廃棄される魚（マトウダイ）の未食部のカルシウム豊富な粉末を活用した高校生のアイデアが生んだSDGsなレトルトカレー限定販売

介護施設への食事の提供を展開する「有限会社 齋藤アルケン工業（島根県浜田市）」は、介護施設の入居者の健康を支えるために、島根県立矢上高校「食と農研究会（島根県邑智郡邑南町矢上）」の1～3年生18名と共同で、カレーの新メニュー「体にやさしい”まご“のまごころ豆カレー」を開発し、レトルトカレーとして販売を開始しました。このカレーは、SDGs（持続可能な開発目標）の目標12「つくる責任、つかう責任」に貢献し、地元産の食材を無駄なく活用することを目指した商品です。

高齢者のたんぱく質・カルシウム不足の健康課題を解決

隠し味に廃棄されるマトウダイの頭と骨を活用

マトウダイの粉末には、カルシウムが豊富に含まれており、1食で75歳以上の女性が1日に必要とするカルシウム量（620mg）を十分に補うことができます。また、たんぱく質も豊富で、栄養バランスが整った一品です。この粉末を使用することで、従来のカレーに比べて高齢者の健康をサポートする食事として開発しています。

※厚生労働省 日本人の食事摂取基準（2020年版）参考

<https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html>

レシピが完成して介護施設で提供

スパイスの辛すぎを反省して改良に取り組む

開発エピソードとして、2023年10月に、島根県立矢上高校の生徒たちと共同で完成したカレーレシピを、実際に介護施設で調理し、高齢者の方々に提供しました。しかし、試食したところ、スパイスが強く、高齢者には辛すぎることが判明しました。そこで、商品化に向けて何度も試行錯誤を重ね、以下の改良を施しました。スパイスの風味は残しつつ、辛さを抑え、高齢者でも安心して食べられる味に調整。さらに、とろみを加えることで飲み込みやすくし、ご飯が進むように塩味を効かせて、味をしっかりとさせました。この改良を経て、高齢者に優しく、満足感のあるスパイシーだけど、辛くないカレーが誕生しました。

商品化とSDGs「つくる責任、つかう責任」の実現

高校生の想いを多くの方々に届けるために販路拡大を目指す

このカレーは、高校生が発案し、地域の資源を活用して誕生しました。SDGsの「つくる責任、つかう責任」を体現し、地元の食材を無駄にせず、持続可能な社会を目指した取り組みです。今後は、島根県浜田市内のスーパーや弊社のオンラインストアで販売を行い、多くの方々に届けてまいります。

このカレーは、地域の高齢者の健康支援にとどまらず、廃棄物の削減や地元の食材の活用を通じて、持続可能な社会づくりに寄与する製品です。ぜひ、ご家族や大切な方へのプレゼントとしてもご利用ください。また、このカレーを取り扱っていただける法人や業者様も募集しております。興味のある方は、ぜひ、法人サイトの問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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■サービス概要

「体にやさしい”まご“のまごころ豆カレー」販売の主な内容

・矢上高校の「食と農研究会」のアイデアを商品化　※数量2000個限定

・高齢者の健康課題（たんぱく質、カルシウム不足）を考えて開発

・島根県浜田市内スーパー及び矢上高校内行事（学園祭や産業祭）等での販売

・弊社サイトでネット販売 <https://hohoemilife.shopselect.net/>

・希望小売価格800円/個（税別）

■会社概要・問い合わせ先

会社名：有限会社　齋藤アルケン工業

住所：島根県浜田市下府町327-119

連絡先：0855-22-1773

URL：https://hohoemilife-shimane.com/