クックパッド、約140カ国で実施した料理頻度のグローバル調査レポート「A Global Analysis of Cooking Around the World Year 5」を公開

クックパッドのプレスリリース

クックパッド株式会社は、2018年から世界的な調査会社であるギャラップ社と連携し、世界約140カ国で料理頻度*1等の調査を実施してきました。過去5年分を全てを含む、2022年の最新調査・分析を「A Global Analysis of Cooking Around the World Year 5」としてまとめ、2023年10月30日(月)、レポートを公開します。

*1:料理頻度 1週間の昼食・夕食(7日×2回=合計14回)のうち何回、野菜や肉などの食材から家で料理したかを質問

・2022年調査 – World Cooking Index – 5年間の料理頻度の推移からコロナ前後の料理行動の変化を読み解く:https://note.com/cookpad/n/n7f5a1384a8a9

【参考資料】

・A Global Analysis of Cooking Around the World Year 4 〜世界の料理頻度調査から見る「日本の食のいま」:https://note.com/cookpad/n/n9c8a4dfdee72(2022年10月公開)

・国際女性デーに考える World Cooking Index 世界の料理頻度から見る、ジェンダーギャップの現在と未来:https://note.com/cookpad/n/ncae50e7b7f5e(2022年3月公開)


■要約

  • クックパッドは、2018年からギャラップ社と連携し、世界約140カ国で料理頻度等のグローバル調査を実施している。

  • 2023年10月末に2022年調査実施分の結果と分析を「A Global Analysis of Cooking Around the World Year 5」としてまとめ、レポートを公開する

  • レポートには過去5年間の料理頻度、家で作られた料理食べる頻度の推移、およびジェンダーによる料理頻度の違いについての分析などを掲載


■ 「World Cooking Index」プロジェクト、および実施背景について

クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げ、日本を含む世界71カ国・地域、29言語で料理レシピ投稿・検索サービスを展開しています。料理頻度のグローバルデータを活用することで、料理と「健康」「消費行動」「人との繋がり」などの社会的要因の相関関係および因果関係について、エビデンスベースで明らかにしていきます。料理を楽しむ人について理解を深め、料理をすることのベネフィットを明らかにすることで、料理に対する前向きな機運の醸成に取り組みます。


■「A Global Analysis of Cooking Around the World Year 5」調査結果

料理頻度はコロナ禍前の水準に戻る

・料理頻度のグローバル平均は昨年比 -0.3回の6.4回/週で、2018年の調査開始以降最低水準

・日本においても同様に、2018年調査開始以来最低の6.0回/週となった

・特に、18-24歳の若い男性の料理頻度は2019年に上昇をはじめ、コロナ禍では高水準を維持したが、2022年にはコロナ禍前の水準まで低下

コロナ期間中、家で料理をしなければいけない状態が続いたことによる「コロナ疲れ」が料理頻度低下の主な要因と思われます。また、コロナ禍を通じて、フードデリバリー等が発達したり、健康に配慮した冷凍食品など、調理をしない選択肢がより充実したことも背景にあるのではないでしょうか。

実際に、日本冷凍食品協会が実施した「“冷凍食品の利用状況”実態調査」(2023年2月実施)によると、60%が週に1回以上冷凍食品を利用すると回答している。「冷凍食品を週に1回利用する」と答えた人は、2018年では20%でしたが、年々上昇を続け2023年には23.5%にまで増加しました。冷凍食品は高頻度で食事に取り入れられるようになりつつあります。

家庭で料理された食事を食べる頻度は増加

・家庭で料理された食事を食べる回数は昨年比 +0.2回の10回/週で、2020-2021年を超える高水準

・日本では昨年比 +0.6回 の8.7回/週で、2020年の9.4回/週、2021年の9.3回/週を下回った

グローバル全体で、家庭で料理された食事を食べる回数が増加しています。コロナ禍がヤマを超え、個人で作って個人で食べるというライフスタイルから、誰かが作ったものを皆で食べるというライフスタイルに回帰していることが大きな要因とみられます。

一方で、日本のように料理頻度が下がっている国もあります。そのパターンの背景には、前段で触れたような、コロナ疲れや調理をしない食事の選択肢の充実があるものと考えられます。


■メディア掲載、取材に関するお問い合わせ

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広報へのお問い合わせフォーム:https://info.cookpad.com/contact/pr


■調査概要

調査概要実施時期:2022年

対象人数:142,101名

実施方法:対面、固定電話もしくは携帯電話を使ったインタビュー

<調査項目>

・Thinking about the past 7 days, on how many days did YOU, personally, COOK LUNCH AT YOUR HOME?

・Thinking about the past 7 days, on how many days did YOU, personally, EAT LUNCH that was cooked AT YOUR HOME, either by you or someone else? 

・Thinking about the past 7 days, on how many days did YOU, personally, COOK DINNER AT YOUR HOME? 

・Thinking about the past 7 days, on how many days did YOU, personally, EAT DINNER that was cooked AT YOUR HOME, either by you or someone else? 

■参考情報

【クックパッドについて】

クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げる、料理とテクノロジーの会社です。国内で月間約4,800万人が利用し日本を含む世界71カ国・地域、29言語で展開する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」、生鮮食品オンライン市場「クックパッドマート」などを運営しています。私たちは料理を通じて、ヒト、社会、地球の豊かな未来を目指します。

社名 : クックパッド株式会社 https://info.cookpad.com

本社所在地 : 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 WeWorkオーシャンゲートみなとみらい 7F/9F

代表者 : 代表執行役 佐野 陽光 (さの あきみつ)

資本金 : 5,286,015千円(2023年6月末)

設立年月日 : 1997年10月1日

従業員数 : 313人(2023年6月末 連結ベース)

主要事業 : 毎日の料理を楽しみにする事業

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