一般社団法人梅酒研究会のプレスリリース
さらに入賞梅酒の中から2023年度「金賞」「銀賞」「銅賞」の発表が11月15日(水)京都・北野天満宮にて開催される表彰式で発表されます。
本品評会は梅酒の普及と振興、品質向上を目的として2015年より年に一度開催されており、第8回目となる2023年度は日本全国より100社164品の梅酒が出品されました。
審査員には日本を代表する食と酒のスペシャリスト総勢16名により厳正に審査が行われました。
◆審査員紹介◆
【審査委員長】敬称略
明星 智洋 一般社団法人梅酒研究会代表理事
【審査員】※順不同、敬称略
阿部 誠:日本ソムリエ協会常任理事
林 茂:SOLOITALIA代表取締役、イタリアンプロフェッショナルソムリエ
渡辺 ひと美:SSI顧問
あおい 有紀:酒サムライ、フリーアナウンサー
藤森 真:ワインスクール・シャルパンテ・カレッジ学長、シニアソムリエ、唎酒師
日下部 耐史:国際唎酒師、酒蔵プレス代表
入江 瑛起:麺劇場玄瑛オーナーシェフ
森田 隼人:クロッサムモリタオーナーシェフ
村上 宗郎:株式会社日山代表取締役社長
中山 洋平:エクラデジュールパティスリーオーナーシェフ
小宮山 利恵子:唎酒師、一般社団法人食文化実践研究所代表理事
高岡 麻彩:株式会社日本酒にしようCEO
Nao:作詞作曲家、音楽プロデューサー
山本 将守:株式会社マグネティックフィールド代表取締役、名誉唎酒師
島田 律子:日本酒スタイリスト、唎酒師、SSI理事
【審査委員長】敬称略
【審査員】※順不同、敬称略
【ご挨拶】
皆様、大変お世話になっております。
平素は一般社団法人梅酒研究会の活動にご協力をいただき、誠にありがとうございます。 梅酒単体で評価される専門的な品評会がないという状況に端を発し、弊会が「全国梅酒品評会」を立ち上げてから、早八年の歳月が流れました。この間、特に2020年以降の数年間は、新型コロナウイルス感染症の影響や様々な情勢の中で、酒類を取り巻く環境や人々の行動様式は様変わりし、梅酒の発展においては、足踏みをしてしまう時期も過ごしてまいりました。
しかしながら、その苦しい期間においても、全国の梅酒製造者様による弛まぬ努力は積み重ねられ、素晴らしい品質の梅酒が登場していくのを、私どもは幾度も見届けることができました。昨秋、京都・北野天満宮を皮切りに再開された「梅酒まつり」において、それら努力の結晶である梅酒が、多くの方に歓迎の声で迎えられたのは、その積み重ねが厚く、深い想いをもってなされたことの証明と感じております。
本年、弊会では水戸・博多・上野と、初開催を含めた三会場で「梅酒まつり」を執り行い、コロナ禍以前を上回る来場数と、待ちに待ったという梅酒ファンの熱のこもったお声をいただくことで、改めて、梅酒が非常に愛されている日本の文化なのだと実感いたしました。製造者様の努力と想い、梅酒を愛する方々の熱量に応えるためにも、より一層、梅酒業界が前進していく活動に全力を注いでまいります。
「全国梅酒品評会」は一昨年、昨年と続いて160品以上のご出品を賜り、各カテゴリーにおける審査員の緻密な評価にもますます多くの議論が重ねられました。梅酒が何を以て美味しいのか、優れているのかの指標を示すことは、梅酒のみを扱うこの品評会にしかできない大切な使命だと肝に銘じ、常に梅酒文化発展の未来を見つめて開催に当たってまいります。
一般社団法人 梅酒研究会
明星 智洋
◆第8回全国梅酒品評会2023 入賞梅酒一覧◆ ※都道府県順
【ホワイトリカー梅酒】 部門
和歌山県 株式会社 マルリョウナガオカ 「梅干屋のおすそわけ梅酒」
和歌山県 中田食品 株式会社 「紀州産完熟南高梅酒 原酒」
大分県 株式会社 おおやま夢工房 「樽仕込高級梅酒 ゆめひびき」
大分県 株式会社 おおやま夢工房 「熟成梅酒 ゆめひびき」
大分県 株式会社 おおやま夢工房 「梅花爛漫プレミアム」
大分県 八鹿酒造 株式会社 「酒蔵で造った梅酒」
【本格焼酎梅酒】部門
長野県 千曲錦酒造 株式会社 「千曲錦 極上原酒 UMESHU」
長野県 千曲錦酒造 株式会社 「千曲錦 UMESHU」
新潟県 八海醸造 株式会社 「八海山の焼酎で仕込んだうめ酒」
兵庫県 白鷹 株式会社 「白鷹 梅酒 (焼酎)」
福岡県 株式会社 紅乙女酒造 「紅乙女梅酒」
大分県 株式会社 久家本店 「いやんばい梅酒」
【日本酒梅酒】部門
山形県 出羽桜酒造 株式会社 「出羽桜 本格梅酒 純米吟醸酒仕込み」
山形県 出羽桜酒造 株式会社 「出羽桜 本格梅酒 はなやぐ完熟」
福島県 千駒酒造 株式会社 「千駒 日本酒でつくった梅酒」
東京都 東京玉川屋 「東京梅酒」
東京都 株式会社 耕 「想定内 梅酒 2017 風穴熟成」
東京都 株式会社 耕 「想定内 梅酒 2021」
新潟県 株式会社 よしかわ杜氏の郷 「よしかわ杜氏 純米梅酒」
愛知県 澤田酒造 株式会社 「UMESHU T ~つなぐ~」
愛知県 東春酒造 株式会社 「東龍 梅酒」
兵庫県 沢の鶴 株式会社 「沢の鶴 古酒仕込み梅酒」
兵庫県 鳳鳴酒造 株式会社 「鳳鳴梅酒 日本酒仕込み」
広島県 賀茂鶴酒造 株式会社 「賀茂鶴 純米吟醸古酒仕込 梅酒」
佐賀県 宗政酒造 株式会社 「宗政 大吟醸仕込梅酒『煌珠』」
熊本県 通潤酒造 株式会社 「山の都に咲く梅酒」
【ベース混合梅酒】部門
福島県 千駒酒造 株式会社 「千駒 プレミアムうめ酒」
新潟県 玉川酒造 株式会社 「越後武士 梅酒」
石川県 数馬酒造 株式会社 「竹葉 能登の梅酒」
岐阜県 株式会社 平田酒造場 「梅ごよみ」
大阪府 株式会社 ジェムインダストリーズ「雲をつかむような梅酒 ~空にかける青梅~」
福岡県 寒北斗酒造 株式会社 「ヴァリスイート再仕込み 貴醸梅酒」
【ブランデーブレンド梅酒】部門
茨城県 明利酒類 株式会社 「百年梅酒 プレミアムエディション」
東京都 合同酒精 株式会社 「本格梅酒 鴬宿梅 極上」
和歌山県 株式会社 勝僖梅 「本格梅酒 勝僖梅 SHOKIBAI」
宮崎県 雲海酒造 株式会社 「月知梅 すっきりタイプ」
【柑橘系ブレンド梅酒】部門
愛媛県 名門サカイ 株式会社 「瀬戸内レモン梅酒」
大分県 株式会社 久家本店 「かぼすと梅酒のものがたり」
大分県 老松酒造 株式会社 「天空の月 ゆず梅酒」
大分県 老松酒造 株式会社 「天空の月 かぼす梅酒」
【ブレンド梅酒】部門
埼玉県 有限会社 キングショップ誠屋 「鶴ヶ島の雨乞い梅酒Ⅱ」
福岡県 寒北斗酒造 株式会社 「和紅茶梅酒 ホルン ブチャラティ」
佐賀県 天吹酒造 合資会社 「天吹梅酒 龍王 大吟醸仕込」
佐賀県 天吹酒造 合資会社 「tete アロマティクス ジャパンボタニカルズ」
大分県 株式会社 おおやま夢工房 「CREHA ROYAL アールグレイエモーショナル」
【にごり梅酒】部門
新潟県 八海醸造 株式会社 「八海山の焼酎で仕込んだ梅酒 にごり」
和歌山県 平和酒造 株式会社 「鶴梅 完熟にごり」
兵庫県 株式会社 西山酒造場 「梅申春秋」
大分県 老松酒造 株式会社 「梅酒王」
鹿児島県 山元酒造 株式会社 「にごり梅酒 梅太夫」
◆第8回全国梅酒品評会2023について◆
審査日:2023年10月21日(土)
会 場:東京都文京区湯島3丁目29-5 湯島天満宮「梅香殿」
開 催:一般社団法人梅酒研究会
【全国梅酒品評会の目的】
・梅酒の普及と振興、梅酒の品質向上を図る。
・メディアへのニュース提供により露出を高め、広く一般消費者にPRすることで、販売増加を図る。
・梅酒を、日本を代表する「國酒」として政府機関に認定されるよう働きかける。
【審査対象】
・日本で製造販売されていて、商品名やラベルに「梅酒」の文言が入っている全ての飲料。
・「全国梅酒まつり」などの梅酒イベントでの販売を許可できないものは除く。
【審査方法】
エントリーされた梅酒を下記が示す8種類のカテゴリーに分類する。
1ホワイトリカー梅酒 2本格焼酎梅酒 3日本酒梅酒 4ベース混合梅酒 5ブランデーブレンド梅酒 6柑橘系ブレンド梅酒 7ブレンド梅酒 8にごり梅酒
・審査はブラインド方式で行う。審査員にはメーカー名・ブランド名を伏せ、梅酒は番号のみで識別する。
・梅酒製造に関わる審査員は、自社(それに準ずる)の梅酒が出品されてるカテゴリーの審査を行わない。
・審査員は各カテゴリー4~5名とし、それぞれチームリーダーを選出する。各自が審査用シートを使用してテイスティングした後、同じカテゴリーを審査する審査員同士でディスカッションを行う。
・審査員は、外観・香り・味・バランスについて評価し、ディスカッションを基にした総合的な評価をチームリーダーがまとめ、金銀銅賞を裁決する。
【各賞の基準】
金 賞:各カテゴリーにおいて、外観・香り・味・バランスが日本一級のレベルに達している梅酒
銀 賞:各カテゴリーにおいて、外観・香り・味・バランスが卓越した梅酒
銅 賞:各カテゴリーにおいて、外観・香り・味・バランスが優れている梅酒
・各チームリーダーは、金銀銅賞の梅酒の番号を記入し、封筒に入れて密封する。
・この結果は、審査委員長に手渡され、発表まで厳重に管理される。
「梅酒カテゴライズ定義」について
近年、梅酒の人気が拡大し、多くの企業様から多様な梅酒が生産され、販売されるようになってきました。
2014 年までに各地で行われた梅酒審査でも、様々なベースアルコールを用いた梅酒や、梅以外の原料でフレーバーを加えられたブレンド梅酒などが数多く出品されており、今後、この傾向は続き、拡大していくことが予想されます。
そういったなかで、梅酒を一般消費者にも分かりやすく、なじみ深いものとするために「全国梅酒品評会」においては梅酒を 8 種類のカテゴリーに分類し、それぞれのカテゴリーで審査を行っていくことにいたしました。
【蒸留梅酒(じょうりゅううめしゅ)】
蒸留酒のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。蒸留酒とは、ホワイトリカー・本格焼酎・ウイスキー・ウォッカ・ラム・ジン・テキーラ・・・などの蒸留酒をさし、ブランデーは除外する。ブランデーを使用した梅酒はブレンド梅酒に分類される。 糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料は必ず使用しなければならないものではない。
1. ホワイトリカー梅酒
ホワイトリカーとは、甲類焼酎(連続式蒸留しょうちゅう)をさす。ホワイトリカーのみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
2. 本格焼酎梅酒本格焼酎とは、乙類焼酎(単式蒸留しょうちゅう)をさす。本格焼酎のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
【醸造梅酒(じょうぞううめしゅ)】
醸造酒のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。醸造酒とは、日本酒(清酒)・ワイン・・・などの醸造酒をさす。 糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料は必ず使用しなければならないものではない。
3. 日本酒梅酒日本酒のみをベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
【ベース混合梅酒(べーすこんごううめしゅ)】
蒸留酒もしくは醸造酒を主とした分類の異なる複数の酒類をベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸 味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。 蒸留酒とは、ホワイトリカー・本格焼酎・ウイスキー・ウォッカ・ラム・ジン・テキーラ・・・などの蒸留酒をさし、ブランデーは除外する。ブランデーを使用した梅酒はブレンド梅酒に分類される。
醸造酒とは、日本酒(清酒)・ワイン・・・などの醸造酒をさす。 糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料は必ず使用しなければならないものではない。
4. ベース混合梅酒
蒸留酒もしくは醸造酒を主とした分類の異なる複数の酒類をベースとして、梅の実、糖もしくは甘味料、酸味料、香料、着色料のみを原料に造られた梅酒。
【ブレンド梅酒(ぶれんどうめしゅ)】
特定の風味を与える酒類もしくは果実・果汁、香辛料などを加えて造られた梅酒、または蒸留梅酒と醸造梅 酒とベース混合梅酒で定めた原料以外を加えて造られた梅酒。
5. ブランデーブレンド梅酒
蒸留梅酒と醸造梅酒とベース混合梅酒で定めた原料に加えて、ブランデーを用いて造られた梅酒。
6. 柑橘系ブレンド梅酒
蒸留梅酒と醸造梅酒とベース混合梅酒で定めた原料に加えて、柑橘類の果実・果汁を用いて造られた梅酒。
7. ブレンド梅酒
ブランデーブレンド梅酒・柑橘系ブレンド梅酒を除くブレンド梅酒。
【にごり梅酒(にごりうめしゅ) 】
原料に梅実の果肉もしくはその他の果実の果肉などの風味を出すための固形分を用いて濁らせた梅酒。
8. にごり梅酒
原料に梅実の果肉及びその他の果実の果肉などの風味を出すための固形分を用いて濁らせた梅酒。
※ 糖もしくは甘味料とは、砂糖(氷砂糖・双目糖・上白糖・液糖・和三盆・甜菜糖・黒砂糖など)・果糖・オリゴ糖・蜂蜜・ステビアなどをさす。
※ 分類を同じくする複数の酒類をベースとした梅酒は、ベース混合梅酒とされない。(複数の本格焼酎をベース とした梅酒=本格焼酎梅酒、複数の日本酒をベースとした梅酒=日本酒梅酒)
◆日本全国164品の梅酒から「金賞」「銀賞」「銅賞」を発表◆
8部門のカテゴリーごとに「金賞」「銀賞」「銅賞」を決定。表彰式を開催し発表いたします。表彰式では受賞蔵に賞状とメダルが授与されます。
【第8回全国梅酒品評会2023 表彰式】
開催日:2023年11月15日(水)
場 所:京都府京都市 北野天満宮「紅梅殿」
全国の梅酒ファンの皆様、発表までどうぞ楽しみにお待ちくださいませ。また報道関係各位におかれましてはぜひその瞬間にお立合いください。
主 催:全国梅酒品評会実行委員会
事務局:一般社団法人梅酒研究会
お問合せ:電話 03-6228-1183/メール info@umeshu-sg.jp
一般社団法人梅酒研究会オフィシャルサイト・全国梅酒品評会2023