伝統の味わいを守り抜くカステラの老舗『カステラ本家 福 砂 屋』創業400周年のメモリアルイヤー始動

~ゆっくりと未来へ。400周年記念特設サイトもOPEN~

株式会社カステラ本家福砂屋のプレスリリース

 株式会社 カステラ本家 福砂屋(本社:長崎県長崎市船大工町3-1、代表取締役社長:殿村 育生、以下:福砂屋)は、2024年に創業400周年を迎えます。本年は400周年のメモリアルイヤーとして、永きに亘り福砂屋をご愛顧いただいている皆さまへ感謝の気持ちを込めて、一年を通してさまざまな企画を実施していきます。また、400周年を迎えるにあたり、周年記念ロゴ・周年メッセージを発表します。

  • 福砂屋400周年イヤーを彩る記念ロゴ・周年メッセージを発表。

 福砂屋は、1624(寛永元年甲子)年に長崎県で創業し、本年で400周年を迎えます。記念すべき2024年の周年イヤーを開始するにあたり、400周年記念ロゴマークと周年メッセージを制定しました。福砂屋が歩んできた歴史と現在、そして未来への思いを表現した記念ロゴ・周年メッセージを軸に、今年一年を通してお客様へ創業400年の感謝を伝えてまいります。

■400周年記念ロゴマーク

<400周年記念ロゴ>

 400周年ロゴでは、福砂屋のアイデンティティでもある登録商標の「蝙蝠ロゴ」と「400(周年)」をシンプルに表現。とりわけ縁起が良いとされている“赤い色“の蝙蝠をイメージし、椿桃(つばいもも)(朱色)で彩りました。

<福砂屋の登録商標>

 福砂屋の商標は「蝙蝠(コウモリ)」です。

 明治時代第、福砂屋の12代店主である清太郎の時に、カステラをもっと長崎を代表する菓子として育てたいとの願いを込めて現在の「蝙蝠」の商標へ変更しました。

 その際は、1682(天和2)年の飢饉の際に福砂屋が米を寄進いたしました唐寺・崇福寺のご住職の勧めもありました。

 中国では、「蝠」と「福」が同音で縁起が良く、慶事・幸運の印とされます。長崎という地域としての、中国との絶える事のない交流の歴史から、「蝙蝠」は自然な形で商標となりました。

■400周年ブランドメッセージ

  • 福砂屋400年の歴史を振り返る、特設サイトがオープン!

 メモリアルイヤー始動に合わせ、特設サイトを2024年1月1日よりオープン。

福砂屋400周年記念特設サイトURL:https://www.fukusaya.co.jp/400th/

  • 福 砂 屋 独自のふっくら・しっとりとして馥郁(ふくいく)とした味わい

 福砂屋のカステラは、福砂屋ならではの製法と鍛えぬいて会得した伝統を受け継いできた味わいです。それを支えるのが、艶やかに馥郁とした味わいを求めた丁寧な生地づくり、卵の黄身と白身を分けて泡立てる別立法、そして長崎カステラの双目(ザラメ)糖の妙法です。この味わいとカステラ文化を、ゆっくりと未来へ着実に育てて参ります。

工夫①熟練職人による、丁寧な生地づくり

 卵の手割りに始まり、泡立て、混合、撹拌、釜入れ、焼き上げまで、ひとりの職人が一貫して責任を持ち製造します。時代の逆を行くこのような手間のかけ方が、ふっくら・しっとりとした福砂屋独特の食感、コクのある甘みと風を生み出します。

工夫②厳選素材と卵への思い

 添加物を一切使用しない厳選したシンプルな材料*1を使用。中でも、卵には格別のこだわりがあります。生産から品質管理、季節ごとの色や状態のチェック、白身の状態に合わせた攪拌技術など、あらゆる英知を注いでいます。

*1)原材料:卵(国産鶏卵) 、小麦粉、砂糖(上白糖、双目<ザラメ>糖)、水飴(米飴)。蜂蜜、水、ミルクは一切使用していません。

工夫③ふっくら・しっとりの仕上がりを生み出す「別立法」

 別立法とは、卵を白身と黄身に分け、まず白身を十分に泡立て、その後に黄身と双目糖を加えさらに撹拌するという手間のかかる製法です。福砂屋は別立法を古くから確立し、ふっくら・しっとりとしたカステラを実現しています。

工夫④守り続ける長崎カステラ独特の風味 双目糖の妙法

 長崎カステラの特徴のひとつは、カステラの底の方を口にした時に感じるシャリッとした双目糖*2の食感です。材料を撹拌する際、双目糖の角を磨り減らしながら生地になじませ、その一部を底の方に残します。この守り伝えた鍛錬を重ねた手法で、独特の食感やコクのある甘みを出します。

*2)手づくりのため、双目糖の量は、季節によって、一品毎に多少の違いがあります。

  • 福砂屋400周年に際して

おかげさまで福砂屋は今年、創業400年を迎えます。

感謝の思いと共に、カステラづくりの伝統を次代へつないで参ります。

永きに亘ってご愛顧いただきましたことを、長崎の街、全国の皆様に

感謝を申し上げつつ、新たな決意のもとに一層の研鑽を積んで参ります。

「鍛え抜いて会得した技術」と「ものづくりの心」を大切に育んで参りました。

絶やしてはいけない技だと自負しております。

福砂屋は、手づくりの伝統を日々に確かめ、カステラ文化を創造して参りました。

カステラ文化の創造・普及・発展を今後も使命といたします。

伝統は頑なに守るものではありません。

伝統は大切に育てていくもの、私たちはそう考えております。

福砂屋は創業の心への原点回帰と創意工夫を支えとして、

これからも時をつないでいく所存です。

これからも次の100年に向けて、変えるものと変えてはいけないものを

着実に見極め、カステラ文化を創造して参ります。

「カステラ 時をつなぐ 心をつなぐ」のカステラづくりの心、ものづくりの心を

大切にゆっくりと未来へ向けて一歩一歩確実に先を目指して参る所存です。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

株式会社 カステラ本家 福 砂 屋

代表取締役社長       

16代 当 主 殿 村 育 生

  • カステラ本家 福 砂 屋

福砂屋 本店

名 称    : 株式会社 カステラ本家 福 砂 屋

創 業    : 寛永元年甲子(1624年)

代表者    : 代表取締役社長 殿 村 育 生

本 店    : 長崎県長崎市船大工町3-1

東京支店 : 東京都目黒区青葉台1-26-7                 

福岡支店 : 福岡県福岡市博多区東光寺町1-2-33

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