吸収型亜鉛の摂取による男性ホルモン増加に関する研究が日本亜鉛栄養治療研究会「優秀演題賞」を受賞

UHA味覚糖株式会社のプレスリリース

UHA 味覚糖株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:山田 泰正)は、美味しく手軽に摂取でき、かつ効果感を実感できるサプリメントを研究開発し、販売しています。 このたび第28回日本亜鉛栄養治療研究会学術集会(2024年8月24日/於:大阪府大阪市)において、優秀演題賞(臨床領域)を受賞しました。

写真:優秀演題賞賞状
写真:(左)日本亜鉛栄養治療研究会会長 川口雅功先生 (右)UHA味覚糖株式会社 バイオ技術開発デパートメント 岸田真実

今回、受賞対象となった研究は、亜鉛の新しい価値を見出すことを目的とした研究で、発表演題は「亜鉛サプリメントが毛髪中のテストステロン量に及ぼす影響」です。近年、男性も女性と同様に、いつまでも若々しくいたい、魅力的でありたいという願いを持つようになってきており、当社ではこの願いに応えるために、亜鉛が持つテストステロン増加作用を起点とした男性アンチエイジング研究を積極的に実施して参ります。

 

【研究背景】

従来、成人男性におけるテストステロン量は年齢とともに減少することが知られ、男性のエイジングとの関係が注目されています。また、男性のポジティブな思考や判断力などの内面的なものだけでなく、肌の健康や筋力などの表面的な部分にも重要な役割を果たしていることがわかってきています。また、テストステロンの低下が男性更年期の原因の一つとも言われています。

一方、微量ミネラルである亜鉛には、味覚、肌の恒常性など幅広い役割が知られています。男性ホルモンの分泌については経験的に亜鉛の効果が知られていますが、このことについて、詳細な研究報告が少ない状況です。本研究では、40代・50代のテストステロン値が低めの男性を対象に、吸収型亜鉛(亜鉛酵母)の継続摂取による毛髪テストステロン値への影響を評価しました。さらに、近年着目されている男性のエイジングケアに関する体感調査を並行して実施しました。

毛髪テストステロンは血中テストステロンに比較して日内変動の影響が小さく、長期間の平均的なテストステロン値を評価することが可能と言われています。本研究の毛髪テストステロン測定は株式会社あすか製薬メディカルのホルモン量測定キット(テストステロン)を用いて実施しました。

【研究結果概要】

男性ホルモンであるテストステロン値が低い40代、50代の男性を対象に、亜鉛酵母(吸収型亜鉛)を含むサプリメントを約3か月間継続摂取してもらい、長期間の平均的なテストステロン値を示す毛髪テストステロン値を用いて評価しました。

その結果、サプリメント摂取前に比べ摂取約3か月後のテストステロン値は有意な増加が確認できました。40代と50代で層別解析をした結果、摂取前のテストステロン値が比較的高い40代では有意な差は見られず、テストステロン値が低下し始めている50代の男性で有意な増加が見られました。また、テストステロン値が増加した人の体感に関する調査では、「疲れにくくなった」、「みなぎる感じがした」、「活力がアップして、やる気が持続した」などの回答が見られました。

<関連リリース>

◆亜鉛酵母(吸収型亜鉛)の継続摂取が加齢により低下した男性ホルモン量を増加させることを確認( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000011343.html )

◆中年男性の吸収型亜鉛摂取による体感は、「エイジングケア効果」だった( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000334.000011343.html )

 

【今後の展開】

亜鉛は中年期以降の日本人男性で摂取不足しがちなミネラルです。さらに、テストステロン(男性ホルモン)は加齢とともに減少し、テストステロン量を維持することの重要性がエイジングケアの観点から着目されてきています。近年、当社は男性のエイジングケアサプリメントの研究開発に注力しており、これまでに当社が培ってきた速溶技術による美味しさや手軽さなどに加え、今後はメカニズムの検証や亜鉛の効果を高める新規素材の探索を介し、新商品の研究開発に注力して参ります。

【用語解説】

吸収型亜鉛(亜鉛酵母)とは:パンを発酵させることで有名な「酵母」に亜鉛を高濃度取り込ませたもの。食品の亜鉛原料には、グルコン酸亜鉛や酸化亜鉛などの亜鉛化合物が存在しますが、その中でも亜鉛酵母は高い生体吸収性が報告されている。

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