中学生が一日研究員!?第一弾企画を開催。キユーピーの「サイエンス・コミュニケーション」始まる!

キユーピー株式会社のプレスリリース

キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:髙宮 満、以下キユーピー)は、グループの研究開発拠点を東京都調布市に構え、商品開発はもとより、さまざまな課題を解決する技術開発・研究に、日々取り組んでいます。そんな研究開発拠点を舞台に、キユーピーの「サイエンス・コミュニケーション」が始まりました。春休みに開催した、第一弾企画の模様をレポートします。

-1- サイエンス・コミュニケーションとは?
元日本テレビアナウンサー・桝 太一さんが2022年に「サイエンス・コミュニケーター」として活動すると発表したことでも注目が集まった「サイエンス・コミュニケーション」。文部科学省によると、「科学のおもしろさや科学技術をめぐる課題を人々へ伝え、ともに考え、意識を高めることを目指した活動」であり、「研究成果を人々に紹介するだけでなく、その課題や研究が社会に及ぼす影響をいっしょに考えて理解を深めることが大切」とあります。そこで、“キユーピーならでは”の中学生向けのイベントを企画・実施しました。

サンプル計量の様子

-2- 中学生が一日研究員!?第一弾は、従業員の子どもが対象
 “研究所”と聞くと、企業の心臓部。一般の人は立ち入れない場所というイメージがあります。実際、研究員以外の従業員は、IDカードをかざしても入場できないゲートが研究所内部には多数あります。そんな場所へ中学生を招いて、“一日研究員”として、食品にまつわる実験を体験してもらおう、というのが、キユーピーが考える「サイエンス・コミュニケーション」の第一歩です。そこで第一弾は、従業員の子どもを募り、招待しました。

官能試験の考察の様子

-3- 進路・職業を考えるきっかけを座談会で
春休み真っただ中の4/1(土)に、東京都調布市にあるキユーピーの研究開発施設に集まったのは、従業員親子8組。この春から中学生となる1年生から3年生までが、少し緊張した面持ちで“一日研究員”に挑みます。まず、「サイエンス・コミュニケーター」を務める研究員2人が、自身の中学時代から現在に至るまでの経緯・エピソードを座談会形式で披露。参加した中学生からも、「考古学者になりたい」といった自身の夢を語ってもらうなど、互いの距離が程よく縮まりました。その後は、本日のメインイベント、味と香りの関係をひも解く2つの実験です。

座談会後に行った鼻をつまんだ味当てクイズの様子

-4- 味と香りの関係を2つの実験でひも解く
ひとくちに食品の研究といっても実に多種多様。今回は、「味と香り」に着目して、「おいしさの数値化・見える化」を体感してもらうことに。1つ目の実験は、自身の五感を研ぎ澄ませて行う官能試験、2つ目は、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)を使った機器分析です。3種類の飲料を用いて、人・機器それぞれによる測定を行い、最後に数値化された香り成分のグラフを見ながら考察を行いました。

GC/MSの説明の様子

実験後の検証の様子

-5- 「難しい」けど「おもしろい!」
参加した中学生からは、「初めて聞く内容ばかり」「味と同じくらい香りも大切だと分かり、驚いた」「難しいところもあったけど、たくさんの実験をして楽しかった」といった声も。研究所でこのような企画を行うには、セキュリティ面・キャパシティ面などに課題もあります。現在、試行錯誤を重ねて、一般向けの企画実現に向けた準備を進めています。キユーピーの「サイエンス・コミュニケーション」は始まったばかりです。今後にご期待ください。

参加した中学生からの感想コメント

 

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