株式会社カネカサンスパイスのプレスリリース
株式会社カネカサンスパイス(本社:⼤阪市淀川区、代表取締役:岡⽥博之)は、昨年発売の「和歌山県有田川ぶどう山椒」に続き、「奈良朝倉山椒」の取り扱いを始めます。
■奈良朝倉山椒を取り扱うに至った経緯
農家の高齢化の影響により、国内の山椒の収穫量が、2015年の1,099㌧から2021年は503㌧と激減(※)している危機的状況に際し、当社は、山椒の持続的な生産に貢献するため、有田川ぶどう山椒の若手農家の支援に乗り出しました。この活動が、様々なメディアに取り上げられたこともあって、今回、奈良県五條市で朝倉山椒を栽培している農家様より直接お問合せをいただきました。
(※引用データ:特産果樹生産出荷実績調査(農林水産省))
■国内の山椒におけるもう一つの課題
山椒の課題は、前述の農家の高齢化による収穫量の減少だけでなく、消費者側にも高齢化の課題があると考えております。ちりめん山椒や木の芽和えなど、山椒を使った伝統的な料理が若年層には引き継がれず、「若い方の山椒離れ」に繋がっているのではと感じておりました。そのような状況のなか、当社のECにおける山椒購入者の分析では、意外にも40歳代以下の若年層が43%を占めることが分かりました。これは当社の山椒商品が、若年層において今までにない魅力がある商品の一つとしてSNSなどで取り上げられたことが要因と考えられます。このことは、スパイス専業メーカーである当社が、ECやSNSといったデジタル媒体において、国産山椒を使ったクラフトジンなど新たな山椒の魅力を発信していくことで、若年層を含め山椒の消費意欲を喚起する力になれるとの気付きになりました。
これからは、今回お話をいただいた農家様だけでなく、国産山椒、さらにはほかの国産スパイスにまで視野を広げて持続可能な生産に貢献することができればと考えています。
■奈良県朝倉山椒農家「萩本農園」代表萩本賢一さんのご紹介
100年以上続く農園の5代目。子供のころは、農業が好きではなかったが、偶然目にしたお客様からの感謝の手紙がきっかけで、父の減農薬へのひたむきな取り組みを知り、「自分もお客様から感謝される作物を作りたい!」と就農することを決意。今回、「必要最低限の農薬だけで栽培した山椒を、お客様に顔が見える形でお届けしたい」と当社へお話をいただきました。
■朝倉山椒とは?
1912年、植物学者の牧野富太郎によって、山椒の新品種「アサクラザンショウ」として登録されたのが始まり。代表的な産地としては、兵庫県養父市となるが、棘が無く育てやすいこともあり、奈良県のほかにも西日本の広い地域で栽培されている。緑の美しさと、さわやかな香り、すっきりとした痺れが特徴の品種となります。
■商品概要
発売日:2024年6月12日(水)
商品名:奈良県産朝倉山椒
内容量:500g
保管温度:冷凍
価 格:5,400円(税込、送料込み)
■販売チャネル
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https://item.rakuten.co.jp/spanion/asakura-sansho/
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