《Equal Coffee》がTASTER’S COFFEEのDS62ドリッパーを発売開始。日本国内初となる同商品の正式な販売店として今後《CT62/DW62》等や同社のその他商品の展開を継続。

日本だけでなく世界のコーヒーファンから熱烈な支持を集めるTASTER’S COFFEEの《DS62ドリッパー》がEqual Coffeeから発売された。同商品の正式な販売店として日本国内初となる販売。

EXTENSION合同会社のプレスリリース

DS62ドリッパー Jade

EXTENSION合同会社(東京都目黒区、CEO・創業者DAICHI)が運営するコーヒーブランドEqual Coffee(イコール・コーヒー)は、TASTER’S COFFEEのDS62ドリッパーを発売開始。同社のオンラインストアから購入が可能となっている。

Equal Coffee
https://equalcoffee.jp/

Equal Coffee Instagram
https://www.instagram.com/equalcoffeejp/

(記事:コーヒー研究家 / 鬼塚 誉)

Equal Coffeeからまた新たなツールが発売された。
世界中のコーヒーファンから熱い支持を集めるTASTER’S COFEEのJake Hu 氏の考案によるコーヒードリッパー《DS62 ドリッパー

DS62》は市場で唯一の62度の角度を持つドリッパーだ。世界のコーヒープロフェッショナル達やコーヒー愛好家から支持されリスペクトを受けているJake Hu 氏(World Coffee Events 認定国際審査員)によって考案されたドリッパーで、ドリッパーの内部は、Jake氏が考案した独自の溝となっており、彼の計算により設計されたドリッパーは均一な抽出流量で詰まりにくく、過剰な抽出による余分な苦味や渋み、エグ味といったネガティブな要素が残りにくい構造となっている。このドリッパーによって抽出されたコーヒーは、フレーバーと味わいをよく保つそうだ。

龍の鱗をモチーフにしたドリッパー外観

Jake氏が提唱した「62度」という角度。これによりフィルターペーパーとドリッパーがよくフィットし、一体となって安定的な抽出を実現する。
釉薬で覆われたマットなデザインは縁には白い磁器部分が露出し輪郭を彩っている。TASTER’S COFFEEでは《CT62ドリッパー》というドリッパーが発売されているが、このDS62ドリッパーは今年の干支である辰を記念して特別にデザインされたもので、外壁のテクスチャーは龍の鱗から着想している。龍の鱗は魚の鱗とも似ており、古くから「鯉魚躍龍門」という伝説があり、逆境を乗り越え、成功することを象徴している縁起物でもある。鱗片はほぼ完璧な幾何学的な配置でデザインされていて、龍鱗がドリッパーの外壁に美しく配置されている。

深く掘られたドリッパー内部の溝が特徴的なドリッパー

(Equal Coffee HPより引用)

今回、Equal Coffee広報担当の里中氏にインタビューを行った。
「このドリッパーについて、深くユーザーの方へお伝えしたいという想いで、弊社はTASTER’S COFFEEから直接このドリッパーについての手解きをいただいております。このドリッパーの特徴はなんと言って内部の溝の設計と62度の角度にあります。Jakeさんが考案したこの設計は、抽出の再度の流速をスムーズにするため、そして62度の角度によってフィルターがとてもよくフィットするようになっており、より効果的かつ均一なコーヒーの抽出ができるようになっています。コーヒーを研究する上で抽出に影響を与える変数を減らすことはとても重要なことで、このドリッパーで安定した抽出を行うことで日々のコーヒーの研究がスムーズに進むことを願っています。」と話す。

また同社は今後、TASTER’S COFFEEのCT62やDW62、その他の商品を展開していく計画で、より関係を深めていくと話す。

コーヒーの焙煎度合いをデジタル計測する同社のヒット商品「dipper」。焙煎度を目で見て判断していたこれまでの焙煎職人の仕事を変えてしまうゲームチェンジャー。個人店から大規模ロースターまで広く導入されている。

Equal Coffeeはアグトロンスケール「dipper」を皮切りに、紙ではないフィルター「Equal Coffee Filter」(世界18カ国に出荷中)、高性能コーヒースケール「Katze」と次々に新商品を発表しており、今回のDS62の日本市場初の正式な販売店としての発売はいちコーヒー愛好家としての筆者も衝撃だった。これまでTASTER’S COFFEEの正規な購入は困難であったため、早速Equal Coffeeから入手してDS62を試してみたい。特に辰年を記念したモデルとのことで、期間限定品にもなりそうな見通しである。Equal Coffeeからの国内ルートができたことで今後は大手を振って店舗や競技会への使用なども可能になったと感じた。並行輸入などで所定の手続きを経ずに手にしたものでお客様に提供することは筆者個人としては後ろめたいと思っている。既に関東、関西などの人気店からの引き合いも多く、Equal Coffeeから導入済みの店舗が多数あるとのことで、今後、街の店舗やコーヒー店のInstagramなどでこちらの商品を目にする機会も増えそうだ。

コーヒー愛好家やYoutuberの間でいま話題となっている、紙ではないフィルター「Equal Coffee Filter」。世界18カ国に出荷中の独自設計の新型商品。誰でも簡単にコーヒーを美味しく。

それにしてもコーヒーファンとしてはいま、Equal Coffeeから目が離せない。同ブランドとして発足して2年目だそうだが、異様な速度で魅力的な商品を展開している。代表のDAICHI氏は学生時代からカフェ等で働き、コーヒーセミナーのアシスタントを行ったり、コーヒー農園巡りが趣味で自社でコーヒー農園を企画してしまう異色な程のコーヒー好き。研究用に日本国内で相当数のコーヒーの樹を保有している。また、Equal Coffeeの運営の傍ら、企業コンサルタントやマーケターとして、商品企画、ブランディングを専門として日本とアジアを中心に活動している。「コーヒー愛好家の視点で、皆さんの代行や代弁するつもりで、商品を開発したり探している」とDAICHI氏は話す。「”CRAFT COFFEE – from expert to home” 専門家からホームバリスタまで。というコンセプトで活動をしています。おうちで飲むコーヒーをもっと美味しくクラフトコーヒーを楽しんでいただきたいという想いです。競技会へ挑戦する為のようなプロフェッショナル向けのツールもありますが、基本はどなたでも使えます。今後は更に簡単に楽しめるツールもお届けしたいと考えています」

Equal Coffee代表のDAICHI氏。中国語の「以茶會友(お茶で友達になる)」という言葉が大好きだそうで、とても気さくにインタビューに答えてくださった。

Equal Coffeeは今年のSCAJ2024(東京ビッグサイト:10/9-10/11 西ホールEqual Coffeeのブース)への出展が決まっており、同社でもまだ未発表の商品も多く展示するそうで楽しみである。
本件で紹介したTASTER’S COFFEEのドリッパーについても、ご購入されたユーザーさんと直接お話ししたいと語る。

Equal Coffeeは海外への展開も決まっているそうで、「日本の魅力的な商品を海外の方にも知ってもらう機会を作りたい」とのこと。
同社は母体の本社がコーヒー関連だけでなく輸出も積極的に行っており、日本の魅力的な商品は常に探しているとのこと。
母体のEXTENSION LLC(本社:東京中目黒)で、輸出の相談を受け付けている。

輸出相談問い合わせ先
EXTENSION LLC
info@extensionjapan.com 輸出相談窓口 担当:里中、伊達
(地方創生、商品企画開発、ブランディング、主に中華圏への輸出の相談)

Equal Coffeeの情報更新は主にInstagramと公式LINE、同社の公式サイトで行われており、公式サイトでは会員登録することで新商品の発売の際にはメールで情報を受け取れる仕組みとなっている。

Instagram
https://www.instagram.com/equalcoffeejp/

Equal Coffee公式サイト(会員登録が可能)

https://equalcoffee.jp/

「商品の魅力や、弊社の活動を知っていただくだけでなく、コーヒーの楽しさをもっと知っていただくために、今後は積極的に動画を活用し注力していきたい」と広報の里中氏は話す。動画コラボや共演、出演も積極的に行っていく。

今後もEqual Coffeeの動向に目が離せない。

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