茶商 矢部屋許斐本家のプレスリリース
日本茶の始まりの製法=焙炉(炭火の上に和紙を引き乾燥火入れする作業)でじっくりと火入れして仕上げた八女茶は、炭の遠赤外線の効果により茶葉が芯部から温まり、「焙炉(ホイロ)香」という独特の香味を纏う、熟成を楽しめるお茶に成ります。
”焙炉式八女茶シリーズ”は、㈶食品産業センター「本場の本物」の認定も受けた格式高い製法を継承し、古くて新しい日本茶の新たな価値の創出へ挑戦するものです。
茶商 矢部屋許斐本家
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コスト削減競争の激化で絶滅の危機に瀕する日本茶の伝統
より安くお茶を飲みたいというニーズが大勢を占める近年、多くの日本茶メーカーは価格競争力を高めるため、大量生産に適した製法を採用するようになりました。その結果、日本茶本来の風味を引き出す伝統的な製法が淘汰されつつあります。
緑をたたえる茶園
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14代目後継ぎが旗振りをし伝統の保存に注力、古くて新しい価値づくり経営に踏み出す
私たち矢部屋許斐本家は、日本茶の伝統が失われていくことを憂い、古くて新しい価値づくり経営に踏み出しました。
日本茶の歴史と共にある歴代
荒茶を評価する伝統的な設備「日除け」(八女市指定文化財) 光を均一にし正確な選別ができる
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「お茶の原点に立ち返る」というビジョンに基づき生まれた最高級日本茶”焙炉式八女茶シリーズ”
”焙炉式八女茶シリーズ”は、日本茶の始まりの製法=焙炉(炭火の上に和紙を引き乾燥火入れする作業)でじっくりと火入れして仕上げた最高級の日本茶です。 炭の遠赤外線の効果により、茶葉を芯部から温めて茶の風味を豊かにし、「焙炉(ホイロ)香」という独特の香味を纏う、熟成を楽しむお茶に成ります。
創業三百余年ー。九州最古参の茶商として、江戸後期築の建造物(八女市指定文化財)にて、茶業に関する技術や哲学、歴史的な資産を受け継ぐ弊社の職人が生み出す珠玉の逸品を、ぜひ味わっていただきたいと思います。
どこか懐かしくまろやかな香りを纏う焙炉式八女茶『熟成蔵出し茶 特撰』
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焙炉式八女茶で表現する日本茶の神髄
私たち矢部屋許斐本家は、日本茶の神髄は手間暇によって生み出されるものと考えています。
日本茶は長大な工程を経て商品になっていきます。
茶園が愛情込めて栽培した茶葉を摘み取り、鮮度が落ちる前にすぐさま製茶(蒸し)にかけます。その後、揉み・乾燥を経て「荒茶」と呼ばれる半完成品となります。
その荒茶を再製(芽・葉・茎などへの選別)し、火入れ、審査、合組することで、一般的な日本茶は完成します。
焙炉式八女茶は、さらに焙炉(炭火の上に和紙を引き乾燥火入れする作業)の手間暇をかけた日本茶です。工芸品のような洗練された風味をお楽しみいただける、日本茶の最高峰を、ぜひ体験して頂きたいと思います。
昭和初期 許斐本家オリジナルポストカード 「茶の葉もめもめ大葉も小葉ももめば茶になる八女みどり」
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世界中で高まる焙炉の評価
焙炉式八女茶は、食をテーマとした市場初の万博「ミラノ国際博覧会」の日本館で展示され、国際的に高い評価を受けました。また、㈶食品産業センターが定める【本場の本物】にも認定されており、世界中で焙炉式の製法が評価されつつあります。
令和4年 オーストラリアフードツアー 矢部屋許斐本家 八女市指定文化財店舗にて
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先人の研鑽を尊重しお茶のポテンシャルを最大限発揮することで、皆様に喜んでもらいたい~歴史と伝統を受け継ぐ施設と取り組み~
矢部屋許斐本家はこれからも先人の想いを鑑み、その歩んできた歴史を皆様にお伝えできるよう、心魂込めてお茶づくりに邁進していく所存でございます。何卒一層の御引立の程、御願い申し上げます。
矢部屋 許斐本家 十四代 許斐 久吉
江戸安政三年(1856年)矢部屋許斐家紋木箱 「丸ニ剣花角 紋」
昭和20年後半~30年代前半 茶商 矢部屋許斐本家 11代目久吉
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会社概要・問い合わせ先
店名:茶商 矢部屋許斐本家
創業:江戸時代 宝永年間(1704年~1711年)
代表:14代目 許斐 久吉(襲名)
本社所在地:福岡県八女市本町126
連絡先:pr@konomien.jp
<コーポレートページ>https://www.konomien.jp/
<コーポレートページ 矢部屋許斐本家の歴史>https://www.konomien.jp/contents/category/history/
<オンラインショップ>https://www.konomien.jp/shop/products/list.php
<オンラインショップ 焙炉式八女茶 熟成蔵出し茶 特撰>https://www.konomien.jp/shop/products/detail.php?product_id=94