株式会社リクルートのプレスリリース
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。今回は「夏に飲食店で飲むなら屋内? 屋外?」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートします。
■夏に飲食店でお酒を飲むなら? 屋外派19.2%に対し屋内派80.8%
屋内派の割合はほぼコロナ禍前水準に
「夏に飲食店でお酒を飲む場合、屋外とエアコン等空調のある屋内のどちらが良いですか」という質問で、現在については屋外派19.2%、屋内派80.8%という結果になりました。コロナ禍中には67.5%まで減った屋内派ですが、2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたこともあってか、ほぼコロナ禍前の水準に戻りました。
※「Q.夏(7月~8月など暑い時期)に飲食店でお酒を飲む場合、屋外(ビアガーデンやテラス席など)とエアコン等空調のある屋内(飲食店内)のどちらが良いですか。コロナ禍前(~2020年2月)、コロナ禍中(2020年3月~2023年4月)、現在のそれぞれの時期についてお答えください」(「絶対に飲食店では飲まない」を選んだ人を除き、「コロナ禍前」n=813、「コロナ禍中」n=640、「現在」n=775/全て単一回答)
※屋内派は「屋内」「どちらかというと屋内」の計、屋外派は「屋外」「どちらかというと屋外」の計
■『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
コロナ禍での屋外人気が落ち着き、ほぼコロナ禍前の水準に
飲食店で飲むなら屋内か、屋外か。「夏といえば外飲み!」という方も多いのではないかという仮説の下行われた今回の調査ですが、結果は屋内派が8割超と圧倒的多数で、コロナ禍前の水準に戻っていることが分かりました。
屋外を避ける理由(次ページ)としては「天候に左右される」が6割超と最も高い一方、良いところとして「外気が気持ちいい」(56.3%)、「アウトドア気分が味わえる」(34.3%)が上位に入りました。屋外でお酒を飲む爽快感は誰もが認めるところ。屋内屋外うまく使い分けて夏を楽しみたいところです。
『ホットペッパーグルメ外食総研』
上席研究員 有木 真理
■屋外で飲む良いところ1位は「外気が気持ちいい」、苦手なところ1位は「天候に左右される」
「屋内と比べて、屋外でお酒を飲むことの良いところと苦手なところはどこだと思いますか」(n=1,035/複数回答)という質問で、良いところは「外気が気持ちいい」(56.3%)、「アウトドア気分が味わえる」(34.3%)、「感染症対策になる(換気を気にしなくてよい)」(29.9%)という回答が上位に入りました。苦手なところでは、「天候に左右される」(61.9%)、「虫が気になる」(53.0%)、「暑い」(50.9%)という回答が上位となりました。
※提示した選択肢:外気が気持ちいい、アウトドア気分が味わえる、大きな声が出せる、感染症対策になる(換気を気にしなくてよい)、店員を呼ぶのが面倒(なかなか来ない)、天候に左右される、虫が気になる、暑い、良いところも悪いところもない
※「お酒を飲まない方も、飲むことを想定してお答えください。」と注釈を付けて聴取
■『ホットペッパーグルメ外食総研』トレンド座談会とは
シーズンごとに“今”はやりの外食トレンドを発表する、リクルートの外食のプロフェッショナル集団による座談会。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行う『ホットペッパーグルメ外食総研』の研究員をはじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、さまざまな分野のスペシャリストで構成されます。
【アンケート調査概要】
■調査期間:2023年6月2日(金)~2023年6月3日(土)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
■調査機関:株式会社マクロミル
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