協調支援で地域に愛される飲食店を事業承継 株式会社殿上に投資を実行

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社のプレスリリース

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役会長兼社長:澤田 大輔、以下「FVC」)は、 FVC Tohoku 株式会社といわき信用組合等と共同で設立した磐城国地域振興第2号投資事業有限責任組合(以下「磐城国2号ファンド」)より、飲食業に取り組む株式会社殿上(本社:福島県いわき市、代表取締役:新妻 篤、以下「殿上」)に投資を実行しましたことをお知らせいたします。磐城国2号ファンドからの出資は、本件合わせて5件となります。

◆投資先企業と事業承継の経緯について

当社は、代表の新妻 篤氏が日本料理人(板前)として長年修行した腕を活かし、2017年いわき市久之浜にて「和食処とのがみ」を開業。その後いわき市内で店舗網を広げ、「仕出し割烹しげよし」、いわき・ら・ら・ミュウ内で観光客に常磐ものを提供する「和食処とのがみ小名浜店」を開業するなど、その業容を拡大してきました。

一方、「うどん香蔵(かぐら)」は、小名浜花畑町で業歴9年の讃岐うどんの繁盛店です。平日、休日を問わず、市内にとどまらず県内外から多くのリピーターが来店される有名店ですが、店主の意向で福島県中小企業診断協会/ふくしま地域M&Aセンターのアドバイザリー支援のもと譲渡先を探していました。そうした中、当社は、①当社と同業種である、②年間を通じて売上が安定している、③店舗が当社小名浜店の近隣である、④マニュアル、オペレーション、レシピが整備されており将来的には多店舗展開も可能といった好条件を備えた事業と判断し、M&Aによる事業譲受をすることとしたものです。

いわき信用組合としては、お取引先同士のマッチング案件であり、地域にとって唯一無二の人気店の事業承継に対して積極的なご支援に取組みました。本件M&Aに伴う資金調達は、当組合の融資と磐城国地域振興2号ファンドからの投資に加えて、2022年6月に発足した事業者支援の連携体「磐城国地域プラットフォーム」の連携機関である日本政策金融公庫いわき支店からの協調融資も加えて、三者連携による多様なスキームの金融支援でM&Aによる事業承継を実現させました。

商     号 株式会社殿上

代表取締役社長 新妻 篤

本  社  所 在 地 福島県いわき市小名浜辰巳町43番地1 いわき・ら・ら・ミュウ内

設  立  日 2024年2月

◆磐城国 2 号ファンドについて

名  称:磐城国地域振興第 2 号投資事業有限責任組合

設 立 日:2022 年 1 月 18 日

出 資 者:いわき信用組合、全国信用協同組合連合会、いわしん RITA パートナーズ株式会社、FVC Tohoku 株式会社

投資実績:本件投資実行が5社目

<投資対象>

本ファンドはコロナ禍からの事業改善・再生・再構築を支援するファンドです。

・福島県いわき市または双葉郡に本店または支店を有する株式会社

・業種は問いません。

・資金使途の制約もありませんので、人材投資や開発費等幅広い活用が可能です。

・株式上場は前提としておりませんが、上場を想定している場合は、ご相談ください。

<想定する企業>

・コロナ禍にあっても成長性・競争力を維持している企業

・新ビジネス展開や業態・業種の転換もしくは事業の再編

・再構築により成長が見込まれる企業

・デジタル化の推進を図ることで生産性向上が見込まれる企業

◆共同GPについて

商     号 いわしんRITAパートナーズ株式会社

代表取締役社長 神田 雄二

本  社  所 在 地 福島県いわき市鹿島町久保字反町7-4

◆FVC Tohoku株式会社(FVCT)について

盛岡市に所在する独立系ベンチャーキャピタルです。地域金融機関と連携した東北各地での「地方創生ファンド」の運営とインキュベーション施設(盛岡市産業支援センター)の受託運営を行っています。投資実行後についても、長期継続的な経営支援を行っています。

<会社情報>
会社名:FVC Tohoku株式会社
W E B:https://fvctohoku.co.jp/

設立日:2015年8月3日(FVC Tohoku運営開始日 2018年10月1日)
所在地:岩手県盛岡市大通3丁目6番12号 開運橋センタービル3階
代表者:代表取締役社長 小川 淳
その他:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(東証スタンダード 8462)100%子会社

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