宝酒造株式会社のプレスリリース
耕作放棄地を活用して誕生した「京檸檬」と「寶CRAFT」<京檸檬>チューハイの取り組み
「エコプロアワード」は、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の実現に寄与することを目的とした表彰制度です。日本市場において事業者、消費者、投資家、市場関係者に評価が高く、優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、技術、ソリューション、ビジネスモデルを表彰することで、これらのさらなる開発・普及の促進を図るために実施しています。
〈受賞理由〉
・耕作放棄地という社会課題に対し、地場の農作物の開発・製品化というアプローチで解決している点に独創性がある。特に、農作物の栽培から製品化までの一連のプロセスを農家・メーカー・行政等の多様なステークホルダーで協働する体制を構築している社会面を評価したい。
・これからの環境への取り組みは、地域的なサステナビリティパフォーマンスの向上を目的に展開するのが最も重要なアプローチのひとつ。地域と連携し地域課題解決にも資する好例と評価できる。
当社は、これからも確かな技術で「和酒」の新たな美味しさと価値を創造し、豊かで笑顔あふれるお客様の暮らしに貢献します。
当社は、2018年の発足当時から『一般社団法人京檸檬プロジェクト協議会』の活動に参画し、京都における耕作放棄地の有効活用や新規就農などの支援を目的に、生産者・加工者・販売者が一丸となって「京檸檬」の栽培やブランディングに取り組んでいます。
発足から5年の歳月を経て、2023年11月にクラフトチューハイ「寶CRAFT」<京檸檬>を発売しました。プロジェクトに参加する生産者の農園で栽培された「京檸檬」の青果を、株式会社日本果汁※にて、果汁やペーストなどに加工し、当社がチューハイの製造・販売を行っています。
「京檸檬」の収穫量に限りはありますが、未利用部位である果皮などを有効活用し、フードロスの削減に取り組むとともに、地域の食と合わせた地産地消型商品としての定着を目指しています。また、売上の一部を同協議会に寄付することで、「京檸檬」の安定・拡大を応援し、サーキュラーエコノミー推進に貢献していきます。
※「寶CRAFT」等の国産果汁原料等の主要な調達先で、全国各地の農家との繋がりを有し、多種多様な果実調達に強みをもつ、国産果実の加工会社です。果実の果肉や果汁だけでなく、果皮や種、葉まで、無駄なく活用するサステナブルな商品を開発し、日本全国の農産地から、果実を適切な価格で永続的に購入する仕組みづくりに取り組んでいます。宝ホールディングス株式会社は、2024年8月、日本果汁が実施する第三者割当増資を一部引き受ける形で同社に出資しました。
https://www.takarashuzo.co.jp/news/1188153_1999.html
◆「寶CRAFT」ブランドサイト
https://www.takarashuzo.co.jp/products/soft_alcohol/takara_craft/
「寶CRAFT」は、ご当地の素材を特長や個性が活きるよう、丁寧に仕込んだ「ひとてま造り」の地域限定クラフトチューハイです。現在までに、41アイテムをラインアップしています(2024年9月4日現在)。
◆エコプロアワードについて
https://sumpo.or.jp/seminar/awards/index.html#award
◆一般社団法人京檸檬プロジェクト協議会
https://lemon.kyoto.jp/