カリフォルニアプルーン協会のプレスリリース
これまでの研究で、毎日のプルーン摂取が腸の健康、骨の健康、体重管理をサポートすることが示されてはいましたが、閉経後の女性と 55 歳以上の男性を対象に行われた下記 2 つの研究で、今回の最新の結果が明らかになりました。
1.男性において、プルーンの長期摂取は、HDL コレステロールと総コレステロール/HDL 比を改善し、酸化ストレスと炎症性バイオマーカーである C 反応性タンパク質(CRP)を減少させた。
2.高齢女性において、プルーンの長期摂取は、総コレステロール、総トリグリセリド、空腹時グルコース、インスリン値など、心臓病リスクに関連する様々な代謝指標に悪影響を及ぼさなかった。
両研究の結果は、マサチューセッツ州ボストンで開催された ASN 年次総会で発表されました。
心血管疾患は、米国における主要な死因の一つです。危険因子には高コレステロール値、糖尿病、肥満、加齢があります。心血管疾患リスクを低下させるためには、多種多様な果物や野菜を摂取することが推奨されます。
そこで、砂糖を添加していないホールフルーツであるプルーンの摂取は、健康的な食事パターンをサポートし、心血管の健康に関するより良い結果を促進する可能性があります。
カリフォルニアプルーン協会の栄養アドバイザーである Andrea N. Giancoli(MPH、RDN)は、「プルーンの消費と心臓血管の健康に関する研究が拡大するのは喜ばしいことです」と述べたうえ、「すべての果物や野菜に必須栄養素が含まれているものの、プルーンは手軽で便利な万能スナックやレシピの材料となり、一年中入手可能な点が、消費者の心血管健康の目標をサポートするのに優れています」と発表しました。
ペンシルバニア州立大学特別教授であり、閉経後女性研究の主任研究者である Mary Jane De Souza 博士(PhD, FACSM, FANK)は、「現在、高齢の男女を対象に実施されたプルーン摂取と心血管関連の血液バイオマーカーとの関係を探るランダム化比較試験の数は限られている。しかし、プルーンの摂取が、特に心血管系疾患のリスクが高くなりがちな高齢者層における、心代謝系の健康転帰とどのように関係しているのかをよりよく理解するために、この分野の研究を進めたいと考えている。」と述べました。
■米国栄養学会(ASN)とは
研究者、実務家、グローバルおよび公衆衛生の専門家、政策立案者およびアドボカシーリーダー、産業界、メディア、およびその他の関連専門家を招集し、栄養科学とその実践的応用を推進する学会です。
■参考文献
1.米国疾病予防管理センター、国立保健統計センター(2023 年 1 月 18 日)「主要死因」
https://www.cdc.gov/nchs/fastats/leading-causes-of-death.htm
2.米国疾病予防管理センター(2023 年 3 月 21 日)「心臓病のリスクを知る」
https://www.cdc.gov/heartdisease/risk_factors.htm
3.アメリカ心臓協会「米国心臓協会が推奨する食事とライフスタイル」
カリフォルニアプルーン協会
カリフォルニアプルーン協会は、1952 年に設立された米国カリフォルニア州政府食品農務局直轄の公的機関で、全てのカリフォルニアプルーン生産者及び加工業者を代表しています。
カリフォルニアは、サクラメント渓谷及びサンホアキン渓谷に位置する 14 郡に跨る広大な果樹生育・収穫面積を擁する世界最大のプルーン生産地。カリフォルニアプルーンは老若男女を問わず、人々が生涯を通じて楽しめる美味しくて健康促進効果の高い食べ物。カリフォルニア州の先進的な食品安全性管理政策や持続可能な農業運営方法に支えられ、幾世代にわたって受け継がれてきた栽培技術、知見、そして生産者たちの丹精と愛情の結晶とも言えるカリフォルニア産プルーンは、名実ともにプレミアムな果物です。
California Prunes. Prunes. For life.
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