世界に誇るジャパニーズスパイスを守りたい!カネカサンスパイスのサステナブルPJ「和歌山県有田川町ぶどう山椒支援PJ」

株式会社カネカサンスパイスのプレスリリース

株式会社カネカサンスパイス(本社:⼤阪市淀川区、代表取締役:岡⽥博之)は、農家の深刻な高齢化等の影響で近年収穫量が激減している、和歌山県山椒の持続可能な生産を応援することを目的として、この度、「和歌山県有田川町ぶどう山椒支援PJ」を立ち上げました。

  • 世界に誇るジャパニーズスパイスである山椒について

 平安時代の古書にもその記述があるという山椒。「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という諺もよく知られています。我々日本人は、山椒を貴重な薬味(香辛料)として古くから珍重してきました。

近年では、「Japanese pepper」として、EU諸国のシェフからも評価され、その美しいグリーンと上品でふくよかな風味が世界の人々を魅了しています。
 

 

また、中国の花椒(中国山椒)については、植物学上も同属別種として分類されており、香りの性質や痺れの強さが大きく異なりますので、日本の山椒の希少価値は高まるばかりです。
 

  • 日本一の生産量を誇る有田川町の山椒について

 山椒の収穫量の約65%を占める和歌山県の中でも、有田川町がトップの生産量を誇っています。しかし、全国の山椒の収穫量は、農家の高齢化等の影響により、2015年に1,099㌧あったものが、2019年には643㌧にまで急速に落ち込んでおり(※)、日本独自のスパイスである山椒の生産は危機的な状況に陥っています。
(※特産果樹生産動態等調査(農林水産省)のデータ比較)

  • ​​同じ願いを持つ方々との出会い

 日本のスパイスメーカーとして、「何か出来ることはないか?」と国内最大の生産量を誇る和歌山県での支援を模索していく中で、県内に本拠を持つ唯一の銀行である紀陽銀行と出会い、我々は「日本のスパイスを」、紀陽銀行は「和歌山県の産業を」創生していきたいとの思いの先に、「和歌山県の山椒」があることが分かり、協力していくことになりました。

今回、支援させていただく篠畑農園 代表 篠畑雄介氏は、一旦和歌山を離れ大阪で就職も、地元のぶどう山椒の危機を何とかしたいと思いUターンして地元の農業企業に転職。その後独立して、若手山椒農家を増やすためのロールモデルとなるべく日夜努力をされています。若い感性で、減農薬や効率的で持続可能な新しい農法を研究しつつ、ぶどう山椒農家を生業としている非常にエネルギッシュな青年です。

 

  • 篠畑農園のぶどう山椒に関する商品化の予定

 篠畑農園で今年収穫されたぶどう山椒を使った商品を、カネカサンスパイスのリテールブランドSPANIONの楽天ショップや、紀陽銀行が運営する和歌山産品のアンテナショップKiyobank×Localist NANBA SQUAREで販売していくことを計画しています。

23年5月:実山椒(冷凍)
23年7月:山椒水煮(瓶)
23年9月:乾燥山椒

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