パルシステム連合会のプレスリリース
生産と消費をつなぐコミュニケーションデザインが評価
「グッドデザイン賞」は1957年に当時の通商産業省が創設し、現在は公益財団法人日本デザイン振興会が主催しています。くらしの向上や社会課題解決に役立つ優れたデザインの「モノ」「コト」に贈られる日本で唯一の「総合的デザイン表彰制度」です。
「予約登録米制度」は田植え前の購入の約束により、余剰在庫の心配なく環境保全型農業に取り組める生産者と大規模災害時などにも優先的に米を受け取れる消費者による持続可能な生産と消費のデザインが評価されました。
パルシステムでは、2022年に「地球の未来にまじめなボディソープ」が「グッドデザインベスト100」に選ばれたのに続き、2年連続での受賞となります。
▼グッドデザイン賞「予約登録米制度」紹介ページ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/18148?text=%E4%BA%88%E7%B4%84%E7%99%BB%E9%8C%B2%E7%B1%B3
田んぼの生物多様性をデザインしたパッケージ
パルシステム産直米のパッケージは、それぞれの産地にゆかりのある生き物をモチーフにデザインしています。「秋田あきたこまち」には希少淡水魚のイバラトミヨ、「新潟こしひかり」にはホタルなど、農薬削減により地域の清流や自然環境が保たれ、生物多様性が育まれていることを表しています。
新潟県JA佐渡のトキや兵庫県JAたじまのコウノトリなどの絶滅危惧種も、環境保全型農業による田んぼの生物多様性により、生息数を回復しつつあります。
パルシステムはこれからも、「いのちあふれる田んぼ」を守り次世代を担う生産者を応援するため、積極的な米消費を呼びかけます。
▼予約登録米
https://information.pal-system.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/230430_sanchoku-365.pdf
▼「予約登録米」関連記事
https://information.pal-system.co.jp/press/20230619-reserverice/
「グッドデザイン賞」受賞概要
■受賞カテゴリ
地域の活動・取り組み
■審査員の評価コメント全文
米の国内消費が減少する中で、米農家は疲弊し農家の減少が加速している問題は、生活者にとっても不安な課題だ。契約栽培による販売は他の通販でも取り扱っているが、パルシステムはカタログ販売が持つメディア力を活かして、体系的に包括した取り組みを行なっている点が良い。具体的には、生活者への供給と農家の収入の2つの安定を同時に叶える価値をビジョンとして掲げ、伝え続けることで、信頼づくり、啓蒙、情報提供、販売、農業体験の提供等を一気通貫して行っている。一連のプロセスでは、生産と消費をつなぐ意識改革のようなコミュニケーションデザインが、面々と継続的に行われている点が成功の鍵となっている。また数的な業績としても、サービス開始から約30年間で取引総額の45%に達し、米農家と生活者の安定に寄与している実績も評価した。
(原文掲載)
▼2022年に「グッドデザイン・ベスト100」を受賞したボディソープ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/13769?years=2022
▼「グッドデザイン賞」ホームページ
【組織概要】
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ