62ワイナリーの醸造家が待つ産地の週末「ワインツーリズムやまなし2024・秋」参加者募集中

11月9、10、16、17日の2週にわたって土曜、日曜にエリアごとに開催。地場産業のワインを核とした消費行動の創造で持続可能な地域に

一般社団法人ワインツーリズムのプレスリリース

 一般社団法人ワインツーリズム(本社:山梨県甲府市、代表理事:大木貴之)は、11月9、10、16、17日の土曜、日曜に2週にわたって、2008年の初開催から17年目となる「ワインツーリズムやまなし2024・秋」を開催します。

 今年のワインツーリズムは、山梨県甲州市・笛吹市・山梨市・甲府市の4つの市を舞台に62ワイナリーが参加します。参加者は各ワイナリーの当日情報やバス時刻表などから自分でイベント当日のプランをつくります。当日は参加者専用に走らせているワインツーリズム循環バスやワインツーリズムタクシーを活用して、ご自身のプランで好きなワイナリーや地域の飲食店など産地をめぐり好みのワインを探していただきます。

<「地域の日常」をつなぎ再現性を高めたイベントで持続可能な地域課題の改善に取り組み続ける>

 本イベントは参加者がワイナリーを訪問することをきっかけにして、人口減少により閑散とした地域に消費を介したコミュニケーションで賑わいをもたらし、地場産業であるワインを活用した地域をめぐる「新たな消費行動」を育むきっかけの役割を果たします。

 2008年から地域に人の流れを生み出すイベント「ワインツーリズム」を民間で開催し続けて、地場産業のワインを核として事業者、地域住民、行政など「地域の日常」をつなぎ再現性を高めた面的な魅力を「地域ブランド化」として発信し続けています。産地をめぐり消費を浸透させる「消費行動の創造」によって地域外からの消費を取り込み持続可能な地域課題の改善を目指します。

<今年は地方の二次交通問題の改善に取り組み、若い世代への産地の楽しみを体感>

 今回も春の開催で好評だった「AIタクシー」や「ワインツーリズムタクシー」を導入し、無理なく低予算で限定的ながらも、地域の二次交通の課題の改善に取り組みます。イベントを活用した社会実験を重ね、まずは来年度以降の観光シーズン中での運行を目指します。最終的には常時運行を目指し、地域の高齢者などの移動手段としても活用できるようにと構想しています。

 またアルコール離れと言われる20代30代の若い世代に向け「Under35ワインツーリズム」を開催します。モノとしてのワインだけではなく産地に足を運ぶことで、「良いワインは良いぶどうから」と言われ農業と深くつながり、地域の多くの人によって成り立つワイン産業への理解を深めてもらいます。また山梨のワインを日々提供することで最終的な山梨ワインの魅力の伝達を行う地域の飲食店でワインを楽しみ、同時に地元のワインを日常的に楽しむ地域の人々との交流などを通じて「山梨のワイン文化」の魅力と山梨のワイン文化を地域でつくりあげていることを体感していただきます。

<地域連携による「地域ブランド化」を進めてきたことによる地域の変化を実感>

 今年は開催初期の頃設置していた地域の飲食店によるフードエリアも復活させ、地域外からの消費が地域内に浸透されることを再徹底して行います。地場産業を求めて地域を回遊する消費行動を創造し、参加者の消費力によって1次産業から3次産業までを緩やかに連携させた「消費の漏れ」を減らし、人口減少社会においても飲食店やパン屋、ブルワリー、ワインバー、宿泊施設や新たにオープン、リニューアルするワイナリーなどが地域に増加する環境をつくり続けてきました。

 参加者には地域全体を一つのサービスとして捉え、開催当初の2008年から何世代も続く産業群であるワイン産業を次の世代に繋げていくために「地域ブランド化」を進めてきたことで地域全体のサービス力が向上している現状を体感していただきます。

多くのワイナリーからは新酒がリリースされている11月の週末は山梨に来て、楽しい産地の週末を満喫してください。皆様のご参加お待ちいたしております。

<開催日>

・11月9日(土):笛吹市・甲府市・山梨市の23ワイナリー/7,700円(税込、専用バスチケット付)

・11月10日(日): 勝沼の35ワイナリー(35歳以下の方限定:同伴者は35歳以上も可)/5,500円(税込、専用バスチケット付)

・11月16日(土):甲州市塩山・山梨市牧丘の9ワイナリー/7,700円(税込、専用バスチケット付)

・11月17日(日):勝沼の36ワイナリー/7,700円(税込、専用バスチケット付)

・11月11月16日(土)・17日(日)2日間共通券/13,200円(税込、専用バスチケット付)

<お申し込み・詳細はこちら>

https://www.yamanashiwine.com/


<ワインツーリズム®︎とは>

 人口の少なさは、消費力の少なさに直結し、人口減少時代において地域の日常をどう存続させていくかが地方における大きな問題となっています。地場産業であるワインをブランディングして、人の流れと消費力を生み出し、この地域独自の文化を育て、地域の大きな課題を改善しようとし続けています。

 ワインツーリズムとは、ワインという地場産業を、デザインとしくみを使ってイメージを発信しながら、地元のワインをより広く地域でも愛飲される「文化」とするため、日本ワインがまだほとんど知られていなかった時期から地域の人々とともに産地を形成していこうという取り組みです。

 ワインを核としながら地域の人、サービス、モノを緩やかに連携させ、「ワインツーリズムやまなし」という産地をめぐるイベントを行い、認知を高め、楽しんでいただく消費力を活用し、地場産業を地域ブランドとしていくことで、産地に人の流れとお金の流れを生みだし続けています。地域内で地域のワインを飲む文化をつくり出し、ワインという地場産業を核とした「地域ブランド」を育み、地域を次世代に繋いでいくための取り組みです。

*ワインツーリズムは一般社団法人ワインツーリズムの登録商標です。

*経済産業省では、「地域ブランド化とは、(1)地域発の商品・サービスのブランド化と、(2)地域イメージのブランド化を結びつけ、好循環を生み出し、地域外の資金・人材を呼び込むという持続的な地域経済の活性化を図ること」と定義しています。


「ワインツーリズムやまなし2024」
ワイナリーめぐりイメージ(当日ぶどう畑は紅葉しています)
紅葉するぶどう畑
ワイナリーからの風景(当日ぶどう畑は紅葉しています)

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