砂糖に代わる「オリゼ甘味料」のさらなる品質改善や量産化など麹研究を加速
株式会社オリゼのプレスリリース
日本の伝統発酵技術を用いて社会課題解決を目指す株式会社オリゼ(本社:東京都目黒区、代表取締役:小泉泰英、以下「オリゼ」)は、2024年8月より鈴木健吾氏がR&Dストラテジーオフィサーに就任いたしましたことをお知らせします。
参画の背景
当社は、2020年より砂糖を代替する新しい甘味料「オリゼ甘味料(米麹発酵糖分)」を用いた発酵食品ブランド「フードコスメORYZAE」を展開し、伝統的な発酵技術と現代のライフスタイルを融合させ、おいしさと健康を両立する“食べるコスメ”=フードコスメを提唱しています。創業当初からこれまで一貫して米麹関連の商品開発を行っており、市場での砂糖代替甘味料の需要および今後の成長を感じ、「オリゼ甘味料」のさらなる品質改善や製造方法の改良、量産化を目指したR&D事業部を2024年4月に本格始動いたしました。
鈴木健吾氏は株式会社ユーグレナの共同創業者であり、世界で初めて食品用途の微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)の屋外での大量培養に成功、東京大学発スタートアップとして研究技術の社会実装まで導いた第一人者であります。また、多くの研究機関との連携やアカデミアでの教育活動にも従事しております。このたび、当社のR&Dストラテジーオフィサーとして鈴木氏に参画いただき、当社の麹研究を加速させてまいります。
鈴木健吾氏 コメント
「オリゼの掲げる麹を用いた新しいプロダクトに関する技術開発と、その技術の社会実装に向けたチームアップをサポートさせていただくことになり、大変光栄に存じます。私のこれまで蓄積した微生物に関連するバイオエンジニアリングの知見や、食品や化粧品のもつ機能に関する研究の経験を活かし、オリゼの研究開発を軸とした事業展開のサポートに邁進してまいります。
鈴木健吾氏 プロフィール
2005年東京大学在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養に関連した技術開発を中心に手掛ける。2016年に東京大学で博士(農学)、2019年に北里大学で博士(医学)の学位取得。現在は理化学研究所の藻類資源アップサイクル研究チームの研究責任者、東北大学の特任教授(客員)を兼任。オリゼ社には2024年5月に参画し、同年8月からR&Dストラテジーオフィサーを担当する。
株式会社オリゼ 代表取締役 小泉泰英 コメント
この度、鈴木健吾さんが当社に参画していただいたこと大変嬉しく思っています。鈴木さん(普段は健吾さんなので以下、健吾さん)との出会いは、2022年に先輩経営者から紹介してもらったところからになります。それ以前より株式会社ユーグレナならびに健吾さんのご活躍はよく耳にしておりました。 初めてお会いした日にオリゼについてのプレゼンをさせていただいたのですが、「米麹には可能性ないですね」と言われたらどうしようと緊張しながら話したのをすごく覚えています。結果そんなことはなく、健吾さんのやさしいお人柄からもらった親身なアドバイスとご自身も米麹の可能性を感じておられることで意気投合しました。 その後は当社としてもR&Dが本格始動していなかったので定期的な情報交換をする関係性でしたが、全社としてR&Dへの強化を発表した2024年より私からオリゼ社に参画して欲しい旨を伝え、今回のような形が実現しました。 今後健吾さんと一緒に米麹や発酵の可能性を研究し、世界中だけでなく宇宙中の人に広げることができることを大変楽しみにしています。
■株式会社オリゼについて
私たちは、米麹由来の発酵甘味料「オリゼ甘味料」を通じて、人々の健康増進や社会課題の解決に取り組み、未来の子供たちや地球にとってより良い環境を作る、循環型社会を作り出すことを目指しています。
当社のミッションである「FIVE WIN」は、生活者・生産者・地球環境・伝統文化、企業成長を目指す”五方よし”の実現に向けた価値提供を行っています。発酵技術を駆使して社会課題を解決し、食だけにとどまらないイノベーションを起こしていきます。
■会社概要
会社名 :株式会社オリゼ
代表 :代表取締役 小泉泰英
住所 :東京都目黒区大橋 2丁目6-12 佐藤フラッツ301
企業サイト:https://www.oryzae.site/
メール :info@oryzae.site
電話番号 :080-9537-6584
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社オリゼ 広報担当
メール:media@oryzae.site