「シャキシャキでおいしい」児童・生徒たちに好評でした
株式会社 村上農園のプレスリリース
発芽野菜の生産・販売を行う株式会社村上農園(本社:広島市、代表取締役社長:村上清貴、以下 村上農園)は、2023年6月、宮城県大郷町に東北エリア初となる生産センター「宮城大郷生産センター」を新設しました。このたび2024年3月4日(月)、大郷町内の小中学校(大郷小学校、大郷中学校)の給食に同センターで生産した発芽野菜「豆苗(とうみょう)」が初めて登場しました。
大郷町では、子どもたちに地元の食材を食べてもらおうと、米や野菜などの大郷町産食材を毎日給食に使用しています。この日の給食では、スープに使用された豆苗、ごはん、五目きんぴらの枝豆が大郷町産の食材でした。
豆苗はほのかな豆の香りとシャキシャキした食感が特徴で、子どもの成長に欠かせないビタミン類やタンパク質が豊富な野菜です。畑ではなく植物工場で生産し、天候の影響を受けることがないので、高品質な豆苗を1年中安定して出荷することができます。昨年6月に大郷町に国内最大規模の発芽野菜専用植物工場が誕生してからは、宮城県をはじめとした東北地域の皆さまにこれまで以上に新鮮な豆苗をお届けしています。
町内産の豆苗が大郷町の給食に使用されるのは今回が初めて。子どもたちは、「シャキシャキしていてとってもおいしかった」「自分の町で作られたものを食べられるのがいいと思う」と、地元産の豆苗を楽しみながら給食を食べていました。村上農園は今後も宮城県、大郷町と連携し、食育や地域振興の活動を行っていきます。
3月4日(月)の献立
・ごはん
・ささみチーズフライ
・五目きんぴら
・大郷産豆苗入り玉子スープ
宮城大郷生産センターの概要
【名称】宮城大郷生産センター
【所在地】宮城県黒川郡大郷町大松沢字新成田川10−1
【敷地等】敷地面積:60,487㎡(東京ドーム1.3個分)/延床面積:1期 約15,000㎡、2期 約6,000㎡、3期 約16,000㎡、4期 約6,000㎡
【生産品目】豆苗、ブロッコリースプラウト200 など8品目
【生産能力】年産 2,800万パック(豆苗換算)
【投資規模】15億円(1期)
太陽光利用・遮蔽型ハウス
換気用の天窓や側窓がなく、虫や異物混入リスクの低い遮蔽型ハウスを採用。遮光カーテンを多分割し、豆苗やスプラウトの生育状況に合わせて細かく光量の調整が可能です。
パッド&ファン冷房
ハウス側面の片方に水で濡らしたパッドを設置し、反対の側面の大型換気扇で排気・通風を行う、気化熱を利用したエコな冷房システム。72台の高性能ファンを設置しています。
全自動ムービングベンチ
同システムとしては純国産第一号。栽培容器を載せたベンチを、コンピュータ制御で 播種場〜緑化場〜予冷庫 まで移動させ、搬送作業の自動化を実現しました。中央制御室から一括制御可能な最新システムを採用しています。
中央制御室(コントロールルーム)
栽培エリアの各所に設置したセンサーで栽培状況をリアルタイムでモニタリングし、栽培プログラムや施設内の環境を一括管理します。また、各所カメラのモニタリングにより、全ての作業のコントロールが可能です。
豆苗(とうみょう)とは
豆苗は、ほのかな豆の香りとシャキシャキした食感が特徴のえんどう豆(グリーンピース)の若菜。豆類に多く含まれるタンパク質やビタミンB群と、葉物野菜に多く含まれるβ-カロテンやビタミンCなどの栄養をあわせ持つ、栄養バランスの良い緑黄色野菜です。
村上農園は、1995年に植物工場での豆苗の水耕栽培を開始し、現在は全国6カ所(関連会社を含む)の生産施設で生産しています。
調理後に残った根を水に浸しておくと1週間ほどで新しい芽が伸びてくるため、再生栽培ができるエコでお得な野菜「リボベジ(リボーンベジタブル)」としても人気を集めています。
「豆苗」商品ページ:https://www.murakamifarm.com/products/toumyou/
村上農園 会社概要
【設立】1978年1月
【代表者】代表取締役社長 村上清貴
【売上】90億9,400万円(2023年12月期)
【事業内容】ブロッコリー スーパースプラウト、豆苗などの高成分野菜や発芽野菜、マイクロハーブの生産・販売
【事業所】本社・研究開発部(広島)、生産センター(宮城、千葉、神奈川、静岡、山梨、三重、広島、福岡)、営業所(東京、愛知、大阪、広島、福岡)
【関連会社】株式会社沖縄村上農園(沖縄県大宜味村)
【加盟団体】一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)
【ウェブサイト】https://www.murakamifarm.com/