藤沢市内焼肉店、幻の能登牛一頭買い！被災地応援！「能登牛メニュー」を食べて復興支援を

「被災地に貢献する一番の方法は、能登の食材を使うこと…」。

藤沢市内で「焼肉＆韓国宮廷料理ヨンドン」などを経営する（株）エムワイ代表の吉田 亘良は「能登牛を一頭買いすることで復興支援を行いたい」と、2月下旬に現地の販売会に赴いた。出品72頭中、最高値のA5ランクプレミアム牛をその場で買い付け、 3月8日ごろから随時、藤沢市内のヨンドングループ5店舗で「能登牛メニュー」を販売し湘南地域で話題となっている。

「湘南・藤沢の皆さんに、最高の能登牛を味わって喜んでほしい」

「生産者のことも考えて、採算度外視で購入してきました！」

能登牛は脂身がきめ細やかで上品な味わい。今まで、石川県外ではなかなか食せないことから幻のブランド牛と言われてきた。被災地の消費活動が麻痺している現状は、生産者にとっては瀕死の状況。「能登牛の価値をわかっていただき、購入していただくことは復興への最高のエールとなります」という声もあったという。吉田は牛の目利きはベテラン。しっかりと価値を評価した上で、競って勝ち取った一頭。藤沢市の店舗に持ち帰ると、採算度外視の「能登牛メニュー」を開発し、提供を始めた。「今だからこそ藤沢市民の皆さんに注文してほしいメニューです」と店舗スタッフ。評判も上々だという。

【復興支援にかける（株）エムワイ代表の思い】

東日本大震災時、私たちの店も地震で強い揺れを感じ、計画停電などの影響から営業もままならない経験をしました。能登半島地震の状況を知るたびに、被災された方々の気持ちを他人事とは思えず、「何かできないか？」と問いかける毎日でした。

現地の状況を判断し、その上で考えた最良の手は、現地の生産者を応援することでした。
石川県のJA全農にすぐに連絡し「継続的に能登牛を仕入れたい」とお話したら、本当に喜んでくださって、皆さんの協力で手筈が整い、すぐに買い付けに赴くことになりました。
現地の競りが始まる前から｢その日の1番最高な能登牛を買う｣と決めていました。高値が付けばそれだけ現地で被災した酪農家の支援になる…。そう思ったからです。

また、藤沢の皆さんに一番美味しい能登牛を味わってほしいという思いもありました。
「食から嬉しい事をする」を理念に掲げる当社では、今後も継続して、被災地を応援する企画を考えていきます。

まずは絶品、能登牛をご賞味あれ！
株式会社エムワイ　代表　吉田 亘良