信濃毎日新聞社(本社/長野県長野市)はヤマト運輸株式会社(本社/東京都中央区)と業務連携し、7/26(金)に信州の規格外農産品を全国にお届けするサービス『HELASオンラインマルシェ』を開始しました。
信濃毎日新聞株式会社のプレスリリース
■『HELASオンラインマルシェ』とは
総農家数が全国で最も多く*、野菜・果物は多くの品目において全国トップクラスの収穫量を誇る長野県。同時に、サイズや形、色などが原因で出荷できず廃棄せざるを得ない農産品も数多く存在しています。『HELASオンラインマルシェ』では、信濃毎日新聞社が運営するスマートフォンアプリとヤマト運輸が連携し、農業生産者が出荷することができなかった野菜や果物を、全国の消費者にマッチング販売 ・配送を行う仕組みです。規格外品とはいえ、正規品と同等の新鮮でおいしい信州の野菜と果物を簡単にリーズナブルに購入することができます。
*総務省統計局「都道府県別総農家数(令和2年)」
■『HELASオンラインマルシェ』が目指す目標およびメリット
◎日々廃棄されている規格外野菜を買い手とマッチングし消費することで、食品ロスの削減を支援しま
す。
◎統計が困難な農業系の食品ロスを売買につなげることで「見える化」します。
◎消費者は、見た目以外は正規農産品と同等の品質である信州産の野菜・果物をお得に購入すること
が可能になります。
◎小規模な農家が通信販売手法を手に入れる事で農産品販売の販路を拡大できます。
■サービス開始の背景
農林水産省及び環境省によると令和4年度の食品ロス量は472万トンにのぼり、このうち食品関連事業者から発生する事業系食品ロス量は236万トン*でした。 従来の「HELAS」では、長野県内における事業系食品ロスの「見える化」を目的とし、食品小売店や飲食店と消費者の間でスマートフォンアプリによるロス食品のマッチング売買を行っています。一方で、農業が盛んな長野県では、事業系食品ロスにはカウントできない野菜・果物の生産現場で発生する「畑のロス」の有効活用が地域課題となっており、農家からは出荷できなかった農産品をなんとか販売に繋げられないものか、という声が多く聞かれました。また同時に、長野県内で5,000軒以上の農家の商品配送を担っているヤマト運輸からは、出荷できない野菜や果物を何とか流通させたいという生産現場の声を背景に、ヤマト運輸が運営する宅急便産直サービスと「HELAS」の連携提案があり、今回の『HELASオンラインマルシェ』のサービスをスタートする運びとなりました。
信濃毎日新聞社ではメディアとして地域課題を報道するだけでなく、ストロングポイントである発信力を活かし、ヤマト運輸とともにSDGsの観点から食品ロス削減支援事業の実践に努めてまいります。
*農林水産省による食品ロス量(令和4年度推計値)公表値
■信濃毎日新聞社が運営するスマートフォンアプリ「HELAS」をバージョンアップ
昨年7月にリリースした信濃毎日新聞社が開発、運営するスマートフォンアプリ「HELAS」は、食品小売店、飲食店などが、その日に余ってしまいそうな食品を出品し、長野県内のアプリユーザーがスマートフォンアプリを使って決済、購⼊してお店で商品を受け取る仕組みでした。今回スタートする農業生産者が出品する『HELASオンラインマルシェ』では、「HELAS」の機能を拡張し、ヤマト運輸が運営する「宅急便産直サービス」を活用したシステムを新たに構築したことによって、売買成立後は集荷から配送までワンストップでスムーズに行う事ができます。ヤマト運輸と連携することで、全国でのアプリユーザーの獲得および商品発送が可能になりました。
■ヤマト運輸株式会社との業務連携によるスムーズな集荷配送 送料が最大63.3%offに
食品ロス削減の観点から『HELASオンラインマルシェ』のサービスに賛同をいただいたヤマト運輸との業務連携により、農家にとってスムーズな集荷、発送を行うことができます。さらに、信濃毎日新聞社とヤマト運輸が業務効率化を図ることによって、消費者が購入しやすい『HELASオンラインマルシェ』特別配送送料が適用されます。
(メリット)
◎伝票の宛名書きが不要。受注後ヤマト運輸のセールスドライバーが印字済み伝票を持参して集荷に伺
います。
◎120サイズまで対応し、配送料は購入者がお求めやすいリーズナブルな設定で最大63.3%引きになり
ます。
例えば、長野県から信越・関東・北陸・中部・関西・南東北に60および80サイズの場合は税込み
495円の特別配送料が適用されます。(通常送料は税込み940円~1,350円 )
◎100サイズまでクール便にも対応しています。(料金別途)
■売り手は長野県内の農業生産者
HELASオンラインマルシェでは長野県内の農業生産者を募集しています。
日頃から、「見た目は良くないが味は規格品と変わらないので売りたい」、「出荷できなかった余剰作物を売りたい」、「販売したい時だけ気軽に出品して売りたい」などと思っている、趣味ではなく販売としての生産を行っている長野県内の農家が売り手の対象となります。
初期費用、月額費は一切かかりません。売買が成立した場合のみ手数料を頂戴いたします。
出店に関しては下記よりお問い合わせください。
https://helas.jp/onlinemarche/
■買い手は全国のスマートフォンアプリユーザー(個人・飲食店など)
これまで義務感で行っていた食品ロス削減ですが、スマートフォンで気軽にお得に商品を購入することで楽しみながら目に見えるカタチで実践することが可能になります。出品時に通知を受け取る事が出来るので、自分から検索する事なく商品購入が可能です。
アプリの利用登録は無料で、商品購入代金(送料含む)以外の費用はかかりません。
アプリは下記サイトからGoogle Play(android)、App Store(iOS)を選択のうえダウンロードができます。
■飲食店経営の皆様、食品加工製造者の皆様にもご利用をおすすめします
『HELASオンラインマルシェ』は、日々大量の野菜や果物を加工して調理している飲食店や、加工商品製造業の方々にも、食材費の削減に活用いただけます。どうぞご利用ください。
■会社概要
信濃毎日新聞株式会社
代表取締役社長:小坂 壮太郎
本社所在地:〒380-8546長野県長野市南県町657
創刊:1873年7月
事業内容 日刊紙の発行ほか
会社URL https://www.shinmai.co.jp/
【本件お問い合わせ先】
信濃毎日新聞社ビジネス開発局
担当者:青木 靖
長野県長野市南県町657
☎026-236-3339
helas@shinmai.co.jp