美食の国で湯浅醤油を広めたい!フランス・ボルドー市内に、醤油をテーマにした日本食レストラン「湯浅のはなれ」を3月29日に開業。一級シャトーのワイン樽で仕込んだ醤油も今秋以降の販売に向けて準備。

湯浅醤油有限会社のプレスリリース

日本の醤油の発祥地として知られる和歌山県湯浅町で明治14年(1881年)に創業した老舗の醤油蔵「丸新本家」の醤油部門である湯浅醤油有限会社(所在地:和歌山県有田郡湯浅町、代表取締役:新古敏朗)は3月29日にフランス・ボルドー市内にて、醤油をテーマにした日本食レストラン「湯浅のはなれ」を開業いたしました。

「湯浅のはなれ」は、美食の国・フランスの人々に、800年の歴史を持つ日本特有の調味料である醤油のことや、その楽しみ方を知ってもらいたいという想いから立ち上げました。湯浅醤油とフランス食材を使った鮨や和食を提供し、日本ならではの調味料である醤油の味わいや楽しみ方をご堪能いただきます。

シェフは、長年フランスで住み、現地のレストランで日本食を広め人気店に育ててきたボルドー在住の日本人シェフ・山野純一氏(以下写真)。プロデュースは、ワインをテーマにした世界的なヒット漫画にも登場し、ボルドーワイン最高評議会の通訳をしているワイン専門家の加藤尚孝氏。お二人には醤油文化や和食を世界に広げたいという思いを共有いただいており、一緒に事業を行う仲間になっていただくことができました。

醤油のもろみを利用して、フランスで人気のある肉食材をとても美味しくする方法が見つかるなど、醤油もろみの新しい利用方法も本店舗で検証していきます。このレストランは、行政ご関係者や企業の海外プロモーションイベントにも使用できる店舗となっており、日本の商品や日本文化、和食文化の発信にも利用いただけます。

3月23日に日本国名誉領事、在フランス日本大使館参事や、サントテール市長、サンテミリオン市⻑にご参加いただき、「湯浅のはなれ」での食事会、醤油工場見学、シャトークーテットでのプロモーションパーティーが行われました。和歌山県内企業や和歌山県にもご参加いただき、日本酒や梅酒、お酢などをプロモーションしました。その様子はフランスのテレビ局であるフランス3に取材いただき、フランス全土に放映されました(以下動画)。

 

 

また今回フランスのBIO認証(有機認証)を受けた大豆と小麦、塩のみを使用し(日本から持ち込んだ麹菌もBIO認証を申請中)、ワインの一大産地として有名なボルドーの人気ワイナリー「シャトー・クーテット(※)」のオーナーであるアドリアン氏と協業し、サントテール地区のワイナリーで、ワイナリー施設やワイン樽、またその発酵技術を活用した醤油づくりを行っています。世界に発信できる貴重なワイナリー醤油をご購入いただくお客様は、高級レストランやセレブリティなどを想定。ミシュランシェフなど食品関係の方とのパイプを活用し、この希少なワイナリー醤油のブランド化を推進してまいります。

湯浅醤油は、昔ながらの木桶を使い、天然醸造で作られるため、仕込みから完成までに長い時間がかかります。今回のワイナリー醤油では、1年半寝かせる濃口醤油(ノアール)と、小麦主体で半年くらいで作られる白醤油(ブランシュ)の2種類を生産。白醤油は今秋以降の販売開始を予定しています。
 

 

私たちはこれからも、明治時代から続く醤油本来の製法と醤油発祥の地で140年続く伝統を守りながら、時代のニーズに合わせた醤油の新たな可能性を広げてまいります。

<店舗情報>
PAVILLION YUASA(湯浅のはなれ)
Restaurant gastronomique japonais
9 Rue Camille Godard 33000 Bordeaux-FRANCE
TEL +33 (0)540-054-582

【湯浅醤油有限会社について】
湯浅醤油有限会社は、明治14年(1881年)に創業した老舗の醤油蔵「丸新本家」の醤油部門。昔ながらの木桶を使って天然醸造し、手作りで時間をかけて醤油を作っています。今年「ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞」を和歌山県の企業として初めて受賞いたしました。

【シャトー・クーテットについて】
​シャトー・クーテットは400年間一切農薬を使わずにブドウを育て続けている稀有な存在のシャトー。農地の25%はブドウ以外の動物や植物の住処として残し、自然環境への配慮を行っている。8000程あるボルドーのワイナリーの中でも秀逸な味わいで、オーガニックワインの有名ブランドとして米国などでも人気のあるワイナリー。

<参考URL>
湯浅醤油
https://www.yuasasyouyu.co.jp/
シャトー・クーテット
http://chateau-coutet.com/
 

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