ケアフィットのプレスリリース
ケアフィットファームは、障害者就労支援事業として「多様な人たちが交じり合い、共に学び、共に働き、共に活かし合い、誰もが生涯活躍できるコミュニティづくり」を目指して活動しています。障害のある人が自立した日常生活・社会生活を営むことができるように、農業を中心とした生産・加工・販売までを行う6次産業を通じて活動の機会を提供してまいりました。
ケアフィットファームワイナリーは、2011年から有志ではじめた葡萄畑の再生をきっかけに2016年から事業化、2019年には醸造免許を取得。2020年からは野生酵母を活用し、酸化防止剤無添加で、できるだけ自然のままのナチュラルワイン造りを開始しました。化学肥料や殺虫剤をできる限り減らし、障害のある方や高齢者など多様なメンバーたちが一つ一つ手摘みで収穫し、醸造作業やワインの瓶詰め、ラベル張りまでを行っています。
昨年末に発売したナチュラルワイン「TOXICⅡ2021」は、発売後 1ヶ月で完売するなど大変ご好評をいただきました。また、バランスが取れたワインという理由から、株式会社東京ドームホテルをはじめとするホテルレストランでもケアフィットファームワイナリーのワインを導入いただいております。
8月からリリースする「ネイキッドコハク 2022」は、色付きの良い甲州種葡萄を厳選し、醸し期間に注力することにより、タンニンによる渋みと穏やかな酸味のバランスの良い味わいが特徴です。
◼️今回リリースするナチュラルワインについて
今回リリースするナチュラルワイン3種のうち、昨年特にご好評をいただいた「ネイキッドコハク2022」をご紹介します。
●ネイキッドコハク 2022
勝沼にある私たちの農園の甲州100%を厳選し、赤ワインと同じように果汁に果皮や種を一緒にタンクに入れ、酸化防止剤無添加、野生酵母で発酵させ、無濾過で仕上げました。
圃場では殺虫剤は使用せず、有機栽培が認められている、石灰硫黄合剤とボルドー液のみの農薬で管理。害虫については手作業で駆除しました。日川沿いの下岩崎・等々力日川地区の棚仕立ての圃場の中で厳選し、収穫。醗酵中の温度は自然にまかせ12日間の醸し後、搾汁。6ヶ月間ステンレスタンクで熟成しました。
【商品概要】
・葡萄種類 :甲州
・味わい :ややミディアム
・甘辛度 :辛口
・酵母 :天然酵母
・酸化防止剤 :無添加
・飲み頃温度 :12℃~16℃
・香りと特徴 :白桃、アプリコット、ダージリンのような香りと甲州の渋みがバランス良く、
幅広い料理に相性を見つけ出してくれます。
・食事との相性:豚肉や鶏肉の炒め物、和食全般、辛味の少ない中華料理
・サイズ :750ml
・小売価格 :3,190円(税込)
【販売情報】
・発売日:2023年8月初旬
・購入方法:ケアフィットファーム楽天サイト https://www.rakuten.co.jp/carefitfarm
◼️醸造責任者 中根拓也からのコメント
2022 ヴィンテージは長雨により収量も減少しましたが、その分凝縮された葡萄が収穫でき、美味しいワインに仕上がっています。
2022 ヴィンテージは、6 種類のナチュラルワインをリリースします。まずはネイキッドオレンジ、順次、ネイキッドコハクとネイキッドルビーをリリースします。年末から樽熟成したトクシックⅡ、順次、コハク、ルビーをリリースする予定です。本ヴィンテージも自信をもって皆様に提供できるナチュラルワインになっておりますので、是非ご賞味ください。
◼お客様からのコメント
株式会社東京ドームホテル 料飲サービス部
「アーティスト カフェ」アシスタントマネジャー/ソムリエ 森田尚秀 様
東京ドームホテルの最上階にあるイタリアンレストラン「アーティストカフェ」では、約40種類のワインを取り扱っています。 コロナ禍で日本ワインに力を入れたいと思い、マスカット・べーリーAのワインを探していたところ、ケアフィットファームワイナリーのネイキッドルビーに出会いました。現在はルビーを取り扱っています。他のワイナリーのマスカット・ベーリーAのワインと飲み比べ、特にバランスが良いと感じました。ナチュラルワインは第一印象が少々クセがあるのと、ブドウ本来のえぐみを感じるところがありますが、バルサミコソースと一緒に合わせると、バルサミコの甘みを引き立たせてくれます。
オレンジワインはどんな料理にでも合いそうですね。甲州のオレンジワインは甘みがありタンニンが多いので、ダシの利いている料理や味噌ベースの魚料理などと合わせてみたいです。
■ ケアフィットファームについて(https://www.carefit.org/farm/)
【ケアフィットワイナリーのぶどう栽培に関して】
山梨県甲州市勝沼町の圃場でワイン用のマスカット・ベーリーAと甲州、生食用のシャインマスカットや巨峰等を栽培しています。圃場は、土壌や気候条件も葡萄づくりに適しており、化学肥料や殺虫剤をできる限り減らすことで、自然に近い状態で育てています。葡萄づくり50年のベテラン指導員の下、障害のある方や高齢者が、土づくりから収穫までを手作業で行います。
【ケアフィットファームが目指すもの】
ケアフィットファームは「多様な人たちが交じり合い、共に学び、共に働き、共に活かし合い、誰もが生涯活躍できるコミュニティづくり」を目指しています。
障害がある人や高齢者、生活困窮者、子どもたち、首都圏の人たちなど多様な人たちが交じり合うことで、多数派も少数派も関係なく相互に関わりながら発展し、地域創生につながるモデルづくりを進めています。首都圏の人たちもリモートワークしながら、地域の人たちと繋がり、学び、地域に貢献していく。セカンドライフとして定着することもあるかもしれません。
ケアフィットファームは、葡萄とワインづくりを通して1次産業の再生に貢献し、水産や酪農など各地域の資源を活用した6次産業モデルとして全国的に広げていくことを考えています。誰もが生涯活躍できるコミュニティづくりや、セカンドライフとしての交流などを通して、人生100年時代の共生社会の創生が可能になるのではないかと確信しています。