後も様々な商品を開発し、年内に 10 品以上の商品販売を目指します。
【ふるさと納税の採択】 商材ごとに商品を開発するのではなく、生産者や地域の作物に対する思い一つ一つを大切にして商品開発してお ります。同じ品種でも地域によって違う味や見た目を生かし地域ごとの商品として販売し、ふるさと納税の採択 を目指します。
【サブスクリプションでの販売】 店舗での販売やネットのみの販売にすると見込み生産になるためフードロスを生かして作った商品がロスになるという問題が発生します。そのため、サブスクリプションモデルで販売することで、受注生産が可能となりロ スが起こりにくい仕組を確立し、食品小売業の新たなビジネスモデルを実現させたいと考えています。