2024年10月31日(金)に、石川県七尾市中心部の一本杉通り商店街の仮設店舗にある「中央茶廊」にて「お互いさまチケット」が導入されます。
特定非営利活動法人チームふくしまのプレスリリース
NPO法人チームふくしま(福島県福島市 理事⻑:半⽥真仁)は、東⽇本⼤震災後、ひまわりを栽培して絆づくりを広めた阪神淡路⼤震災後の神⼾の活動を知り、2011年5月から「福島ひまわり⾥親プロジェクト」を主な事業として取り組み、現在では日本全国60万人以上の方にご参加いただいております。
※福島ひまわり里親プロジェクトについてはこちら
https://www.sunflower-fukushima.com
福島ひまわり里親プロジェクトを2011年5月より継続して活動させていただく中で、石川県七尾市にて全壊の被害に遭われた中央茶廊とご縁が生まれました。
このたび、弊法人で行わせていただいている、福島県がお互いさまで溢れた街となることを目指し、「お互いさまチケット」の普及事業「お互いさまの街ふくしま」に賛同してくださいました。
飲食時に使用できる「お互いさまチケット」を、10月31日(木)より導入されることになりましたので、ご案内いたします。
中央茶廊で購入したお互いさまチケットは誰でも自由に利用することができます。
「お互いさまチケット」を利用することで、飲食代からチケットに記載されている金額分割引される仕組みです。
「お互いさまチケット」には、恩を受け取ったら別な誰かへ恩を送ってほしい、という願いが込められています。
中央茶廊は能登半島地震により店舗は全壊の被害に遭われました。しかし、「不運だけど決して不幸ではない」と信じて復興に向け歩まれており、現在は仮設店舗にて営業を再開され地元の皆様に幸せを提供されています。石川県七尾市で「困ったときはお互いさま」の恩送りの輪が広まっていきます。ぜひとも各地域をはじめ⽇本中の皆様に活動を知っていただきたいです。
-
概要
〈開催⽇時〉
2024年10⽉31⽇(木)
〈会場〉
中央茶廊
石川県七尾市一本杉町85
〈主催〉
中央茶廊
お互いさまチケットの設置の様子
-
「お互いさまの街 ふくしま」とは
弊法⼈の副理事⻑を務め、東⽇本⼤震災以前から福島の経営者として福島や⽇本のために尽⼒してきた 亡き同志の「吉成洋拍」が⽣前⾏っていた取り組みの総称です。
「お互いさまチケット」はその取り組みの⼀つです。 この仕組みを導⼊している店舗では、⾒知らぬ誰 かの為にチケットを購⼊することで、チケットを利⽤する⽅が無料で⾷事をしたり、サービスを受けたりできる仕組みです。福島県内が「困ったときはお互いさま」の気持ちで溢れてほしい、という想いから始まった取り組みで、県内100店舗の導⼊を⽬指しています。
お互いさまチケットの流れ
-
背景
東日本大震災当時小学2年生の少女 柑本明里さんが、福島県二本松市から福井県鯖江市に親族で避難され、立待小学校に転校、福島ひまわり里親プロジェクトに参加されました。
参加する中で、震災や福島に対する思いを立待小学校の児童が詩に表現したものをまとめた「助け合い、つながり合うことの大切さ」を伝える歌「ひまわり」が誕生しました。
能登半島地震が発生したことを受け、「北陸の応援してくださった皆様に恩送りしたい」と当時教員だった岩堀美雪さんに相談されたところから、得意のお菓子作りを活かした恩送りプロジェクトがうまれました。
柑本さんは、ひまわりクッキーのレシピを考案し、福島県伊達市にある福祉作業所「工房もものたね」にて製造していただき、全国の参加者より福島へと繋がって搾油されたひまわり油入りのヴィーガンクッキーを通じた能登応援活動を行わせていただきました。
能登半島地震の災害支援金を2024年1月4日より募集させていただき、ご寄付いただいた支援金を活用してひまわりクッキーを通じた支援活動も行わせていただきました。
2024年3月8日(金)に、柑本さんより喫茶店「中央茶廊」の店主の窪丈雄さんにひまわりクッキーをお渡しされ、コーヒーと一緒に提供されました。訪れたお客様は中央茶廊のコーヒーをより味わえ、絆を感じられるほっと息つけられる時間となりました。
柑本さんより窪さんにひまわり能登応援クッキーお渡し 中日新聞 2024年3月10日掲載記事
-
中央茶廊について
石川県七尾市にある中央茶廊は、1953年に創業され、2023年で創業70周年を迎えた能登半島・七尾市で一番古くから営業されている喫茶店になります。
店主の窪丈雄さんは、「コーヒーが美味しい喫茶店にしたい」という想いでコーヒーについて学ばれ、コーヒーに関する資格を取得、喫茶店には珍しい焙煎機も導入され、新鮮で美味しいコーヒーを提供されています。
また、映画「君は放課後インソムニア」の舞台となったことからも話題となり、ファンの皆様の憩いの場所にもなっています。
能登半島地震の影響を受け、店舗が全壊されましたが、店主の窪丈雄さんは「不運だけど決して不幸ではない」と現在店舗の復興に向けて歩まれており、七尾市中心部の一本杉通り商店街の
仮設店舗にて営業再開されています。また、復興に向けてクラウドファンディングも実施されていました。
能登スタイル 暮らしと人 掲載記事「この豆に、この街に、こだわりあり。「中央茶廊 窪丈雄さん」
中央茶廊の店舗の状況
中央茶廊の店主 窪丈雄様の背景
-
NPO法人チームふくしまについて
「For you For Japan」(あなたのためになることが⽇本のためになる)
「For you For next」(あなたのためになることが次世代のためになる)
の理念のもと、私たちは以下のような活動を⾏っています。
1.ひまわりで全国と福島の絆を深める「福島ひまわり⾥親プロジェクト」。2011年5⽉から開始し、全国累計約 60万⼈が参加した復興⽀援事業
2.福島県内のひとり親家庭や経済的に困窮している⼦育て世帯を⽀援する⽬的として、2022年2⽉開始した子育て支援事業「コミュニティフリッジひまわり」
3.「困ったときはお互いさま」の気持ちで⽀え合える社会を実現するため、「お互いさまチケット」を普及させる「お互いさまの街ふくしま」
・福島ひまわり⾥親プロジェクト https://www.sunflower-fukushima.com
・コミュニティフリッジひまわり https://himawari-cf.org
・お互いさまの街ふくしま https://sites.google.com/view/otagai-sama