東洋製罐GHD、フーズカカオ株式会社と資本業務提携

東洋製罐グループホールディングス株式会社のプレスリリース

当社は、カカオ豆の生産・開発から輸入・卸までを行うフーズカカオ株式会社(以下「フーズカカオ」)※と資本業務提携契約を締結いたしました。フーズカカオが手掛ける高品質なカカオ原料である「スペシャルティカカオ」を基軸に、当社グループが持つ包装容器関連の技術や、飲料・食品の製品開発のノウハウを提供することなどを通じて、原材料の調達から「スペシャルティカカオ」の風味を活かした製品づくりと、流通までをワンストップで行うサプライチェーンの構築を共に目指します。

(写真:フーズカカオのスペシャルティカカオ)

※フーズカカオについて

 フーズカカオは農園と協業して香り豊かなスペシャルティカカオ豆を生産し、農園からフェアトレードで購入し製品開発を行うカカオ原料開発会社です。発酵と焙煎、加工技術を駆使し、メーカーや職人、カカオの香りを楽しむ方のための商品化をおこない、生産者と使い手の両者がともに発展することで、より豊かなカカオ産業の姿を実現します。

「Future Foods Labo. -ふふら-」との連携

東洋製罐グループの東洋製罐株式会社では、2022年7月より、「未来の食をつくる場」として食品・飲料のレシピ開発から製品化までトータルでサポートする「Future Foods Labo. -ふふら-」(以下「ふふら」)のサービスを提供しています。ふふらでは、小ロットの製品開発だけでなく、食品加工、調理・調合、充填・密封・殺菌、評価・分析、用途開発など様々な食に関するソリューションを提供しています。

フーズカカオとの協業を進め、スペシャルティカカオの持つ風味やポリフェノールなどの栄養素をふふらの技術を活かして最適な形でコントロールできるような研究開発を共同で行っております。

<フーズカカオ 代表取締役社長 福村瑛氏よりコメント>

東洋製罐グループには、当社の独自性あふれるスペシャルティカカオ原料に大変な興味をお持ちいただき、研究開発を担うふふらに従事する皆様とは何度も熱心な議論と試作分析を重ねております。当社は、スペシャルティカカオ豆を用いたカカオ原料やチョコレートを、従来の甘い風味とは異なる独特な風味でお客様に楽しんでいただけるように生産加工しています。環境コントロール技術を金属、プラスチック、ガラス、紙といったあらゆる包装容器に応用し、培ってきた東洋製罐グループには、カカオ農園での原料生産から製品流通までのすべてに関わっていただき、お客様にスペシャルティカカオのより良い風味体験を提供し、カカオの新たなプレミアムサプライチェーンの構築を加速していく所存です。

<東洋製罐グループホールディングス 代表取締役社長 大塚一男よりコメント>

フーズカカオのスペシャルティカカオの香りや風味は、非常に奥深いと同時に、発酵段階からノウハウを持つ同社の技術に大きな可能性を感じております。100年以上にわたり、食品や飲料を様々な素材・形態の容器を通じて世の中に届けてきた東洋製罐グループには、食の安全性や食品加工などに関する包装容器メーカーならではのノウハウがあります。素晴らしい中身を適切に届けるだけではなく、原料開発の段階から一緒に最適な届け方を検討することで、新しい食の可能性が見いだせると思っております。今後も両社の技術やノウハウを活かし、様々な社会課題解決に向けて一緒に歩みを進めてまいりたいと思います。

東洋製罐グループのオープンイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」

  東洋製罐グループは、2019年、創業以来100年にわたり培ってきた容器の技術やノウハウを活用し、一人ひとりが抱える社会課題を解決し、持続可能な未来の暮らしを創るオープンイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を開始いたしました。今後もフーズカカオと一緒に様々な社会課題解決に挑んでいきます。

当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進してまいります。

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