農業法人 有限会社 井上誠耕園のプレスリリース
■小豆島で増え続ける耕作放棄地を活用したバジル畑
井上誠耕園は小豆島でオリーブと柑橘を育てている農家で、約15年以上に渡って小豆島で拡大し続ける耕作放棄地を再生する取り組みを行っています。かつて有益だった農地は、農業従事者の高齢化や後継者不足等から増え続けており、景観の悪化や災害時の危険性の高まりなど大きな課題となっています。当園では小豆島に東京ドーム約300個分あると言われる耕作放棄地を農地として再生し、100年後もオリーブがこの地に実り、有益な財産として未来の子供たちに残せるように取り組んでいます。
その中で、今まではオリーブや柑橘を植えて農地の活用を広げていましたが、すべての土地がそういった果実の栽培に向いているわけではありません。受け継いだ農地の中には粘性土で水が滞留しやすく、風通しが悪くて湿度がこもりやすい場所もありました。そういった土地ではオリーブは病気になりやすい上、水はけがよい砂質土を好む性質があるので、栽培は難しいものでした。
そこで考えたのが水を多く必要とする葉物栽培、バジルの栽培でした。
■おいしいフレーバーオリーブオイルを作りたいと栽培を始めたバジル
バジルを育て始めたのは長年作り続けてきたフレーバーオリーブオイル「バジルオリーブオイル」があったからです。井上誠耕園では、食材の良さを引き出すオリーブオイルの性質を活かした、フレーバーオリーブオイル作りをしています。フレーバーオリーブオイルは井上誠耕園の独自製法で作るオリーブオイルで、食材をオリーブオイルで炊き込むことで風味や栄養を最大限引き出すことができます。その中でも「バジルオリーブオイル」は乾燥したバジルをふんだんに使い、良質なオリーブオイルで炊き込んだ風味豊かさが特徴。私たちはこのバジルオリーブオイルをさらに風味高く、おいしくするにはどうしたらいいか試行錯誤を重ねていました。
その中で考え付いたのが、農家である私たちが自らバジルを栽培し、香り高いバジルの生葉を使ってはどうかということでした。そして出来上がったのが新商品「新鮮生葉バジルオリーブオイル」です。
■朝摘みバジルを生葉の状態で炊いています。
「新鮮生葉バジルオリーブオイル」は朝摘みした新鮮なバジルを自社工場に直送しオリーブオイルで炊き上げています。生葉を扱う上で、色や風味を最大限生かすにはどう炊き込んだら良いか大変苦労しましたが、生葉を使うことでのみ得られる自然の豊かな風味をなるべくそのままオリーブオイルに閉じ込めるべく、収穫から製造まで自社スタッフが行っています。
■バジルの生葉の濃厚な香りをシンプルに味わってみてください。
■商品情報
【商品名】 新鮮生葉バジルオリーブオイル
【内容量】 117g
【価格】2,700円(税込)
【発売開始日】 8月24日(木)
【販売方法】 井上誠耕園直営ショップ、または通信販売
【特設サイト▼】
https://www.inoueseikoen.co.jp/shop/pg/1basil-event/?utm_source=newsrelease&utm_id=2308b
【販売サイト▼】
https://www.inoueseikoen.co.jp/shop/g/g01448/?utm_source=newsrelease&utm_id=2308b
井上誠耕園とは
瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島は、古くから海上の要所として栄え、近年はオリーブの島として多くの観光客が訪れます。井上誠耕園はここ小豆島で昭和15年から三代に渡って農業を営んでいます。初代園主・井上太子治(たすじ)の時代から柑橘とオリーブを育て、平成28年にはオリーブ植栽70年を迎えました。現在は三代目園主井上智博のもと、約160名のスタッフが柑橘とオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行っています。