海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
【海と川から三河湾の豊かな恵みや自然を学び、未来に伝えよう!】
ハゼの佃煮は愛知・三河地方のおせち料理には欠かせない一品です。しかし、近年全国的にハゼの漁獲量が減少傾向だといいます。「どうしてハゼが減っているのか?」「ハゼが住んでいる環境に何が起こっているのか?」夏に開催したイベント「三河のおせち料理を守り隊!」では、海や川の水質環境を調査し、そこにつながる森や私たちが住む街との関わりを学ぶことで、ハゼをはじめとする生き物にとって豊かな海とはどんな海か、古くから伝わる食文化を守るにはどうしたらいいのかを学びました。
【汽水域でハゼ釣りを体験!】
ハゼは海で卵を産み、生まれた子どもたちは川をさかのぼり、海の浅瀬や川から流れた淡水が、海水と混ざるところで、「海でも川でもある場所」=汽水域で育ちます。そして成長し、再び産卵のため海に集まります。このハゼの成長に欠かせない汽水域にはどんな特徴があるのか。
イベントでは、三河臨海緑地(愛知県豊川市)の汽水域を訪れ、そこに住む生物の状態を観察し、実際にハゼ釣りを体験しました。
釣り餌のゴカイに触れない子や釣れた魚に触れられない子もいましたが、みんなで協力しながら釣り上げ、1時間30分程度で、なんと166匹のハゼを釣ることができました。
【子どもたちの思いが甘露煮に】
そして、子どもたちが釣ったハゼを一部使用した商品「三河産本はぜの甘露煮」(海と日本プロジェクトバージョン)が、㈱平松食品さんによって、商品化しました。平松食品は大正11年から愛知県豊橋市で創業より培って伝統の技法で、つくだ煮作りをしている食品会社です。そんな伝統であるつくだ煮を途切れることなく未来へ受け継いでいってもらいたいと子どもたちへの食育や、豊かな海の環境保護にも尽力していることから、今回の企画協力と商品開発へとつながりました。
パッケージには商品名の横に、子どもたちがイベントを通して考えた「理想の三河湾」のイラストとメッセージが添えられています。シャチやクジラ、タコなどかわいらしい絵とともに、「三河湾最高」「ごみをなくそう!」など、子どもたちの愛にあふれたメッセージがたくさん。海を大切に思う子どもたちの思いが込められています。
また二次元コードを読み込むと、特設サイトで、全員のメッセージを見る事も出来ます。子どもたちの海への思い、明るい未来への希望が詰まった商品となりました。
ハゼの甘露煮は愛知県三河地方のおせち料理には欠かせないもので、その歴史は江戸時代にさかのぼるといわれています。ハゼは正面から見た顔が能の翁(おきな)に似ていることから長寿の縁起物として喜ばれています。
子どもたちの海への思いが詰まった「三河産本はぜの甘露煮」は、海のごちそうフェスティバルに出品予定です。また、愛知県内の平松食品直営店2店舗、イオンモール豊川「豊穣屋」ほか愛知県内「道の駅」などで順次販売予定です。
<商品概要>
【商品名】三河産本はぜの甘露煮
【発売日】2023年10月8日~
【価格】 600円(税抜き)
【内容量】100g
【販売場所】海のごちそうフェス(10月21日、22日)に出品予定
イオンモール豊川「豊穣屋」10月7日(土)~
平松食品 美食倶楽部本店 10月6日(金)~
平松食品 美食倶楽部ラグーナ店 10月6日(金)~
そのほか愛知県内「道の駅」などで順次販売予定です。
【製造者】(株)平松食品 愛知県豊川市御津町佐脇浜3号地1-27
TEL 0533-77-2468 FAX 0533-76-2170
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県
URL :https://tv-aichi.co.jp/aichi_uminohi/
活動内容 :愛知県を対象地域とし、海と日本プロジェクトを推進する。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。