アサヒ飲料のプレスリリース
アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 岸上 克彦)は、2019年7月7日で発売から100年を迎える「カルピス」ブランドの新TVCMシリーズを展開しています。その新エピソードとなる「『カルピス』ブランド100周年『卒業』編」を3月1日(金)より全国で放送開始します。人を想う記念日をモチーフに展開していく100周年TVCMシリーズ、第1弾「宣言」編に続く今回は、主演に永野芽郁さんを起用したストーリーです。
「カルピス」ブランド100周年「卒業」編(30秒)
「卒業」を迎えた高校生たち。別れを前に大切な仲間を想う、かけがえのないひと時を描いていきます。
CMストーリー
永野芽郁さん演じるのは、卒業式当日の1人の女子高生。同じ美術部同士、高校生活のほとんどを共にした仲良し4人組で、最後のひと時を過ごしているところから始まります。卒業制作として、壁にペンキでそれぞれの手形を一斉に押す4人。悲しさを紛らわすように明るく振舞っていたけれど、別れの悲しさと寂しさがこみ上げ、泣きだしてしまう友人。その姿を見た、永野さんが突然立ち上がって、こっそり黒板に書いておいた同窓会の案内を発表。今日が卒業式なのに、早すぎでしょ!と一瞬驚く友人たちも、永野さんの「日にち決めて、ちゃんと会おう」という想いに笑顔で、駆け寄ります。「さよならの代わりに、再会を誓おう。」というメッセージと共に、「ピースはここにある。」というスローガンで締めくくります。
撮影時のエピソード
CM本編は30秒でしたが、実際に放送されるシーンだけでなく、その前後にも映画監督でもある李相日監督ならではの演出で、映画さながらに登場人物の設定やストーリーを構築しながら、撮影は行われました。その結果、演技ではなく、まるで本当の友達同士の卒業のように別れを惜しんでもらい泣きしてしまったり、カメラが回っていない合間も終始おしゃべりを絶やさない関係で撮影は進行。演技とは思えないすばらしい表情がたくさん生まれました。
100周年ブランドスローガン「ピースはここにある。」
日本初の乳酸菌飲料である「カルピス」は、1919年7月7日に発売され、今年で発売100周年を迎えました。生みの親である三島海雲(みしま かいうん)が、「日本の人々に、健康で幸せになってほしい」という想いで開発した「カルピス」は、これまでの100年間、人と人のあいだに寄り添うブランドとして、時代や世代を超えたくさんの方にご愛飲いただいてきました。「カルピス」のそばにいつもあった「人が人を想う、健やかで、かけがえのない時間や場所」を、これからの未来にもしっかりとつないでいきたい、という想いを込めた100周年ブランドスローガンが、「ピースはここにある。」です。情報のスピードはますます早くなり、人々を取り巻く問題もどんどんスケールアップしているこの時代に、本当に大切なものは、特別な場所ではなく、少し手を伸ばせば届くところにあるのだ、というメッセージが込められています。
100周年活動「人を想う記念日ACTION!」がスタート
今回の100周年スローガンである「ピースはここにある。」の想いを伝える取り組みとして、様々な人を想う記念日を応援する「人を想う記念日ACTION!」がスタートします。
ひなまつりと七夕という「カルピス」ブランドに縁のある記念日を大きな柱に、人が人を想うきっかけになる様々な施策を展開します。TVCMではスローガンと共に、記念日にまつわる人を想うシーンを描きながら、「人を想う記念日ACTION!」の告知もしていきます。
李相日監督が演出
様々な「大切な人を想う気持ち」を描き、つないでいく今年の100周年ブランドCMは全編、映画「悪人」「フラガール」で知られ、第40回日本アカデミー賞(2017年)において最多11部門を受賞した映画『怒り』の監督である李相日氏が演出を手がけています。李監督ならではのリアリティを追求する演出が生む、情感の動きは、見ごたえのあるものになっています。
○ 李相日監督のコメント
「『カルピス』を手にすると、どこかに眠っていた記憶が喚起されます。
まるで幼い頃から共に育った友人のような、あるいは遠く離れた地元や、そこで暮らす親のような…
普段意識することはまれだけれど、気付くと側にいる。そんな温度感が『カルピス』には存在します。
多分、この先もずっと続いていく皆さんと『カルピス』の伴走を映像に託してみました。
友情、親と子の繋がり。そしてその親もまた誰かの子である…といった連綿と紡がれて行く濃密な時間。
三名の存在感ある俳優たちに、誰かの友人であり、父であり、そして母として…
観る人々のすぐ側にいるであろうリアリティを纏ってもらい、記憶に残る日常の一瞬を切り撮っています。
何気ない映像の中に、確かな温度を感じていただければ幸いです。」
楽曲について
楽曲は、小沢健二さんの名曲「ラブリー」を、UAさんが100周年ブランドCMのためにオリジナルカバー。「人を想う気持ち」がストレートに心に届く原曲の明るい熱量はそのままに、力強くも温かさのあるUAさんの歌声が、新しい「ラブリー」を生み出しています。多くの人の記憶に深く刻まれ、歌い継がれながら決して古くならない普遍的な名曲が、新しい手ざわりをもって「カルピス」ブランド100周年のテーマソングとして流れ続けます。
○ UAさんのコメント
「『カルピス』といえば、幼少時の想い出に、欠かせないものです。氷の鳴る音が同時に聴こえてきます。
『カルピス』をシロップにして、かき氷をいただいたときは、秘密の時間にいるかのように熱中していたのを想い出して、思わず、にやけてしまいました。
そして、今回、オザケン氏の名曲に取り組めたことは、想像以上に貴重な体験でした。正直なところ、『歌が自分のものになった』とは言い難いのですが、それは、歌うほどに何度も発見があるから、またもう一回歌いたくなる、そんな体験だったとも言えます。
『名曲って永遠に新しいものなのだな』フレッシュな感覚が、『カルピス』の水玉模様にピッタリだったかしら、なんて。」
CM概要
タイトル : 「カルピス」ブランド100周年 「卒業」編30秒
出演者 : 永野芽郁
放映開始日 : 2019年3月1日
放送地域 : 全国
出演者情報
永野 芽郁(ながの めい)
女優。1999年9月24日生まれ。 東京都出身。 2015年公開の映画『俺物語!!』でヒロイン役に抜擢され脚光を浴びる。2018年、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で主演。現在は日本テレビ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に出演中。 主演映画「君は月夜に光り輝く」の公開も控えるなど、今後の更なる活躍が期待されている若手女優。
演出家情報
李 相日 監督(り さんいる)
1974年、新潟生まれ。高校まで横浜の朝鮮学校に通う。大学卒業後、日本映画学校に入学し映画を学ぶ。卒業制作作品『青~chong~』が「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを含む史上初の4部門を独占。東京での8週間のロングランを始め全国各地で劇場公開された。
「ぴあスカラシップ作品」として製作された『BORDERボーダー LINEライン』では実際にあった少年事件を題材に、「家族のありよう」を探った問題作として高く評価され、2003年度の「新藤兼人賞」(日本映画製作者協会主催)を受賞したほか、ベルリン映画祭、バンクーバー映画祭ほか多数の国際映画祭に出品された。
2004年には、村上龍のベストセラー小説を原作にした『69~シクスティナイン』(主演:妻夫木聡/安藤政信 脚本:宮藤官九郎)が、2005年には『Scrap Heaven』(出演:オダギリジョー/加瀬亮/栗山千明)が、そして、2006年公開『フラガール』(出演:松雪泰子/蒼井優)では、数々の映画賞を独占した。
その後も『悪人』『許されざる者』『怒り』と次々に話題作を公開し、様々な映画賞を受賞している。
楽曲情報
楽曲 : 「ラブリー」小沢健二作詞・作曲
歌唱 : UA
小沢 健二 (おざわ けんじ)
最新録音は映画『リバーズ・エッジ』主題歌『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』(2018)。最新ライブは『春の空気に虹をかけ』(日本武道館ほか、2018)。『ラブリー』収録のアルバム『LIFE』(1994)は、音楽ライターらが選んだ90年代の邦楽アルバム・ベスト100で第1位(「ミュージック・マガジン」2016年7月号)。
米国と日本に在住。
UA (ウーア)
UAとは、スワヒリ語で「花」という意味を持つ言葉。1972年3月11日生まれ。母方の故郷は奄美大島。1995年6月ビクタースピードスターからデビュー。当時から、その個性的なルックスと存在感のある歌声で注目を集める。『情熱』『悲しみジョニー』『ミルクティー』などのヒット曲を持ち、AJICO(ex:BLANKY JET CITYの浅井健一と組んだバンド)やUA×菊地成孔といったコラボ作品もリリース。2016年、7年ぶりのオリジナルアルバム「JaPo」(ヤポ)をリリース。現在に至るまで、ワンマンライブ、フェス等多数出演。また、2005年より都会を離れ、田舎で農的暮らしを実践中。現在はカナダに居住。FM京都α-station「FLAG RADIO」レギュラー担当。(奇数月毎週火曜日21:00~22:00 ON AIR中※4月~金曜日)朝日新聞デジタル&woman コラム「暮らしの音」連載中。
「カルピス」は、アサヒ飲料(株)の登録商標です。
「カルピス」ブランドは1919年に誕生し、今年で100周年を迎えます。