心幸グループのプレスリリース
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制度導入の背景
政府は、少子化社会対策大綱などにおいて、令和7年までに「年次有給休暇取得率70%」を目標として掲げています。また、厚生労働省は、年休取得促進に向けた取り組みを推進するため、毎年10月を「年次有給休暇取得促進期間」として発表しています。
一方で、飲食業界は休みが取得しづらい業界であり、特に店長が休みを取得できていないケースが散見されます。その背景には、土日祝日やGW、お盆、正月などの一般的な人が休みのタイミングが繁忙期であることも挙げられますが、逆に平日は落ち着いた営業となることも多く、アルバイトスタッフのシフトがカットされ、忙しい週末ばかりに出勤させられることで不満がたまり、辞めてしまうといった事態もあるようです。アルバイトスタッフが少なくなれば、社員の負担が大きくなり、結果休みが取れない悪循環が生まれてしまうのです。また、店長は特に「店長不在時にクレームが起きた」といった事態を避けるべく、休みを取得しづらい環境で働いている方が多いのが現状です。実際に、飲食店で働く店長・正社員107名を対象に本音を聞いてみたところ(※)、6割以上から「10連休を取得してみたい」との声が挙がっており、休暇を取得することで、「プライベートの時間を確保できる(62.7%)」、「心身ともに健康に働ける(58.2%)」などの利点の他、「会社のイメージが良くなり新人がどんどん入りそう」など、人材不足の改善も期待できるといった意見も挙げられました。
これらの課題や調査結果を受け、心幸グループは1年の構想を経て、従業員が休みを取得してもお店が回る人員配置と環境を構築し、このたび、10連休を取得できる制度を導入いたしました。休みは店長などの役職に関係なく、10連休までを自由に希望することができ、会社としても連休取得を促すことで、取得しやすい企業風土を醸成します。本制度導入により、従業員がご自身やご家族との時間を作り、心身の疲労回復を図ることを目指すと共に、取得した結果、従業員の生産性向上に繋がり、会社全体の発展にも寄与するものと考えております。
心幸グループは、グループで掲げる「はたらく心を幸せに」という思いのもと、ともに働く従業員の幸せを追い求め、歩み続けてまいります。
※飲食店の店長・正社員の連休取得に関する課題調査 調査機関:心幸ホールディングス株式会社 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査 調査期間:2023年9月11日〜同年9月12日 有効回答:コロナ禍(2019年)以前から飲食店で働く店長・正社員107名 |
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「10連休推奨制度」導入に寄せる企業内食堂「心幸キッチン」店長のコメント
これまで働いていた飲食店では、繁忙期に休暇を取ることは難しく、家族と休みを合わせることができませんでした。有給休暇も使わず消滅するのが当たり前のことでした。このたびの「10連休推奨制度」により、全国どの店舗でも公平に連休を取得できるようになり、大変感謝しています。私自身、家族旅行をした経験がなく、これを機会に是非とも旅行を楽しみたいと考えています。ともに働くパートスタッフからは、「これでお子さんたちと旅行に行けますね」と嬉しい言葉をもらいました。新制度を利用し、これからも家族との時間を大事にしていきたいと思います。〈神奈川エリア 統括店長 前川和祐〉
私の店舗は日・祝が定休日であるため、なかなか土日に続けて休みを取ることが難しい状況でした。また、他店では年中無休のところもあるので、会社から連休を推奨してもらえることで休みやすくなり、有難いです。家族を持っている人であれば、家族との時間も取れますし、しっかりとリフレッシュして気持ちを新たに仕事に励むことができるでしょう。私自身も、子どもと一緒に家族旅行をして、最後の1日はのんびり過ごしたいと思います。妻からは新制度について「羨ましいー!でも、良い制度だね」と言われました。素晴らしい制度を導入いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。〈枚方店 店長 大塚宏司〉
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会社概要
会社名:心幸ホールディングス株式会社
代表者:代表取締役 山﨑 忠
所在地:兵庫県尼崎市潮江1-2-6 JRE尼崎フロントビル2階
創業 :1949年3月
資本金:7,043万円(連結)
オフィシャルHP:https://www.shinko-jp.com/