「美味しく食べる、環境負荷低減の仕組み」温室効果ガス削減貢献量を可視化し地産地消を推進へ

農業系スタートアップと豊橋市の卸売市場、ホテルが連携、愛知県豊橋市で今秋、地産地消推進に向け実証実験

豊橋市のプレスリリース

 実証実験を行うアグリテック企業は、クオンクロップ株式会社です。

 今回の実証実験は、コンテストを通じ、豊橋市と連携することになったクオンクロップの取り組みに共感した市内の企業が連携して進めます。

豊橋地域の農業課題を解決するため、全国のアグリテック企業から提案を募る豊橋市の2022年度アグリテックコンテストで入賞した企業です。

 具体的には、豊橋駅直結のホテルアソシア豊橋内のレストラン「ロジェール」で開催される秋のブッフェで、豊橋市内にある地方卸売市場・大一青果株式会社が直送する豊橋、東三河の旬の農産物を使い、こだわりのメニューを提供します。

メニューの画像

  • 利用者の環境意識の向上につながることが分かれば、地産地消を促進できる

Myエコものさしのスキームを説明する北垣社長

 このメニューで使用する農産物について、クオンクロップが開発した「Myエコものさし」で温室効果ガス削減貢献量を料理の隣に表示し、これを目にする利用者の環境意識の変化を検証します。温室効果ガス削減貢献量を可視化、表示することが、店選びの基準になるなど、見た人の行動変容につながるのかをアンケートなどから探ります。利用者の行動変容につながることが分かれば、地産地消を促進できる上、温室効果ガスにもつながります。

サステナブルな食と農を次世代につなぐ クオンクロップ ホームページ

https://cuoncrop.com/

 

クオンクロップの向坂(むこうさか)奈都子本部長は、「アンケートから消費者の行動変容が生まれることが分かれば、地元農作物の付加価値が高められます」と話しています。

秋のブッフェでは、豊橋、東三河から調達された食材について、例えば「柿 -23%」と表示されます。従来の他地域から調達するのと比べ輸送距離が短縮されるので、温室効果ガスの削減につながり、その貢献量を数値で表しています。

素材名と温室効果ガス排出量の削減量が表示されています

 秋のブッフェは「地方卸売市場の直送野菜を味わう みかわマルシェ with SDGsアクション」と題し、9月17日(火)から11月30日(土)まで開催され、この期間に、アンケートに回答すると、その日のおすすめ野菜がプレゼントされます(野菜のお渡しは、豊橋ステーションビル カルミア内「青果市場 大一直営店」にて。無くなり次第終了)。 たくさんのメニューが用意されます。ぜひ味わってみてください。

  • 「地方卸売市場の直送野菜を味わう みかわマルシェ with SDGsアクション」

 初日にブッフェを利用した地元、愛知・東三河の女性(47)は日ごろから、地元の食材を購入するよう意識しており、料理で食品廃棄物を減らす工夫もしているそうです。今回の東三河産の野菜を使ったメニューの提供に「地元産のものを知る良い機会になります。また、アンケートを通じ、地産地消が環境にも良いことを知るきっかけにもなるのでは」と話していました。

場所 ホテルアソシア豊橋 1階レストラン「ロジェール」

期間 2024年9月17日(火)~2024年11月30日(土)

   ランチブッフェ・ディナーブッフェ   

予約 ホテルアソシア豊橋公式ホームページ、または電話、店頭予約、問い合わせ 

電話 0532-57-1036

ホテルアソシアみかわマルシェ with SDGsアクション ホームページ

https://www.associa.com/tyh/event/163889560265e0048c6dea7/

※豊橋・東三河産以外の食材、「大一青果」以外から仕入れた農産物も使用しています。

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