世界初、シニア向け完全栄養食ブランドを展開するラコスが、プレシリーズAラウンドにて1億円超の資金調達を実施

世界初、シニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」のSKU拡大及び、全国展開に注力

株式会社LacuSのプレスリリース

新しい食生活の形成から包括的社会の実現を目指す株式会社LacuS( 以下、ラコス 所在地:新潟市中央区、代表取締役:古津瑛陸 )は、エクイティファイナンスによる1億円超の資金調達を実施いたしました。

今回調達では、株式会社ケップルキャピタル(ケップル DX1 号投資事業有限責任組合)、Future Food Fund株式会社 (Future Food Fund 2 号投資事業 有限責任組合)、キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンマーケティングジャパン未来投資事業有限責任組合。運営者はグローバル・ブレイン株式会社)、アスクキャピタル株式会社、他エンジェル投資家を引受先としております。

【ラコスについて】

国内の高齢化が進む中で、身体レベルの低下、摂食・嚥下(飲み込み)などの機能低下によって食事の質を犠牲にせざるを得ない方々が増え続けている現状が存在します。私たちは生きるために栄養を摂取することに強い違和感を感じました。この社会課題に対し、予防医療の段階から人生の最後まで寄り添うことが出来る食品ブランド「Me TIME FOODS」の開発を昨年から進めてまいりました。

今年3月には、世界初(*1)のシニア向け完全栄養食(*2)ブランド「Me ICE」を販売開始。アイスクリームという嗜好性の高さと摂食・嚥下に考慮した食体験の良さ、高い栄養配合を評価していただき、新潟県内の介護福祉事業所や調剤薬局を中心に導入をいただいております。また、在宅介護世帯へのアプローチも行っており、Amazonではカテゴリ別売れ筋ランキング1位を獲得、多くのお客様からご好評をいただいております。ブランドの成長を促進し、より良い食体験を提供することで社会に変革をもたらしてまいります。

*1栄養素等表示基準値に基づきKcalあたりの基準値を100%とした際の充足率を満たす。
*2 シニアに特化させた完全栄養食は世界初の試み。世界における「高齢者特化の完全栄養食」調査期間2023/1〜2024/10。

【資金調達の目的】

1stプロダクトであるシニア向け完全栄養食「MeICE」の販売を経て、被介護者を始めとして、そのご家族、支援者の皆さまからも評価とご声援を受け、更なる事業拡大の機会を感じることができました。今後、以下の活動に対し事業投資を行ってまいりたいと考えております。

  • Me TIME FOODSブランドとしてのSKU拡大

  • 新潟市内の製造拠点となるハイブリッド工場の設置

  • モール型EC及び自社ECの強化

  • CXO候補、専門職人材の採用 etc.

【ラコスが創り上げる社会】

日本は超高齢社会を迎え、課題先進国として注目されています。中でも私たちが着目したのは、食事が摂取できない被介護者が流動食やドリンク栄養剤、経管栄養など非常に低い食体験を余儀なくされるという課題です。

しかしながら、日本の食品加工技術は素晴らしく、フードテックと融合することで、このような方々であっても美味しさ、楽しさと健康的な食体験は両立できると考えています。

「活きるために食の選択肢を捨てざるを得ない世界」を「人生の最後まで自分の意思で食を楽しめる世界」へ。この変革を日本から巻き起こし、超高齢社会時代の食のリーディングカンパニーとしてグローバルに波及させてまいります。

【代表者メッセージ】

◆株式会社LacuS
 代表取締役 古津瑛陸

今回ラウンドでは、VC、CVC、エンジェルなど多様な背景を持つ投資家の方々にご支援をいただきました。「超高齢社会に伴って顕在化した被介護者の食体験の低さ」という国内喫緊の課題に対し、共感をしていただきましたこと、大変感謝しております。

本事業は、私の曽祖母が原点でした。大好きなお寿司が食べられなくなり、身体レベルと共に低下する食体験を目の当たりにしたことが始まりです。皆さんのご家族、大切な方々に、人生の最期まで寄り添えるフードテックブランド「Me TIME FOODS」を日本、そして世界に届けられるよう全力で取り組んでまいります。

【投資家メッセージ】

◆株式会社ケップルキャピタル
 プリンシパル 多田 摩耶 氏

古津さんの人を巻き込みつつ前進していく実行力が素晴らしく、出資することができ嬉しく思います!

思うように食べることができない人は高齢者を中心に多くおられますが、Me ICEは経口喫食が難しくなった方でも喜ばれるとのことで、高齢者に向き合う管理栄養士の方からも高い評価を受けています。

同社の提供する「心にも身体にも嬉しい食体験」は、人がその一生を最後まで走り抜ける活力となり、今後の超高齢社会に大きなインパクトを持つと期待しています!

◆Future Food Fund株式会社
 ファンドマネージャー 村田 靖雄 氏

古津さんは、開志専門職大学発1号ベンチャーとして起業しています。縁は、私たちがJR東日本さん、オレンジページさん、CAMPFIREさんと共催する「K,D,C,,, Food Challenge」イベントにエントリーされたことなのですが、当日、病気でピッチに来られず、良い商品であるものの、オンライン参加なことも一因で優勝できず残念だったのが印象的です。(投資検討はその後ゆっくりとお話ししたことがきっかけでした)LacuSは、アイスクリームを使って嚥下食を作ったということで、非常に面白いアイデアだなと思っています。

当社で言うとシダックスのような市場でも使えますし、日本ではユーザーが増える市場だと考えます。当社でもヘルスケア事業をやっていますが、病気等が原因ではあっても、最終的には食べることが出来ず亡くなっていく人が多いので、そんな状況になっても豊かな食生活が送れる商品を作ってくれることを期待しています。

◆キヤノンマーケティングジャパン株式会社
 R&B推進センター所長 石田 直也 氏

キヤノンマーケティングジャパンとして新たな取り組みとなる「食」領域に、LacuS社と挑戦できることを大変嬉しく思います。同社の完全栄養食アイス「MeICE」は、誤嚥リスクが少ないながらも食べ応えや栄養補給など、従来の製品では解決しきれなかった高齢者の食ストレスを解消し、Well Beingを向上できる可能性を感じています。

またLacuS社のプロダクトや技術力への魅力は勿論、古津CEOが持つ行動力や熱量に感銘を受け、今回ラウンドに参画させていただきました。

この度のCanon Marketing Japan MIRAI Fundからの出資を通じて、LacuS社と我々のアセットを掛け合わせ、共に想像を超える未来を切り拓いていきたいと思います。

◆グローバル・ブレイン株式会社
 General Partner 木塚 健太 氏

LacuS社は「新しい食生活の形成から、包括的社会を実現する」というミッションを掲げ、高齢者向けの完全栄養食による高い食体験の提供を通じて、日本の高齢者を取り巻く社会課題の解決に取り組んでいます。

設立から約2年半ではありますが、介護事業所向けに豊富な有償導入実績を有するほか、24年春には第一弾商品である完全栄養食アイスのブランド『Me ICE』をECサイトおよび実店舗で展開し、市場からも高い人気を得ています。

グローバル・ブレインはLacuS社のビジョンや優秀な経営者、魅力的なプロダクトや市場の成長性を高く評価しており、キヤノンマーケティングジャパン社とも連携しながら密に支援してまいります。

◆医師、ヘルステックプロモーター

 医療法人向生會理事長 上田 悠理 氏

医師として、高齢者の在宅医療に日々取り組んでいる中で、「人生の最期まで、おいしく食べたい・食べてほしい」はご本人、ご家族にとってとても切実な願いです。

「あと一口でいい、もう少し食べてくれたら…」と歯がゆい思いをしたことは枚挙に暇がありません。このペインを解決する、「食」をサポートするLacuS社を今回応援できることを大変光栄に思っております。

同社の完全栄養食アイス「MeICE」が実現する、おいしいからつながるいのち、そしてその先の幸せにコミットする古津CEOの熱意とスピード感、そして高齢先進国日本から、グローバルに飛躍できる可能性のあるLacuS社が魅せる世界観を、共に開拓していきたいと思います。

【採用情報】

弊社では、将来のグローバル課題に対し、挑戦をする創業期メンバーを募集しております。複数のポジション(CxO候補、マーケティング職、セールス職、研究開発職)にて採用強化しておりますので、以下のURLをご確認の上、カジュアル面談の予約をお願いいたします。

採用情報はこちら

https://lacus.notion.site/LacuS-8c83352bb0c5407a869be65e00f39fb3?pvs=4

今、あなたにオススメ