「食欲の秋」に熱海市内の魚屋・飲食店約26店舗と連携 熱海の海でとれたいろんな魚と出会い、食べることを楽しみながら“海”について考える3週間にしよう!

海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース

熱海の海を起点に、海の学びを深める機会作りを行う「熱海千魚ベースプロジェクト(運営:海のごちそう地域モデルin熱海/特定非営利活動法人atamista)」は、1,500種類以上の魚がとれる熱海の海で多様な魚と出会う「熱海千魚(せんぎょ)ウィーク」を2023年10月21日(土)~11月12日(日)に開催いたします。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
●「熱海千魚ウィーク」に関する資料
URL:https://prtimes.jp/a/?f=d77920-2096-3e219e30763e9d3587ef732fda078394.pdf

  • 「熱海千魚ウィーク」をどうして開催するの?知って欲しい熱海の海の魅力と課題

■秋の魚ってどんな魚がいるだろう? いろんな魚と出会う「熱海千魚ウィーク」とは?

「熱海千魚ベースプロジェクト」は、10月21日(土)を起点に約3週間、熱海の海でとれた多様な魚と出会い・いただく機会を通じて、熱海の海の豊かさや面白さ、海の課題や私たちができる海や海の生き物を守るアクションを知る「熱海千魚ウィーク」を実施いたします。昨年開催時から店舗数も増え、熱海市内の約26店舗の魚屋・飲食店と連携し、各店舗で地魚を積極的に扱っていただくことで、熱海の海でとれたいろんな魚と出会える機会を作ります。

また10月21日(土)22日(日)には、東京・二子玉川ライズ(世田谷区)にて「海のごちそうフェスティバル」が開催され「熱海千魚ベースプロジェクト」も出店。熱海の海で⽔揚げされた規格外(⼩型)のサバのミンチと、特殊な製法で未活用⿂(イサキ・マルアジ・シイラ)をまるごと使って製造したオリジナルの濃縮ブイヨンを使用した、魚の旨味が凝縮されたカレーパンを販売します。

「小さいサバの大きなカレーパン」(販売価格:380円)

耐油袋パッケージ

海のごちそうフェスティバルは「知れば知るほど、海はおいしい。」をメインメッセージに海の未来について考えるイベントです。本イベントとも連動しながら、熱海でも「食欲の秋」を楽しみながら、海について知る機会を作ります。

出店場所:二子玉川ライズ

出店時間:10月21日(土)11:00~20:00、22日(日)10:00~16:00

海のごちそうフェスティバル 公式サイト:https://shoku.uminohi.jp/gochiso-fes/

■熱海の海はとっても豊か。1,500種類以上の魚がとれる 

熱海の海は相模灘(さがみなだ)と言われ、日本でとれる魚の約3〜4割(1,500種類)がとれる豊かな海です。年間を通じてたくさんの魚が水揚げされます。ですが、全ての魚が店頭に並ぶわけではなく、実は私たちが見たことのある、食べたことのある魚の種類はごく一部。中には市場価値がつかない、値段が低い「未活用魚」と言われる魚もいますが、その存在は熱海の人の中でもあまり知られていません。また、アジ、サバ、カマスなど私たちがよく知る魚が「未活用魚」になることもあります。

■多様な魚をいただくことが、海の多様性を守る

どうして市場に出回らない魚や「未活用魚」が出てしまうのか。その大きな理由のひとつとして、私たちは“人気のある魚”と“人気のない魚”があるからだと考えています。人気が極端に偏るからこそ、必要とされない魚が出てきてしまいます。実際に世界のほとんどの地域で、魚の損失や廃棄は30〜35%にのぼるという報告もあります。

また、海の多様性を壊す最も大きな問題は「乱獲」であると言われています(政府間科学政策プラットフォームIPBES2019年公表報告書より)。サーモンやマグロのような“人気のある魚”に集中するのではなく、多様な魚をいただくことが、未活用魚を減らし魚の食品ロス解消や、人気のある魚の乱獲防止や海の生き物を守ることにもつながります。

■熱海の人でも、熱海の海でどんな魚がとれているかわからない

ですが、熱海に住む・暮らす方々を対象に約50名にアンケートを実施したところ「熱海でとれる魚の種類をどれくらい知っていますか?」という質問に対して、「0〜5種類未満」と答えた方が半数以上、「10種類未満」が約90%でした。未活用魚についても約8割が「知らない」という結果からも、海が目の前にあってもどんな魚がとれているのか、海がどうなっているのかを知らない人が多いということがわかりました(熱海千魚ベースプロジェクト調べ/熱海市で暮らす・働く方々約50名へアンケートを2022年に実施)。

■熱海の海でとれた魚との出会いを通して、海を考えて欲しい

昨年開催時には、参加者からは「色々な魚屋さんで魚の話をたくさん教えてもらって楽しかったです」「苦手なお魚が好きになった」「市内巡りのきっかけになりました。お魚屋さんはさらに珍しい魚もあり、子供と一緒に楽しめました」といった声や、協力店舗からも「地元の人が熱海の海で魚がとれることを知らない。こうして知ってもらうのは良い機会だと思う」という声をいただき、良い反応が得られたと感じています。

そこで昨年に続き、熱海市内のお魚屋さんや飲食店さんにご協力をいただき、熱海の海でとれたいろんな魚と出会い、魚を知って、食べる「熱海千魚ウィーク」を開催します。海の生き物について考えてみると同時に、何よりいろんな魚と出会うことを楽しんで欲しいと考えています。

  • イベント概要

■期間:10月21日(土)〜11月12日(日)

■開催場所:熱海市内各所

■連携店舗:約26店舗(店舗詳細は市内で配布するチラシや「熱海千魚ベース」のSNS等で紹介いたします)

■内容:連携する熱海市内の魚屋、飲食店にご協力をいただき、期間中は熱海の海でとれた魚と出会える機会(購入したり食べる機会)を作ります。

■キャンペーン概要:期間中にウィークを楽しんでいただくため、いろんな魚のシールを集めてプレゼントがもらえるキャンペーンを実施します。連携店舗に足を運んで、地魚や地魚メニューを購入された方には各店舗からシールをプレゼント。シールを5枚集めた方には、オリジナル手ぬぐいとお魚シールのセットをご用意します。

連携店舗には「熱海千魚ウィーク」ののぼりが立っています!

■運営団体

団体名称:熱海千魚ベースプロジェクト(運営:海のごちそう地域モデルin熱海/特定非営利活動法人atamista)

URL:https://atami-sengyobase.com/

  • 「熱海千魚ベース」プロジェクトとは

2021年度から“食”を切り口に「未活用魚の価値化」や熱海の海の豊さ・課題について知ってもらう機会作りを行っています。主に子どもたちを対象にした学びの場の創出、教育機関との連携による「未活用魚を活用した給食」の提供などを行ってきました。これからも「海を見る。魚を知る。たくさん生きている。」を大切なメッセージとして、海の資源や生き物の大切さと向き合える取り組みを行っていきます。現在カードゲームなど商品開発も推進中。これからの取り組みを楽しみにしていてください。

熱海千魚ベース https://atami-sengyobase.com/ 

本取り組みは、次世代に豊かな海を引き継ぐために、海を介して人と人とが繋がる「日本財団 海と日本プロジェクト」の一環で実施しています。

<団体概要>

団体名称:熱海千魚ベースプロジェクト(海のごちそう地域モデルin熱海)

URL:https://atami-sengyobase.com/

活動内容:熱海千魚ベースプロジェクト(海のごちそう地域モデルin熱海)は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

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