高知県と「高知県における地域の見守り活動に関する協定」を締結

株式会社シニアライフクリエイトのプレスリリース

高齢者専門宅配弁当サービス『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』を展開する株式会社シニアライフクリエイト(本社:東京都港区、代表取締役:高橋洋)は、2023年6月9日(金)に高知県および高知県民生委員児童委員協議会連合会と「高知県における地域の見守り活動に関する協定」を締結しました。当社が全国の自治体と見守り等に関する協定を締結するのは、今回で83件目となります。

◆創業時から高齢者の見守り活動を実践する強みを活かし、地域に貢献

「令和4年版高齢社会白書」※1によると、人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)の全国平均は28.9%である中、高知県の高齢化率は35.9%と全国の平均より高く、2045年には40%を超えることが見込まれています。こうした状況を踏まえ、高知県では誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために、支援が必要と思われる世帯や子どもの安全・安心のための見守り活動の推進が重要であるとして、高知県民生委員児童委員協議会連合会・民間事業者等との見守り協定を推進しています。

当社は、高知県を含む全国で356店舗(2023年6月1日時点)を展開する高齢者専門宅配弁当『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』を通じて、高齢者の見守り活動を創業時より実践。その強みを活かし、地域により一層貢献したいと考え、この度高知県および高知県民生委員児童委員協議会連合会との協定締結に至りました。

◆宅配中に高齢者の異変を発見したら関係各所に連絡

今回の協定締結による当社の具体的な役割は、お弁当の宅配中に配達スタッフがお届け先の高齢者や地域住民について異変を感じた際に、県の関係各所に連絡する見守り活動です。配達スタッフは、利用者に毎日※2お弁当を手渡しにてお届けしているため、「郵便物がポストに溜まっている」「雨戸がずっと閉まったまま」といった外観の異変や、「話がかみ合わなくなった」「顔色が悪く、具合が悪そうに見える」といった対面時の異変など、普段の様子を把握しているからこそ気付くことができる変化があります。過去には、配達時に呼び出しを行っても返事がなく、当日何度か訪れても鍵が開かなかったことから、配達員がケアマネジャーやご家族に連絡を入れ、ご家族が駆け付けたところ、利用者が家の中で倒れていたという例もありました。

◆地産外商に加え、見守り活動の協定締結で高知県との連携をより強化

当社は、2022年4月に締結した「高知県の地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定」により、これまでに高知県産食材を使用したさまざまな商品を献立に取り入れるなど、地産外商による地域活性化を目指す取り組みや農福連携※3支援等を行ってきました。今回新たに見守り活動の協定を締結することによって、高知県との連携をさらに強化してまいります。

※1

令和4年版高齢社会白書 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/zenbun/04pdf_index.html

※2

正月三が日(1月1日~1月3日)のみ休業

※3

農林水産省『農福連携とは』 https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/noufuku/noufuku_toha.html

  • 「高知県における地域の見守り活動に関する協定」締結 概要

■締結先:高知県および高知県民生委員児童委員協議会連合会

■締結日:2023年6月9日(金)

■締結内容:

1)事業者が日常の業務の中で地域住民の異変を察知したときは、その地区を管轄する民生委員児童委員協議会に連絡・通報する

2)高知県民生委員児童委員協議会連合会は、事業者から連絡・通報を受けたときは、速やかに状況を確認するものとし、支援等が必要と判断したときは、関係機関と連携して必要な支援を行う

3)県は、関係機関等に対して協定の趣旨を周知し、円滑な取組を支援する

【高知県民生委員児童委員協議会連合会 会長 池永彰美様】

現在民間事業者23事業者と締結し少子高齢、過疎化の中、民生委員でも不十分のところを協力していただくことについてうれしく思います。

お弁当の手渡しをするお仕事自体、すでに安否確認や見守り活動で一番大切なところだと思います。地域で活動している民生委員と連携をとることで高知型地域共生社会の実現に向けても期待しております。

【高知県 副知事 井上浩之様】

高知県は中山間地域を多く抱えている地域で少子高齢化、人口減少、高齢化率、ともに全国で10年くらい進んでいる大きな課題を持つ地域です。

昨今では地域の人と人のつながりも薄れており、そんな中、高齢者をはじめ地域の見守り活動にご協力いただけること、ありがたく思っております。

地域共生社会の実現に向けても、高齢者に限らず困難なことを抱えている方々をなんとか地域の皆さんと支えて、安心安全な高知県の実現に向け大きなお力添えをいただければと思います。

【株式会社シニアライフクリエイト 代表取締役 高橋洋】

『宅配クック ワン・ツゥ・スリー』の123は向こう三軒両隣ということを意味しており「変化に気付いてさしあげる存在になりたい」と店舗屋号にしております。単なる安否確認ではなく、まめにお着替えされていた方が、着替えずに同じ服装で出てこられることなど、小さな変化にも気付き、フィードバックしていく。そんなお弁当店として活動していければとしています。

宅配とはなっていますが、チェーン店の合言葉「会いに行く仕事」としてお会いできなければ仕事を終えたことにはならないといった意思のもと活動しています。民間企業者として、競いあう「競争」ではなく、地域とともにつくりあげていく「共創」を目指していき、「共生」へ繋げていければと考えています。

当社の高齢者の見守りに関する協定締結実績

※2023年6月9日時点・加盟店が締結主体である自治体も含みます。

  • 会社概要

会社名:株式会社シニアライフクリエイト

代表:代表取締役  高橋 洋

本社:東京都港区三田3丁目12番14号 ニッテン三田ビル6F

電話番号:03-5427-3981

ホームページ:https://slc-123.co.jp/

設立:1999年12月

資本金:28,000万円

事業内容:

1)高齢者専門宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」 フランチャイズ本部の運営

2)高齢者施設向食材卸事業「特助くん」の運営

3)高齢者向コミュニティサロン「昭和浪漫倶楽部」の運営

4)高齢者施設向厨房受託事業「結の台所」の運営

5)個人向通販事業「健康直球便」の運営

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