『ホットペッパーグルメ外食総研』が開催する「トレンド座談会」レポート
株式会社リクルートのプレスリリース
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しています。今回は「好きなカニの種類」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートします。
■カニが好きな人は全体で70.0%
好きなカニの種類は1位タラバガニ(62.3%)、2位ズワイガニ(59.4%)、3位毛ガニ(37.4%)
「カニを食べるのは好きですか?」という質問では、70.0%の人が「好き」(「とても好き」28.3%、「好き」41.7%の計)と回答。また、「好き」と答えた人(どちらともいえない含む)に好きなカニの種類について聞いたところ半数を超えたのは1位「タラバガニ」(62.3%)、2位「ズワイガニ」(59.4%)でした。
Q. カニを食べるのは好きですか?
※n=1,035/単一回答
「苦手」:「苦手」「とても苦手」の計、「その他」:「アレルギーがある」「1度も食べたことがない」の計
※「カニを食べるのはとても好き/好き/どちらともいえない」と答えたn=884/複数回答
※「その他」「特に好きな種類はない」は除く
■『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
産地や水揚げ港のあるエリアに住んでいる人は地元で獲れるカニが最“推し”!
今回の調査で7割の人が「食べるのが好き」と回答しているように、冬にカニ料理を楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。「好きなカニの種類」では、全国的に半数を超えたのは1位「タラバガニ」(62.3%)、2位「ズワイガニ」(59.4%)。この2種類は2大王者といえるでしょう。「タラバガニ」はなじみの深い北海道・東北地方、「ズワイガニ」は近畿地方で支持率が最も高く、産地や水揚げ港との関係もありそうです。中でも興味深いのは3位以降のカニの人気についてです。地域別に見ると(次ページ)、「毛ガニ」はなじみ深い北海道・東北地方では66.7%の人が好きと答えており、次に高い関東地方と20ポイント以上の差が、「ワタリガニ」は九州・沖縄地方が25.6%と最も高いのに対し、カニの本場ともいえる北海道では10%を切っており、2大王者以外のカニについては地域性が大きく出る結果となりました。輸入品や通信販売、最近ではふるさと納税などで現地に行かなくとも全国のカニを購入できるので、慣れ親しんだ“推し”のカニ以外も堪能してみてはいかがでしょうか。
『ホットペッパーグルメ外食総研』所長
有木 真理
■好きなカニは産地や水揚げ港周辺の地域で支持率が高い傾向に
「好きなカニ」について地域別に見ると、北海道の名産品である「タラバガニ」「毛ガニ」「花咲ガニ」はやはり北海道・東北地方での支持率が最も高く、地域によって呼び方が変わる「ズワイガニ」についても、「松葉ガニ」の産地がある近畿地方での支持率が高い結果になりました。
また、さらに「一番好きなカニ」については、主な産地となっている北海道・東北地方では「毛ガニ」が、漁獲量が多い港がある近畿地方では「ズワイガニ」がトップでした。産地や水揚げ港があるエリアのカニに集中するなど、地域性を強く反映していることがわかりました。
※「カニを食べるのはとても好き/好き/どちらともいえない」と答えたn=884/複数回答
※「その他」「特に好きな種類はない」は除く
※各カニの選択率が最も高い地域のセルを赤色、最も低い地域のセルを青色で色付け
※「カニを食べるのはとても好き/好き/どちらともいえない」と答えたn=884/単一回答
※「その他」「特に好きな種類はない」は除く
■『ホットペッパーグルメ外食総研』トレンド座談会とは
シーズンごとに“今”はやりの外食トレンドを発表する、リクルートの外食のプロフェッショナル集団による座談会。アンケート調査や、レストランの現場から“生の声”を聞き、「外食のリアル」を語ります。メンバーは、飲食トレンドの数値化・可視化を行う『ホットペッパーグルメ外食総研』の研究員をはじめ、女子トレンド、高級店トレンドなど、さまざまな分野のスペシャリストで構成されます。
【アンケート調査概要】
■調査期間:2023年12月1日(金)~2023年12月2日(土)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
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