株式会社佐浦のプレスリリース
50年前の味わいをイメージする
当時の味わいの再現にあたり、南部杜氏流の吟醸造りの技を用いて「浦霞禅」を誕生させた名誉杜氏 故・平野 重一の酒質を現 本社蔵杜氏 赤間 勲がイメージし、穏やかな酢酸イソアミル系の吟醸香が感じられるきれいな味わいの酒質を目指して製造いたしました。原料米も発売当初に使用していた「広島県産八反３５号」を使用し自家酵母で醸した純米吟醸酒です。
製造責任者である赤間杜氏は、使用した原料米「広島県産八反３５号」は初めて使用する原料米であり、溶けすぎにより酒質が重くならないように処理(洗米・浸漬)においては最新の注意を払わなければなりませんでした。特に令和5年は異常な暑さが続いたため高温障害を受けた影響も加味しなければならず、各工程において難しい判断をしなければなりませんでした。令和５年は１１月でも暖かい日が多く、原料米の洗米作業での水温には気を使いました。酒母や醪（掛米）の原料米については浸漬時間を十分にとりながら培った経験と知識で乗り切り、出来上がった蒸し米は、乾燥蒸気を当てて表面の余分な水分を飛ばした粘り気の少ない理想的な仕上がりとなりました。醪の段階では理想とする酒質に近づけるために、品温経過を注意しながら綺麗でキレのある酒質となる時期を見極めて上槽されました。各工程で苦労を重ねながらも５０年前の酒造りに想いを寄せて造られた純米吟醸酒です。
赤間杜氏 曰く「５０年前は、リンゴのような華やかな香りのある吟醸酒はなかった。南部流酒造りの技法により醸したお酒。穏やかなバナナ様の吟醸香ときれいで繊細なキレのある、バランスの良い酒質を目標にした。初めて使用する原料米で難しさがあったが、最後まで手を抜くことなく根気良く、理想のお酒を目指して作業にあたった蔵人たちに感謝したい。」と語る。
◎復刻デザインされた「浦霞禅」のラベルとパッケージ
５０年前のパッケージデザインを再現しつつ、ラベルおよび化粧箱には森林認証紙を使用、また印字には植物油インキ（植物由来の非食用も含めた各種植物油を原料としたインク）を採用し、さらに化粧箱は現行商品よりサイズを小さくして紙の使用量を９％カットするなど、自然環境に配慮した仕様にした。
化粧箱天面に印字されている５０周年ロゴは、禅画における画題の一つであり「欠けることのない無」を意味する「円相」をモチーフとしデザインしています。５０年の歩み、そしてこれからも皆様へ高品質の「浦霞禅」をお届けし続ける思いを表現。積み重ねた長い歴史と「浦霞禅」の変わらぬ美味しさについて紹介することを願っています。
◎「純米吟醸 浦霞禅」復刻ラベル（数量限定商品）
発売日：２０２４年３月１８日発売 ※地域や店舗により発売日は異なります。
【商品名】 純米吟醸 浦霞禅 復刻ラベル
【成分値】
アルコール分 ：１５度
原 料 米 ： 広島県産八反３５号１００％
精 米 歩 合 : ５０％
使 用 酵 母 : 自家酵母
日 本 酒 度 : ＋１
容 量 : ７２０ml
税込希望小売価格： ２,６４０円
特 徴 : 穏やかな酢酸イソアミル系の吟醸香とすっきりとしたきれいな味わい
販売店情報
●全国の酒類販売店様についての詳細は下記までお問い合わせください。
株式会社佐浦 本社蔵
電話 ： 022-362-4165（平日９:０0～17:０0）
info@urakasumi.com
●株式会社佐浦 直営オンラインショップ
https://e-urakasumi.com/
●株式会社佐浦 直営店舗「浦霞 酒ギャラリー」
所在地 ： 宮城県塩竈市本町2-19
営業時間： 10:00～17:00（休業日：日曜・年末年始、その他臨時休業あり）
電話 ： 022-362-4165
※営業時間は変更となる可能性があります。
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浦霞醸造元 株式会社佐浦について
鹽竈神社の御神酒酒屋として
１７２４年酒造株を譲り受け創業。江戸時代後半には陸奥国一之宮鹽竈神社の御神酒酒屋となり、酒を醸し現在に至っています。蔵のある塩釜は、東京より北に約３００kmの所に位置する太平洋に面した港町です。塩釜の浦は古くから景勝地としても知られ、いにしえの京都の貴族達の憧れの地であり、その美しい風情が多くの歌に詠まれています。
地域性にこだわり、一般市販酒は宮城県産米を使用し、大吟醸酒は山田錦などの酒造好適米を使用した最高品質の酒造りを目指しています。日本醸造協会に登録されている「きょうかい１２号酵母」は弊社の醪より分離された酵母で、１２号酵母発祥の蔵として「きょうかい１２酵母」を復活させた酒造りにも取り組んでいます。