生産者を支える農業機器の提供と伝統的な味噌蔵での委託製造
株式会社いにしえのプレスリリース
日本の食文化は『国産』で護る
株式会社いにしえは、食糧安全保障を確立する一助に貢献し、また日本の伝統食「味噌」の製造技術と食文化を守るため、庄内産自然栽培大豆で作った「いにしえ 山形味噌」を販売します。
国内大豆生産13%の現状に自然栽培で挑む
現在、主要穀類の一つである食品用大豆のうち、国産は約23%、輸入は約77%となっています。その中でも味噌用大豆の使用量15.2万トンのうち、国産はたったの1.5万トンで、国産比率は13%となっています。(参考:令和5年12月農林水産省農産局)弊社は国産大豆の供給量の少なさに着目し、大豆の生産量増加・生産効率向上に向け、山形県庄内地域の契約農家へ播種機・コンバインなどの農機貸し出しを行なっております。
日本の食文化は『国産』で護る
「味噌」の歴史は長く、古代中国で生まれた「醤」という調味料が起源とされています。その後時代の変化とともに、時に年貢の代わりとなったり、時に武士の貴重なエネルギー源となったり、様々な場面で私たちの子孫は味噌に支えられて生きてきました。現在も多くの味噌蔵や味噌メーカーがありますが、前述の通り、その多くが輸入原料で製造されていることや、製造機械や食品保存技術の発展により、従来の製造方法より簡略化・省力化された製法なども生み出されており、伝統製法で作られた本来の「味噌」が減少しています。こうした現状を受け、いにしえでは味噌の持つ文化的背景を大切にした職人ならではの伝統製法や食文化を後世へ繋げたいと考え、山形県米沢市で130年続く無添加・自然発酵の伝統製法で味噌作りを行なっている「今野味噌醤油醸造店」にて、味噌の委託・製造をお願いしました。
農家の想いと職人の想いを醸す
大豆は全量無農薬・無施肥の自然栽培大豆で、秘伝豆や里のほほえみ、エンレイといった地域の気候に合った品種を選抜して生産していただいています。また、今野さんはそういった大豆の1つ1つの特性を鑑み、丁寧に味噌作りを行なっております。直向きな農家と職人の想いが詰まった味噌を、ぜひ多くの方に味わっていただきたいです。
今後も味噌をはじめとした日本の食に欠かせない「大豆」を主とした製品の製造に力を注ぐことで、食料安全保障の一端を担っていきたいと考えています。是非この事柄を取材していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
《いにしえ 味噌商品情報》
山形味噌『いのいちばん』秘伝(1.4倍麹)自然栽培・無添加
800g 2,400円+送料 ECサイトで販売中
サイトでは5kg 10kgもご用意しております
【食農文化を味噌で味わう 〜山形味噌〜】
豆の甘味が際立つ米味噌《いのいちばん》 枝豆のような甘さが口に広がり、味噌なのに味噌以外の味を感じられます。 新しい味噌と出会いたい方にぜひ食べてほしい。 もろきゅう、甘めの田楽、魚料理におすすめ。
〜いにしえ特製のお味噌〜
私たちのお味噌は、農薬も化学肥料も使わず育てた大豆とお米を 抗酸化作用の高いお塩を使って、添加物を使わずに 伝統の方法で仕込み・醸造し、天童のいにしえ工房で 熟成させたお味噌です。
《添加物不使用》
▲アミノ酸・調味料不使用
▲保存料不使用
▲ビタミンB2不利用
▲酒精・アルコール不使用
【醸造委託】今野味噌醤油醸造所(山形県米沢市)
添加物を使わずに、明治三十三年から代々伝わる伝統製法で仕込み醸造。 ★米沢品質 AWARD2023選出店
<情報を募集しております>
現在、弊社では味噌の保管・熟成のため、また文化財保護の観点から、山形県内で蔵はあるが全く使用していない方や蔵の使い道に困っている方等の情報を募っています。味噌は湿度や温度により、発酵・熟成の仕方が大きく変化します。外気に左右されにくい蔵で保管することにより、お客様へより高品質のお味噌をお届けしたいと考えております。また、蔵にまつわる歴史と共に、当社で使用することによって蔵の新たな活用を築いていきたいと考えています。
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《株式会社いにしえ》
2021年10月18日創業 山形県天童市糠塚2丁目3−11 代表取締役 伊藤誠
(株)いにしえは、「薬に代わる食を提供する」「あらゆるいきものと共生する農業を広める」をテーマに食品加工と小売・通販などを手掛ける会社。《関連ページURL》https://inishi-e.shop/news/65c8c7084fdf6e4344647a27