期間限定で、シーベジタブル初の海藻天ぷら専門店「海藻天ぷら 藻場亭(もばてい)」を東京都文京区に開店。

料理人の大山浩輝氏とタッグを組み、希少な海藻6種類を使った海藻づくしの「元祖 海藻天ぷら御膳」と「元祖 海藻天とじ丼」を5月30日(木)から4日間、数量限定で提供。5月13日から事前予約受付を開始。

合同会社シーベジタブルのプレスリリース

合同会社シーベジタブル(共同代表:蜂谷 潤、友廣 裕一、本社:高知県安芸市)は、料理人の大山浩輝氏とタッグを組み、東京都文京区にあるスペースで、海藻天ぷら専門店「海藻天ぷら 藻場亭」を期間限定でオープンします。

シーベジタブルの海藻は、これまで、世界各国30以上のミシュランの星に輝いたレストランから街場の居酒屋まで幅広く愛用されていますが、より多くの方に海藻の新たな魅力や味わい方を体験できる場をつくりたいと考えました。天ぷらには、シーベジタブルで栽培している海藻がふんだんに使われています。海藻はサラダや汁物で食べられることが多い食材ですが、油との相性がよいので天ぷらはおすすめの食べ方で、数ある海藻料理のレシピの中でも人気の一皿です。「海藻天ぷら 藻場亭」は、シーベジタブルのパートナーシェフの一人である大山浩輝氏が店主となり、生のすじ青のりや、あつばアオサ、スーナといった、環境変化によりほとんど市場に出回らなくなった希少な海藻6種類を使った料理を提供します。

営業は不定期で、初回は5月30日(木)〜6月2日(日)の4日間オープン。5月13日から事前予約を開始しました。

シーベジタブルは、今までになかった新たな海藻料理を手軽に食べられる場所を今後も増やしてしていく予定で、第一弾が「海藻天ぷら 藻場亭」です。この機会に、家庭では味わえない、プロが提供する海藻天ぷらをご賞味ください。なお、使用している海藻はすべて飲食店様向けの業務用で取り扱っている商品となります。

店名の「海藻天ぷら 藻場亭(もばてい)」に込めた想い

藻場(もば)は、海藻が茂る場所のことで、“海の森”とも言われています。海の生態系の多様性を育んでいるのは藻場といっても過言ではありませんが、近年は磯焼けにより海藻が急激に減少しています。シーベジタブルは、様々な海藻を採取して研究し、環境負荷の少ない陸上栽培や海面栽培によって蘇らせています。日本の海域には約1500種類を超える海藻が生息し、そのすべてが毒を持たず、食用になり得ますが、世界で最も海藻食文化が進んでいる日本でさえも、食卓に並ぶのは数十種類です。シーベジタブルは、過去から受け継がれる海藻食文化を守ると同時に、新たな海藻食文化をつくることを目指しています。

海藻の栽培を継続し、さらにその面積を広げていくためには、海藻を食べる機会を増やしていく必要があります。これまでシーベジタブルでは、海藻の新たな食べ方や加工方法を模索しながら、海藻食文化の創出を目指してきましたが、より気軽に海藻料理に親しんでもらうために、この度「海藻天ぷら 藻場亭」をオープンします。海藻を栽培することで海藻の周りに小型生物などが増え、さらに魚の資源量も増え、海の生態系に好循環をもたらします。様々な生物を育む海のゆりかごである藻場のように、私たちも多様な人たちが美味しいものを食べることでつながりあい、海にも人にもよい循環を生み出していきたい、という想いを店名に込めました。

「海藻天ぷら 藻場亭」のメニュー 

元祖 海藻天ぷら御膳 2,200円(税込)

天ぷら5種/小鉢・ご飯・お吸い物付き

揚げても美味しい海藻の魅力を存分に味わっていただくために、「元祖 海藻天ぷら御膳」には、5種の天ぷら(すじ青のり天ぷら・あつばアオサ天ぷら・若ひじき天ぷら・スーナ入り玉ねぎかき揚げ・かしわ天ぷら)と、小鉢、ご飯、お吸い物をつけてご提供いたします。

元祖 海藻天とじ丼 1,650円(税込)

小鉢・お吸い物付き

「元祖 海藻天とじ丼」では、すじ青のり天ぷら、スーナ入り玉ねぎかき揚げ、若ひじき天ぷらなどを丼にしました。小鉢、お吸い物をつけてご提供いたします。

5月30日(木)〜6月2日(日)のご予約受付中

シーベジタブルの公式オンラインストアでご予約ください。

今後の営業日時や最新情報は、シーベジタブルのInstagramでご確認ください。

店舗概要

店名

海藻天ぷら 藻場亭

住所

東京都文京区水道2丁目6−8(地図 bit.ly/44lOPaC

営業日時

不定期

お問い合わせ

event@seaveges.com

※営業日時は、シーベジタブルの公式オンラインサイトやInstagramでご確認ください。

希少な海藻6種類を使った、天ぷらや海藻料理を提供

近年、海水温の上昇により、海藻を食べるアイゴなどの魚やウニの活性が高い時期が長期化しています。その結果、全国各地で食害*が大きく発生し海藻が茂る藻場が激減しています。そこでシーベジタブルは、絶滅の危機に瀕したり食文化が途絶えつつあるような海藻を採取して研究し、環境負荷の少ない陸上栽培と海面栽培によって蘇らせ、海藻の新しい食べ方の提案を行っています。「海藻天ぷら 藻場亭」では、6種類の海藻をお楽しみいただけます。

*食害:生き物が農作物などを食い荒らすこと。また、その被害。

すじ青のり

「生」のすじ青のりは、全国でほとんど流通しません。シーベジタブルでは、地下海水を用いる安定した栽培方法により、一年を通して新鮮な生のすじ青のりをお届けすることが可能です。揚げ物にすることで、すじ青のり本来の香りが引き立ちます。

あつばアオサ

一般的に「アオサ」と呼ばれ、太平洋の暖かい地域や九州の特産品になっている海藻は、実際の品種名としては「ヒトエグサ」で一重で薄いのが特徴です。それに対してシーベジタブルの「あつばアオサ」は、厚みと山菜のようなほろ苦さが特徴で天ぷらとの相性抜群。

トサカノリ

海藻は緑藻・褐藻・紅藻の3種類に分類されます。その紅藻類の中でも、色と食感が特徴的なトサカノリです。収穫後すぐに塩蔵加工したものを天ぷらにします。生の状態に近いため本来の風味と食感が保たれます。

スーナ

スーナは、別名ユミガタオゴノリという海藻です。石垣島をはじめ沖縄周辺ではオゴノリ科の海藻の総称「スーナ」として愛されてきました。他の食材には代えられない、シャキシャキとした独特な食感は、油で揚げても食感が保たれます。

みりん

九州の一部地域で愛されてきた、今では幻の海藻とも呼ばれる希少な海藻です。生の状態では数時間しか状態を保てないほど繊細な海藻で、収穫してすぐに塩蔵処理を行い、鮮度を維持しています。外側はコリッとした歯応えでありながら、中身はジュルッとしたとろみがあります。

若ひじき

国産ヒジキは市場の約1割で、その中でも特に希少な若芽だけを使用しています。収穫後すぐにさっと茹でて塩漬けにしているので、普段のヒジキとは全く違う新鮮でシャキッとした食感をお楽しみいただけます。


店頭でシーベジタブルの海藻を販売

そのまま干した すじあおのり
乾燥 とさかのり

そのまま干した すじあおのり 500円(税込)

青のりの中で最も香り高いと言われる品種で、海藻の中でもその存在は際立ちます。新鮮なうちに乾燥させることで雑味を抑えた、繊細でさわやかな、スジアオノリ本来の香りをお楽しみいただけます。

乾燥 とさかのり 700円(税込)

海藻は緑藻・褐藻・紅藻の3種類に大きく分類されます。その紅藻類の中でも、色と食感が特徴的なトサカノリを収穫後すぐに乾燥しました。風味と食感が保たれ、個性を活かして様々な料理で活躍します。

乾燥 若ひじき  700円(税込)

国産ヒジキは市場の約1割。その中でも特に希少な若芽だけを使用しています。たっぷりの水で6分戻すだけでそのまま食べても美味しく、いつものサラダや料理にたっぷりのせるのもおすすめです。

海藻は、シーべジタブルの公式オンラインストアでもご購入いただけます。

「海藻天ぷら 藻場亭」店主の紹介

大山浩輝(おおやまひろき)

1996年 愛知県岡崎市生まれ。寿司職人歴10年。紹介制寿司屋 酢飯屋(東京都文京区)にて、大将 岡田大介氏の元で18歳より6年間師事。その後、幸腹料理大寿輝(こうふくりょうりだいすき)として独立。「お腹から幸せになれるような料理を提供する」をコンセプトに、寿司をメインに、天ぷらを含む和洋中さまざまなジャンルの料理を組み合わせたディナーコースを考案。和食やお寿司といった日本の文化を尊重しながら、肩肘張らず、自然体で楽しんでもらえるような料理店を目指している。

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合同会社シーベジタブル

◾︎事業内容:研究者から料理人まで各分野のスペシャリストが集まり、全国各地で海藻の基礎研究・種苗生産・陸上/海面栽培、さらには料理開発まで一貫した事業を行っています。海藻が激減する海の生態系を豊かに育みながら、社内外の料理人たちと新たな海藻の食文化をつくることにも取り組んでいます。

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